サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 担当さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

担当さんのレビュー一覧

投稿者:担当

1 件中 1 件~ 1 件を表示

編集者コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あのタイモン・スクリーチ松平定信?という、意外性にみちた本です。現在の築地市場のある場所には寛政期、定信の造園した広大な庭園、浴恩園がありました。松平定信には、特異な蒐集・複製・ミニチュア化の感覚があり、この浴恩園をはじめとする定信の5つの庭園には定信の文化哲学が凝縮されています。
松平定信といえば「寛政の改革」、「倹約・カタブツ・つまらない人物」という日本人の固定観念に対し、気鋭のジャパノロジスト、タイモン・スクリーチは、視覚文化論の手法でまったく新しい松平定信像を提示します。それは、(1)「白河の関」という境界の地の藩主となったマージナル・マン。(2)ミニチュア化・複製化という屈折した回路をもつ奇妙な蒐集家・庭園家。(3)消失した京都復興にあたって「日本の原像=京都の街並み」という21世紀にいたるまで日本人が持ち続けているセルフ・イメージを捏造した男。
という捉えがたい人物像。そこから導き出されるのは、「寛政の改革は経済改革ではなく、イメージの改革だった!」というヴィジュアル・ヒストリーならではの新視点です。田沼バブルの粛清、大惨事続発、諸外国の接近に揺れ動きはじめた日本に、「日本像」の確立というヴィジュアル戦略で挑んだ定信支配を読み解かれる刺激的論考!高山宏先生の名訳で一気に読ませます。
<目次>
◆第一章 松平定信と内憂ディレンマ
老中首座の男/守る定信/見る定信/集める定信/定信メディア
◆第二章 解体のメタフォリックス
大江戸アポカリプス/定信アストロノミー/家治、天に嘉されず/迷惑なる御時世
◆第三章 図像管理する王権
非在の図像学/欧羅巴事情/天下を図像化する/正確と浮薄と/京師再建と京都浮上/遺恨のイコン
◆第四章 応挙、「新意」に走る
「まこと」と「とりしまり」/応挙、様式自在無碍/隠されている色彩学
◆第五章 中心と周縁
愛庭の中の辺土/京の中の陸奥/大江戸桃源郷/「白河」は奇妙なサイコロジー/新しき「外」/空気ポンプ、気密で機密/天下巡検と真景絵画/観光とパノラミック/復古定信、うじうじせず/定信、紙上に至情/ストリート・オルガンの音、江戸に響かず/橋が端、定めが定信

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示