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光文社文芸編集部さんのレビュー一覧

投稿者:光文社文芸編集部

合鍵の森

2001/11/30 15:46

編集者コメント

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末永直海氏は、1996年、キャバレーを舞台に描いたノンフィクション『薔薇の鬼ごっこ』で第三回蓮如賞を受賞して作家デビュー、人間に注ぐまなざしの確かさと、魅力的な登場人物で人気を得ました。

アングラ女優・ホステス・巡業歌手・漫画家小林よしのりの秘書(ピャーポの名でたびたび『ゴーマニズム宣言』にも登場しました)などの豊富な人生と恋愛の体験をもとに、その後も意欲的に創作活動を続けています。

『合鍵の森』は、そのデビュー作『薔薇の鬼ごっこ』のアナザーストーリーともいうべき恋愛長編。
グランドキャバレー「赤羽ファンタジー」を舞台に、いくつになっても少女をやめられない女・螢をめぐって、どこまでも残酷でやさしくなれる、矛盾する男と女の姿を描いた、著者渾身の一作です。

著者自身も、主人公・螢とおなじく、水商売を転々とし、一年余りキャバレー勤めをしていました。
人はなぜ、酒(恋)に呑まれたがるのか。
なぜ、矛盾を愛することができるのか。
作家・末永直海なりの回答を、物語という形で完成させた——それがこの『合鍵の森』です。

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