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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

高尾さんのレビュー一覧

投稿者:高尾

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著者コメント

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近年、企業などでは、組織(経営者や管理者)の側から自発的な行動や主体的な意思決定などが求められるようになっています。しかし、そうしたリクエストに対して違和感や戸惑いを感じることも少なくありません。本書では、社会システム論を援用して、そうした違和感の源泉にあるパラドクスを検討するとともに、自発性発揮という観点からこれからの組織−個人間関係の理論モデルを提示しています。
 実践にすぐに役立つインプリケーションは示されていませんが、組織と個人の関係について掘り下げて考えてみたい方に読んでいただければ、さらに深く考えていくための何らかのヒントは見つけていただけると思います。

目次
序章 組織における自発性発揮
第1章 自発性発揮と組織コンテクスト
第2章 規範的組織モデルの組織コンテクスト編成
第3章 日本型組織の組織コンテクスト編成
第4章 情報技術の日本型組織コンテクストへの影響
第5章 自発性発揮のための組織−個人間関係
第1章補論 組織的選択をめぐる困難

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編集者コメント

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 小学校で6年生の担任をしていた友人から、子どもたちによる様々な出来事や、お母さんたちの様子など生々しい話を聞く機会があり、そこで軽い衝撃を受けたのが本書を企画した一番のきっかけです。
 精神障害者の移送(拘束などはせず対面説得だけで患者さんを医療につなぐ仕事)をこれまでに700件以上も行ってきた著者によれば、現代の子どもたちのライフスタイルに決定的に欠けているモノがあるといいます。それは「食」「眠」「性」という3大欲求と、「家族愛」「友人愛」「異性愛」という3つの「愛」のバランスだそうです。
 目の前に現れたトラブルのインパクトにばかり心をとらわれてアタフタせず、お母さんは“こうした成長の基盤となる諸条件がわが子にちゃんと満たされているかどうか”を考えてあげましょう、というのが本書の大きなテーマとなっています。
 著者は心理学者でもなければ精神科医でもありません。しかし、そうした専門家にはわからない多くのモノをその目でイヤと言うほど見てきた人物です。それは一軒一軒異なる「家」の内部であり、異様な雰囲気を漂わせる「子ども部屋」であり、隠しきれない普段の親と子の関係性といったものです。
 押川氏は、自分の目で見、言葉を交わし、心を通わせ合ったことの中からしか、自分の信じる結論は口にしない行動の人。本書に書かれている「70の処方箋」は、彼が日々の現場で流してきた血と汗の結晶なのです。
 読み進まれる間には、ときに「大胆なことを言うな」と感じられる箇所もあるかと思います。しかし、そういう内容に限って心のどこかで不思議と「実際そうかもなぁ」と納得しているご自分を発見されることになるはずです。そうした説得力はどこから生まれてくるのか。それは押川氏が相談者であるお母さんたちの不安に、常に「具体的な答え」を出そうと真摯に心を砕いてきたからこそなのです。
 本当に子どものことを考えて対処する「答え」とは、必ずしも綺麗事ではすまなかったりするのですね。そのあたりのことは、私などよりお母さん方のほうがよっぽどわかっていらっしゃるに違いありません。
 ひとりでも多くのお母さんたちに本書をご一読いただき、ぜひご感想やご意見を頂戴したいと思っております。どうかよろしくご愛顧ください。
 

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