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伊藤 和良さんのレビュー一覧

投稿者:伊藤 和良

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著者コメント

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 日本では今、スウェーデンに熱い視線が注がれています。バブル経済の崩壊に伴う金融不安を克服し、スウェーデンはIT産業を核として力強い発展を続けているとマスコミは絶賛しています。
 つい最近まで「福祉社会は経済に弱い」とされ、過剰福祉から生まれた悪平等がはびこり、公的機関の肥大化による官僚主義の弊害など非効率な「スウェーデン・モデル」は危機にあると喧伝されてきました。どうやら、これまでのうわべだけのスウェーデン紹介では心もとないようです。そこで私は、オイルショックによる造船業の壊滅的な打撃から、サイエンスパークを中心とした新たなまちづくりへと向かうヨーテボリ市のウォーターフロント地区ノラエルブストランデンを取り上げ、その歴史と現況を描くとともに懐疑的な目でもう一度この地区を見ていく必要があると考えました。というのは、光には必ず影が生まれます。スウェーデン経済もグローバルな世界経済とは無縁のものではないはずです。スウェーデンのめざす「人間のための都市づくり」といえども、経済的合理性や効率性などを重視しなければいずれ困難な壁に突き当たります。再開発、都市再生の試みは、規制緩和や巨大な公共投資を集中させることで地域に住む人々の生活とは無縁な瀟洒で無機質な空間をつくり上げてしまうことが多々あります。
 造船不況の後、二五年間にわたってこの地域はどのような変遷をとげたのでしょうか。何がその変化をもたらし、誰がそれを先導したのでしょうか。そして、再開発は市民を幸せにしたのでしょうか。ノラアルブストランデン地区発展の道筋が、日本での課題とも関係していることに気づきます。人間のための都市再生、新たな産業の振興など、これまであまり紹介されたことのないもう一つのスウェーデンがここにあります。是非、本書を手にとってみてください。

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