前田 大輔さんのレビュー一覧
投稿者:前田 大輔
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2004/09/16 16:20
あなたは、部下に嘘をつかれたことがありますか?
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この本には、よきビジネスリーダーとして、尊敬され、愛され、自立して生きていくために必要な考え方が書かれています。
仕事でも家庭でも、よきリーダーとして行動し、幸せに生きるために必要なものは地位であったり、お金であったり、信頼してくれる人間関係であったり、家族であるかもしれません。
でも私は、二つのことを強調したいと思います。
一つは「愛の技術」、もう一つは「目的の設定(経営哲学)」です。
「愛は技術なの?」と驚かれたかもしれません。
そう、愛は「技術」なのです。技術だから学んで練習し、上達することができるのです。
愛の技術を身につけると、「思いやりのある人」と同じような行動ができます。
誰だって、思いやりのない冷たい上司より、思いやりがあってあたたかい上司について行きたくなるものです。
部下を思いやれる上司になると、部下は嘘をつく必要がなくなります。
嘘というのは、「何とかわかってもらおうとする工夫」です。そのまま言ったら怒られると思うから、形を変えて伝えようとしているのです。
部下の言うことを、受け止めて理解していないから、嘘をつかれてしまうのです。嘘をつく社員が多い会社は、社長や上司がすぐに社員の意見やアイデアを否定したり、批判ばかりしているはずです。誰だって、自分にやさしくしてくれて、偽りのない素直な気持ちを、ありのままに理解してくれる人には、嘘をつく必要がありません。
ではどうやって「愛の技術」を身につければいいのでしょう……本書ではそれをじっくりと解説しました。
もう一つ、ビジネスを運営し展開する上で大切なことは、「目的の設定(経営哲学)」です。
なぜ会社を立ち上げたのか、なんのために店をオープンしたのか……最初は明確な目標を持って理想に燃えていても、会社組織が大きくなるにつれて、つい経営の目標やその本質を忘れがちです。
そして目的がぼやけてくると、おかしな商品を作ったり、会社のポリシーに合わない人を雇ったりと、いろいろと問題が出てくることになってしまうのです。
逆に経営の本質がしっかりしていれば、「マニュアル」をうまく取り入れて、格段に効率のよい経営をすることが可能になります。
「マニュアルに頼るからだめなんだ」などという的はずれな意見もありますが、本質さえしっかりしていれば、マニュアルというものは非常に役に立つのです。
本物のマニュアルが、どれほど目的を達成するために効果的な手段かということも説明してあります。
本書は心理学的な根拠を踏まえて、よきリーダー・上司になるために必要な判断や行動ができるように書き下ろしました。
どうぞみなさんも、「俺たちの社長は世界一だ!」と言われたり、「私の会社は世界で一番働きやすいの」と思われるような経営を実現してください。
そしていち家庭人としても、社会人としても、幸せな人生を実現してください。
たった一度の人生です。楽しくいっぱい儲けて幸せになりましょう。
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