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ひろさんさんのレビュー一覧

投稿者:ひろさん

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 著者は、かってボーボワールが「第二の性」と言った女性の、現代日本における「受難」と「癒し」について、長年の実践経験に基づいて記している。
 文章は「ひら場」で語りかけるような優しさに満ち、具体的な事例提示が読者の胸を打つ。事例とは、社会的に自立した女性の母親や父親との葛藤と鬱、摂食障害(過食・おう吐)、男性に尽くしすぎ自分を見失うひと、AC(アダルト・チルドレン)、DV被害者、セクハラ被害者など。
 文章はやさしいが、個々の事例を通じて豊富な文献紹介と、偏ることのない心理療法、グループワーク及びケースワークの具体的やり方を述べている。
 さらに、女性のこころの苦しみとさまざまな症状は、近代史の社会家族制度下の女性の受難・受苦に根ざしていることを立証している。癒しは、このような認識を有する女性専門家だけによるのでなく、受苦を経て前進しようとする自助グループにおける協働作業においてなされることが、強調される。
 ひそかに悩んでいる女性は、自分さがしに役立ち、保健・福祉に携わるひとびとは、21世紀の男女あり方についてしみじみと啓発されるであろう。 

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