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点子さんのレビュー一覧

投稿者:点子

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紙の本チャボのオッカサン

2000/07/09 15:19

絵を読む絵本!

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 若い夫婦が助けたチャボはなんと義理がたい?! 毎日卵を産みに出かけてきて、それから?それから?...お話はいたって単純、そうに進むのですが、「でもお話は終わらなかったんです」がなんと3回も繰り返されて、最後にはちゃんと終わったか?というと?これまた別のお話もありそうで、とにかく文句なしに、愉快な気分にさせられてしまう絵本なのです。

作者のボブ・グラハムはオーストラリアのシドニー生まれ、『ジョンくんのえほん』(評論社刊)など、ひとりでお話もつくり、絵も描くというタイプの作家です。コマ絵ふうに展開するしゃれた線と色づかい、というと、「タンタン」や「さむがりやのサンタ」を思い浮かべる人もいらっしゃるでしょうか。大きい版型はそのためにあるといった感じで、大小メリハリのある絵がゆったりと進んでいきます。

絵本の醍醐味は「絵を読む」こと!そもそもチャボはどうして湖に落っこちたのか?グラハムはちゃんと中扉の絵でそれを語っていますし、この家族のその後は?というと最後の見返しで一部をまたちゃんと語っていて、彼らの暮らし振りが大きく変わっていないことにホッとさせられたりして……大人が子どもに読んであげるときに一緒に話し合える場所も用意してくれています。

 ストーリーに関係なく見えてくるのがこの家族の暮らし振り。夫婦に幼い女の子ひとりとブルーノというでっかい犬1匹。でもママのお腹の中には赤ちゃんがいて、(ママがおふろに入っている様子なんか笑えちゃう)いずれ男の子が加わることになります。パパは長髪を後ろで結んで、イヤリングの人。何で暮らしを立てているのかはわからないけれど、赤ちゃんのための編物もするし、アイロンかけもする器用でやさしい人……グラハムさんご自身かしらん?

 東京に住む大人の一人としては、こんな暮らしは、夢のようにうらやましい限り。
チャボも犬も人間も同じ目線(?)で生きていて、それぞれがそれぞれのやりかたで認め合っていて、そして背景には、町に接した大きな自然が存在しているはずだから、です。

(点子/図書館の学校)

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