依田さんのレビュー一覧
投稿者:依田
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2003/08/01 06:15
編集者コメント
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最近では「クリティカルシンキング」や「ロジカルシンキング」に関する類書は数多く存在していますが、それらと比較して、本書には3つの特徴があります。
◆特徴1:従来の演繹・帰納を用いない議論評価モデルの採用
→これは「演繹・帰納」という枠組みが、論理思考の足かせになることさえあるという理由からです。演繹・帰納という枠組みがなくても論理的に考えることは可能です。本書の議論評価の枠組みとしては、より使える実践的な論理学である非形式論理学に依拠しています。
◆特徴2:意思決定の実践モデルを示している
→単に議論評価のみにとどまっていては、学んだこと(議論評価)と実生活で遭遇する状況の間にちょっとしたギャップがあります。迅速かつ正確な判断が求められる現代の社会では、意思決定は非常に重要な能力と言えます。厳密に意思決定を下すフレームワーク(枠組み)を学び、それを現実に落とし込むことで訓練を積めるようになっています。
◆特徴3:英語の練習問題を取り入れている
→ただ英語の部分をとばして読んでも、問題なく論理思考能力をつけることができるようになっています。英語の部分には適宜、日本語訳を掲載していますので、その部分を読んでも論理思考の訓練になりますし、英語の勉強にもなります。
「上司が言っているから〜」「組織の方針だから〜」「今までこういう風にやってきたから〜」という風に物事を受け入れて、考えることをやめていませんか。もしそうだとしたら、あなたは論理的な思考能力を伸ばすチャンスを放棄しています。思考能力を高め物事を改善していくためにも、あえて「反論」を考えましょう。英語に
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