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岸本志帆さんのレビュー一覧

投稿者:岸本志帆

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叫びが聞こえる

2003/12/01 03:15

著者コメント

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フランスで絵の勉強をしていた麻由は、ジャン神父と知り合い、幼児性愛の犠牲となったアンナを救いだす。それから虐待された人の「声無き叫び」がこだまとなって聞こえてしまう。やがて青年実業家橘茂樹と激しい恋に落ちるが、なぜか彼に抱かれるたび耳元で「麻由・・まゆ」と囁く声が、あのアンナの叫びと重なって聞こえるのだ。そして彼には内在する別人格が潜んでいることに気付く。
それはステータスの高い家庭に潜む親のエゴによる「教育」に、主体性を押し潰され、憎しみ・怒り・憎悪が抑圧されたものだった。そして彼女は愛人の存在を知ることになるのだ。「あの女を叩き出してやる!」そう言って、勝負に向かった彼女の言葉「あなたにあの人の叫びがきこえて?」は、真の愛を問う言葉だ。
家柄・ステータス・ブランドといったものに茂樹の母、加奈子も人生を潰された一人だった。脈々と継がれる“ステータス”にしばられる人の心を捕らえて離さない“もの”とは?
社会的多くの問題を小説で解き明かした、4年振り2人めの東洋出版文学賞受賞作品・21世紀のジェーン・エア、と言った人がいる。時代を越えて読み次がれていくエンターテイメント、人の心の奥深くを追求した心理サスペンスである。是非おおくの人に読んで頂きたい。

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