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プチとまとさんのレビュー一覧

投稿者:プチとまと

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ヤマネはねぼすけ?

2000/07/09 15:22

ヤマネの写真が可愛くてたまらない

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 ヤマネは、ネズミ科ヤマネ科の哺乳類。体重はほんの20g程度で、ニワトリの卵の半分以下。人間の手のひらですっぽり包めるほど小さな身体に、くりくりと輝くつぶらな瞳。何とも愛らしい生き物だ。森に住み、日本のヤマネは、天然記念動物として保護されている。
 
 このヤマネ、世界のあちこちで 「ねぼすけだ!」と思われている。

 「不思議の国のアリス」の本の中にも、いつもうとうと眠ってばかりいる「ねむりネズミ」として、ヤマネが登場しているんだ。英語ではドーマウス(「ねむりネズミ」の意)、ドイツ語ではシューベンシュレ−ファー(「よくねむるもの」)、ロシア語ではソーニャ(「ねぼすけ」)。日本でも、ヤマネを漢字で「冬眠鼠」(とうみんネズミ)と書いたりする。
 
 ヤマネは、そんなに眠ってばかりいるのだろうか?

 この本は、大学生の頃からヤマネを研究してきた著者が、和歌山県の山中の小さな小学校の先生になってから、国の許可をもらって、子ども達と一緒にヤマネの生活を調べた貴重な記録。子ども達が、小さな命の重みをしっかり受け止めて、飼育・観察に熱中している。 

 観察しきれなかった野生のヤマネの生態も、素晴らしい写真をふんだんに用いて紹介しているので、この一冊で、ヤマネの生態がよくわかる。

 昼間はほとんど巣箱に入ったまま。外に出しても、眠そうな顔で、じっとしているヤマネ。 

 でも、森に住むヤマネは、夜になると、まるでF1レーサーのように枝から枝へ飛び移り、やわらかくて甘い木の実を食べるんだ。(この時のヤマネの写真がみごと!)。夜行性だから、本当に活動している姿を人間は知らないだけ。「ねぼすけ」だなんてとんでもない・・のかな?

 ヤマネは、いったん冬眠に入ったら、春になるまで体をボールのように丸めて、ずっとずっと眠り続ける。(リスは、冬眠中もときどき目をさまして、食事やトイレをすませるの
にね・・)。冬眠中をむりやりおこすと、目をさますまで50分もかかるというから、やっぱり重度の「ねぼすけ」かなぁ。

 ヤマネの頭の良さを確かめる実験をしたり、飼育箱で生まれたヤマネの赤ちゃん(マッチ棒ほどの身長で、体重は2g!)に細いスポイトでミルクを飲ませて大切に育てたり・・。(子どもの指先にしがみつくヤマネの赤ちゃんの写真が印象的。素敵な写真です)
 
 山の子ども達と一緒に、小さなヤマネの生きるエネルギーを感じとってください。
 
(プチとまと/図書館の学校)

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