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先月(2017年6月)

ササキバラゴウさんのレビュー一覧

投稿者:ササキバラゴウ

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著者コメント

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 本書は、まんが・アニメ・ゲームなどのジャンルに関して、「美少女」と「萌え」という観点から歴史の流れを解説しています。「美少女」というのは、このジャンルで広く流通しているひとつのキャラクター・イメージであり、「萌え」というのはその受容のされ方を指しています。
 歴史を追う観点としてこれらのキーワードを選んだ理由は、本書が最終的には「男性史」として機能することを意図しているからです。
 筆者の考えるところでは、70年代以降のまんが・アニメ・ゲームなどの歴史を考えるとき、「性」の問題は切り離せません。歴史を記述するのに、男性の立場からと女性の立場からとでは、異なった流れが見えてきます。それらは相互にからみ合いつつも、ちがう内容を持っています。本書では、その一方の「男性」という立場を軸足にして、歴史を見ていきます。
 このジャンルでは従来、あまりにも「男性論」が欠如してきました。「少女」や「少女まんが」を熱心に語る男性はたくさんいましたが、そのように「少女」を論じてしまうような「男性」自身は、なぜかほとんど論じる対象となってきませんでした。男性は視線を自分自身には向けずに、異性のありさまを論じるのが好きです。
 それこそが、じつは本書のテーマの根幹に関わる問題です。この本では、「美少女」そのものの歴史ではなく、「美少女に萌えてきた」ことの歴史に目を向けます。そういう意味で、男性の行動の歴史を追います。
 具体的には、1980年前後に生じた「ラブコメブーム」「ロリコンブーム」を大きな時代の転換点ととらえ、その前史としての70年代と、展開史としての80年代以降のありさまを追い、1冊の内容にまとめています。
 私たちが現在接している「おたく系文化」は、どんなふうに生まれ、どのようなプロセスを経て形作られていったのか? そしてそこには、どんな問題が発見できるのか? ——おたく的なムーブメントの端緒となった「宇宙戦艦ヤマト」の放映から30年目にあたる今年、そのことをじっくり考えてみるきっかけとして、本書をお役立ていただければ幸いです。

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