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松浦晋也さんのレビュー一覧

投稿者:松浦晋也

紙の本新幹線をつくった男島秀雄物語

2000/07/09 07:31

20世紀日本を代表する鉄道技術者の生涯を緻密に描く

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 20世紀日本を代表する鉄道技術者、島秀雄の評伝。鉄道マニアはもちろんのこと、技術と社会と関わりについて興味のある方にお薦めだ。
 蒸気機関車D51から新幹線、さらに晩年に関与した宇宙開発まで、島の人生の主題は、急速に進歩した科学技術を社会へどのように適用するかということの連続だった。特に新幹線建設で彼は、新技術をどのように実用的な輸送システムに組み上げるか、また、それをいかにして官僚や政治家の近視眼的な思惑振り切って実現するかという、2つの難関に対して見事な解答を提示したと言えるだろう。
 本書は島の死後、遺族が公開した日記や写真などを駆使して、日本の鉄道技術の根幹に関わり続けた技術者の生涯を、緻密かつコンパクトにまとめている。大きめの文章下段の余白に写真と脚注を配置するレイアウトは、理解しやすく、また写真点数を増やすという意味でも効果的だ。

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著者コメント「事実に基づき、自分の頭で考えよう」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書の目的は、日本がこの先どのようにして有人宇宙活動を行うかを、多くの人に考えてもらうということです。そのためは、先入観も誤解も排した、きちんとした事実を知る必要があります。
 私は、「ふじ」のようなカプセル型有人宇宙船を支持していますが、本書では「ふじ」の説明と同等以上に、読者の方々が自分の頭で考えるための基礎的なデータをコンパクトにまとめることに力を注ぎました。

 それと同時に強調したいのは、「自分の手を動かして物事を達成することの貴重さ」です。批評は誰にでも(それこそ私にでも)できます。本当に大切なのは自分の頭で考え、自分の手を動かし、失敗は自分の身を持って受け止めて経験を積み、物事をなしとげることです。

 糸川英夫が最初のペンシルロケットを発射したのは1955年でした。そして最初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げは1970年で、15年かかりました。
 宇宙開発事業団が、最初のシャトル搭乗宇宙飛行士3人を選抜したのは1985年でした。それから18年、今年2月のコロンビア事故以降シャトルの運航は止まっています。また、日本は今後10年以上の有人活動をシャトルに頼ろうとしています。

 私は、そろそろ浮き輪をはずして自分で泳ぎを覚える時期だと感じています。本書を読んだ後、あなたはどんな意見を持つでしょうか。

「われらの有人宇宙船」刊行記念
 有人宇宙船 「ふじ」 壁紙集
http://www.shokabo.co.jp/author/8758/
『われらの有人宇宙船』に掲載した図版をアレンジして作成した、有人宇宙船「ふじ」のオリジナル壁紙です。ダウンロードして、パソコンのデスクトップの背景としてご利用ください。

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宇宙計画の生臭い実態を描ききった傑作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ロシアの宇宙ステーション「ミール」に搭乗したアメリカ人宇宙飛行士の記録。宇宙開発に興味のある読者のみならず、広く文化全般に関心のある方にお勧めできる本だ。
 地上約400kmの軌道を周回する「ミール」を巡って展開するのは、2つの生活習慣、2つの技術システム、2つの官僚機構のいがみ合い——つまるところ2つのアメリカとロシアという2つの文化の全面的な衝突である。その矢面に立たされたのは、狭いミールの中で異人種と鼻面つきあわせて4ヶ月以上を過ごす宇宙飛行士達だった。特
に、船内火災という危機的な状況に直面したNASAのリネンガー飛行士を描く部分は、リネンガーのエキセントリックな性格とあいまって、「事実は小説より奇なり」を実感させてくれる。
 多少、受けを狙ってきつめの形容を多用したか、と思わせる部分も見あたるが、終了間もない宇宙計画の生臭い実態を、内部事情も含めて描ききったことを評価したい。

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宇宙計画の生臭い実態を描ききった傑作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ロシアの宇宙ステーション「ミール」に搭乗したアメリカ人宇宙飛行士の記録。宇宙開発に興味のある読者のみならず、広く文化全般に関心のある方にお勧めできる本だ。
 地上約400kmの軌道を周回する「ミール」を巡って展開するのは、2つの生活習慣、2つの技術システム、2つの官僚機構のいがみ合い——つまるところ2つのアメリカとロシアという2つの文化の全面的な衝突である。その矢面に立たされたのは、狭いミールの中で異人種と鼻面つきあわせて4ヶ月以上を過ごす宇宙飛行士達だった。特
に、船内火災という危機的な状況に直面したNASAのリネンガー飛行士を描く部分は、リネンガーのエキセントリックな性格とあいまって、「事実は小説より奇なり」を実感させてくれる。
 多少、受けを狙ってきつめの形容を多用したか、と思わせる部分も見あたるが、終了間もない宇宙計画の生臭い実態を、内部事情も含めて描ききったことを評価したい。

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