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先月(2017年4月)

菊池誠さんのレビュー一覧

投稿者:菊池誠

2 件中 1 件~ 2 件を表示

ワトスンという傑出した科学者の人物像を描き出す

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 ワトソンとクリックというふたりの科学者がDNA分子の二重らせん構造が発見したとき、その後の分子生物学の方向が決定づけられた。本書はその業績によってノーベル賞を受賞したジェームス・ワトソンの伝記である。といっても、ヒトゲノム計画の推進者としても知られるワトソン、まだまだ現役である。決して過去の人ではないのだ。
 本書の前半では、生い立ちから二重らせんの発見までが描かれる。後半は、コールド・スプリング・ハーバー研究所の所長として、財政難で傾きかけていた研究所を立て直し、世界有数の研究所に育てあげてゆく物語となる。二重らせん発見から半世紀近く経った今、むしろ後半のほうが面白いかもしれない。
 著者の主眼はワトスンという傑出した科学者の人物像にあり、科学的な記述は控え目に抑えられている。その分、コンパクトで読みやすい。特に科学を志す高校生にすすめたい。ワトスン自身の筆になる古典的名著『二重らせん』も忘れずに。

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アインシュタインの“宇宙的宗教”観がわかる

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 ここには詩人で神秘主義者である著者がアルベルト・アインシュタインと交わした対話が収められている。対話は、第二次大戦前夜のナチスが台頭しつつあったドイツから一九五四年のアメリカまで、時と場所を移しつつ五回にわたって行われ、平和主義者そして博愛主義者としてのアインシュタインを知る上で貴重な記録となっている。
 “神を語る”という邦題ではあるが、ここでの“神”とはキリスト教のそれではないし、現世利益や死後の世界を唱えるあらゆる宗教と無縁なものだ。宇宙が合理的な法則に従っていることをよりどころとして生きる。それがアインシュタインの“宇宙的宗教”なのである。著者が時折持ち出す神秘主義にも、アインシュタインはあくまで理性を信じる立場で対応する。
 “神の国”発言に象徴されるような国家主義的・国粋主義的な宗教観が臆面もなく語られてしまう、そういった危うさに満ちた今の日本だからこそ、多くの人に読んでもらいたい。

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