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先月(2017年8月)

中村融さんのレビュー一覧

投稿者:中村融

2 件中 1 件~ 2 件を表示

凶獣リヴァイアサン 上

2003/05/09 19:59

訳者コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 殺しても死なない殺人鬼といえば、『13日の金曜日』のジェイソンをはじめとして、スプラッタ・ホラーには欠かせない存在だが、ホッケー・マスクの怪人のかわりに、ゴジラが追いかけてきたとしたら? この冗談のようなアイデアを大まじめに長篇小説に仕立てた例がある。本書『凶獣リヴァイアサン』がそれだ。
 本書に登場するのは、直立二足歩行して、口から火を吐く体長十五メートルの怪獣。これがなんべん殺されても、そのたびに生き返ってくるのだから、まさにゴジラのジェイソン状態。しかもその怪獣が、善と悪の覇権をかけて、身長二メートルの北欧戦士と一騎打ちをするのだから、英雄神話風のファンタシーかと思うとさにあらず。問題の怪獣は遺伝子工学の産物で、舞台は現代。したがって、怪獣は銃弾とロケット弾を無数に浴び、何度となく高圧電流でふっとばされる。原書の裏表紙に「『ベーオウルフ』と『ジュラシック・パーク』の伝統の融合」と書いてあり、読む前はなんのこっちゃと思うのだが、まさにそのとおりの内容だ。
 もちろん、テクノロジーの暴走を描いたフランケンシュタイン・テーマの作品として読んでも面白いし、わが国の大石英司氏が手がけているような正攻法のモンスター小説としても高い評価をあたえられる。要するに、本書は世にも珍しいSFホラー・ミリタリー・アクション・ヒロイック・ファンタシー(?)なのである。

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編者コメント

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 この前ある人が「映画『スパイダーマン』のようなヒロイック・ファンタシー」と書いているのを見かけた。なるほど、ヒーローが出てくる非現実的な話だから、ヒロイック・ファンタシーというわけだろう。
 だが、ちょっと待ってほしい。ヒロイック・ファンタシーとは、本来ある特殊な様式の小説をさす言葉だったのだ。すなわち、英雄、美女、盗賊、魔術師がいり乱れ、亡霊、怪物、悪鬼、死神が跳梁跋扈する波瀾万丈の冒険物語だ。別名を〈剣と魔法〉というように、勇猛な剣士と邪悪な魔術師の戦いが、その中心テーマなのである。
 この原点に立ち返り、ヒロイック・ファンタシーの世界を概観できるようにしたのが本書だ。ジャンルを代表する作家の作品を年代順にならべ、その歴史を通観できる仕組みになっている。ロード・ダンセイニの先駆的な神話的英雄譚、ジャンルの代名詞であるR・E・ハワードの《コナン》シリーズ第一作、ジャンルの革新者マイクル・ムアコックの《エルリック》シリーズ本邦初訳作品など全八篇。絢爛豪華な〈剣と魔法〉の世界を堪能されたい。

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