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桜井哲夫さんのレビュー一覧

投稿者:桜井哲夫

2 件中 1 件~ 2 件を表示

『入門講座デジタルネットワーク社会』について

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今やケータイの契約台数は8466万5300台、朝日新聞社の全国世論調査によれば、国民の64%がケータイを使う。1996年12月、日本でのインターネット利用者数は、510万人(インターネット協会の推定値)にすぎなかった。だが2004年2月のインターネット利用者数は6284万人となった。今国民の40%がインターネットを利用する。
 10年前には、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスを創設した楽天株式会社は影も形もなかった。アマゾン・ドット・コムもこのビーケーワンもなく、メールマガジンも「2ちゃんねる」もなかった。
 この10年間の変化は、あまりにも急激だったため、何が起こったのか、どのようにわれわれの生活が変わったのかについて、包括的に説明してくれる書物はこれまで存在しなかった。あるのはインターネットの入門書や技術解説書のたぐいか、はたまたネット企業関連のあやしげな本ばかりだった。
 本書は、おそらく初めて1960年代以来の対抗文化思想から、ポストモダニズム思想までも組み込んで、デジタルネットワーク社会について論じた書物となる。
 本書は、60年代論やフーコーらの現代思想、若者文化論などを論じてきた桜井が主導し、1980年代に粉川哲夫らと共に自由ラジオ運動を担い、様々なネット上の社会運動や芸術・パフォーマンス運動に明るい大榎淳とハッカー文化やリナックスに通じている北山聡とが協力して現在考えら得る限りの最新のデータを提供しつつ、今日のデジタルネットワーク社会について解説したものである。

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著者コメント

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 私の新著は、かたちのうえでは『戦争の世紀』(平凡社、1999年)の続編ということになるのだが、まったく独立して読むことが可能である。第一次 世界大戦から第二次世界大戦勃発までのいわゆる「危機の20年」(E.H.カー)の時代に、フランスの青年知識人たちがいかに考え、いかに行動したかを、彼らのネットワークを詳細にたどることで明らかにしようとした精神史である。
 「戦争の世紀」は、第一次大戦勃発直前から戦争期、戦後直後の若者たちの反抗を描いたが、今回の本は、彼らの政治的軌跡を描いている。最初は、後にドゴール政権下の文化大臣となり、日本にも何度も来ているアンドレ・マルローの無名時代の盗掘騒動から始まる。さらに全く日本では語られたことのない文化人類学者レヴィ=ストロースの社会党活動家時代の記録、ジャン=ポール・サルトル、レイモン・アロン、ポール・ニザン、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、さらにフランス社会学界の大物アンリ・ルフェーヴル、ジョルジュ・フリードマンらの動きを描き、アンドレ・ブルトンの共産党時代とトロツキーへの熱狂、小説「ナジャ」の背景、そして日本ではほとんど語られていないジョルジュ・バタイユの左翼活動家時代の歴史を詳細にたどる。
 おそらくこの本を読むとバタイユの印象はまったく変わるだろう。さらにバタイユとシモーヌ・ヴェイユの結びつきもまた意外さを感じるはずである。さらに、『子どもの誕生』の歴史家フィリップ・アリエスの右翼活動家時代のエピソードにも注目。「戦争の世紀」もヴァルター・ベンヤミンの文章で終わったが、この本もまたベンヤミンで終わる。どのように終わるのかは、読むときのお楽しみ。

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