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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

ふみ丸さんのレビュー一覧

投稿者:ふみ丸

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本荒野のホームズ

2009/05/05 00:19

カウボーイの赤毛兄弟、牧場にて事件を解決する

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 えっ、ホームズが荒野!?ってあわないなぁ、、
(嵐ヶ丘なんかの英国風荒野ってヒースの荒野でしょ?)
と思っておやっと思い(←北上風)読んでみました。

 時代設定は、コナン・ドイルのホームズがリアルタイムで
発行され売り出されていた時代。
 舞台は、大西洋を隔ててのアメリカです。
 そう開拓時代、ウェスタン西部劇のど真ん中です。
 放浪の雇われカウボーイをしている赤毛の兄弟。
(名前からして、ドイツ系)
兄のオールド・レッドと弟のビッグ・レッド二人は、ちょっと怪しげな牧場に雇われます。
その牧場で、スタンピード、牛の暴走により踏みつけられた死体が見つかり、
兄のオールド・レッドが推理を働かせるのですが、、。

 カウボーイの赤毛の兄弟。コナン・ドイルの「赤毛連盟」を読んで
その日から変わってしまいます。
 正確には、お兄さんだけが変わってしまうのですが。
しかも、兄は、文盲。弟がホームズを読み聞かせてやるのです。
これがどこか泣かせます。
 学がないこともあってか、兄は実学からの推理をなによりも重んじます。
そうこのコンビ。弟の一人称(ワトソン)お兄さんの推理(ホームズ)と
ホームズ物の完全なるパスティーシュなのです。
 もうパスティーシュと結論を書いてしまったわけですが、
スタイルは、完全なウェスタン小説。著者自身もウェスタンがかなり好きなようで、
カウボーイの日常や、生活の描写は
牛の扱い、鞍の扱いなど、とても生生しくリアルに描かれています。
 ないのは、派手な撃ち合いぐらい。
これで、決闘シーンや、撃ち合いのシーンがると、エンタメ物として
完璧な気もするのですが、
 それは、ありません。そう、完全なるホームズ物のパスティーシュで終わっています。
そこが、まぁ、ちょっと不満というか、ミステリとしては、完璧というか、、、。
 評価が難しいところ。

 これ、以前にミステリマガジンなどに、短編としては紹介されていたそうです。
で長編としては、第一作となるのだとか。
 一応ジャンル分けとしては、本格派になると思いますが、
割と設定の面白さをキーにしているかもしれません。

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紙の本ヒトラー暗殺

2008/06/27 00:45

暗殺者たちとヒトラー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は、ヒトラーとヒトラーを付狙った暗殺者を描いたノンフィクションです。

 英国、ソ連、ドイツ軍高官、狂信者、ヒトラーは何度も暗殺者にねらわれたのですが、歴史的結果から言えば、その暗殺計画はことごとく失敗に終わり、
ヒトラーは暗殺者の手からは生き残りました。
 その暗殺計画全てを、敵対する集団ごとを章立てに書きながら
読みすすめると、年代順に描かれいてミュンヘン一揆からのナチス・ドイツの歴史も辿れるという大変よく出来た構成で本書は、判りやすく、読みやすく書かれています。
 ある意味、ヒトラーをその真逆からみた裏の歴史を描いていると言ってもいいかもしれません。
しかも、どの計画もきちっと調査され、冒険小説のように描かれており大変サスペンスフルです。
 そう、もう冒険小説の名作といってもいいフォーサイスの「ジャッカルの日」が証明するとおり、暗殺ものとは、冒険小説の主要テーマなので。

 毒には毒をもって制するしかないのか?。
又、身内であるはずのドイツ軍国防軍高官からも、ねらわれたり、
またそれら暗殺計画がすべて失敗に終わったと言う事実から、
私たちに歴史の不可思議さを問いかけているかもしれません。

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紙の本エコノミストは信用できるか

2008/05/15 00:15

エコノミストのみなさん、その時々で言いたい放題です

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

経済問題に対して、その時々で、
これは、何兆円ああすればいい、と、金額まで、出して明確に答えるエコノミストたち。
そのエコノミストたちの言説を丁寧に過去のものととし忘れずに追いかけていった新書です。

 最後の章でエコノミストたちへの評価も掲載されていますが、
失われた10年と言われる、バブル崩壊以後から
そのときの経済状況と経済政策を事細かに追いかけ、その時々のエコノミストたちの
発言を集めています。
 バブル以後の日本の経済問題をリキャップする新書でも、あるかもしれません。
 まぁ、タイトルどおり、ご多分に洩れずというか、予想通り、
エコノミストのみなさん、その時々で、自分の主張を若干訂正しつつ、
自分の主張を上手く現状に併せて言いたい放題です。
 私、経済は全くの度素人ですが、
 言説を、曲げる一貫性のない人も、その時々の経済状況にあわせて
言い直しているんだ、と言われれば、それまでで。
 エコノミストの言説を丁寧に追った新書として読まれては、如何でしょうか?。
その人の経済政策が間違っている、正しいに問わず、
こと細かく言説を追うことで、エコノミストの人間性まで写し出している新書かもしれません。

ラストのエコノミストの評価グラフは
(この本の”肝”ですが、)
顔と名前が一致する人が数人しか折らず、
ちと、残念でした。

評論家を批評する新書です。

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紙の本アイの物語

2008/08/27 23:24

「詩音が来た日」には、思わず、落涙してしまいました

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 最初、オタク系のトンデモ本関係の方なのかと思っていたら、
実は、フルタイムのSF作家だったとわかった山本弘氏です。
(フルタイムか、どうかは、よく知りませんが)
本書は、SFのランキング(確か、早川の「SFが読みたい」)
でも、出た年のかなり高ランクイン本でしてずーっとチェックは入れていたのですが、、、。

機械が支配することになった世界、文字を失ってしまった人類に
物語を伝える語り部の青年がアンドロイド、アイビスによって捕らえられてしまいます。
そのアイビスが語り部の青年に語った、7つのお話しとは、、、。
という設定でおさめられたSF短編集です。
この設定となっていますが、掲載誌をみるとバラバラで
ばらばらなのをこの設定に合うように、インターミッションを挟み
書き下ろし作品を二編加え再編集したものです。

 どれも、大変よく出来ていますが、
面白かったのは、割とハードSFチックな「ブラックホールダイバー」と
ラ・ノベ風で世界を逆から見た、「ときめき仮想空間」と
なんといっても、介護SFである「詩音が来た日」
「詩音が来た日」は、私なんと読みながら落涙してしまいました。
マジで。
こういう未来の介護のテーマは誰かが書くと思っていたけど、
こんな風に仕上がるとは、、、。
 介護用アンドロイドが、老人用ケアセンターにやってきた
お話しなのですが、
 よくSFは人が描けていない描けていないと、言われますが、
(人間を描く分のパーセンテージが技術、科学考証に使われていると言われます)
この作品は、ほんと凄い!!。
しかも、この感情を全く理解しないというか、機械的に介護をするだけの
アンドロイド詩音に泣かされちゃったわけです。
それを思うと二重にショックでさらに感動が大きく感じられるかも、、。
生きるということは、存在するということで
人間もアンドロイドも同じではないかとさえ思えてきます。

 山本弘さんは、以前SFを紹介する本で
自身が受験勉強で悩んでいるときに
確か、フレデリック・ブラウンだったと思いますが、
読者が異星人か、人工知能に盛者必衰を見せられ、
自身の上がらない成績と相まって泣いてしまったと書いておられたのを
思い出しました。
本当は、他の中間小説の作家さんよりSFだけど、
"泣き"の作家さんかもしれませんね、、。

詩音が来た日は、SF嫌いの方にも読んで欲しい!!です。

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うちへかえろう

2009/01/19 00:08

かりそめの一家団欒かもしれないが、、、。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

装丁は、割とのほほんとしている本ですが、内容は、かなりシビアです。

 主人公は、30代で派遣で働く女性。世間で言うところの所謂"負け組"かもしれませんが、
現状への困窮や愚痴は殆どみられません。逆にしがらみのない働きかた人間関係を少し楽でこれでいいと思っているぐらい。
ある日、仕事中のふとしたことから、ずーっと関係を絶っていた姉の連絡先を知ってしまいます。
 で、この中盤あたりから、過去に姉に恋人を奪われた心の傷が徐々に描かれていきます。
そして、この主人公の家族は家族としても、独立独歩で、どこかみんなバラバラ。
 が、ラストに向け、タイトルどおり、少しすつ家族の関係が修復していき
どんどん仲直りしていきます。
これは、登場人物たちの、人恋しさから来るものなのか、時間が全てを解決してくれているのかは、
かなり、微妙なところです。そして、家族とは、こうあるべきだとも著者は書いているわけではありません。
 そして、ラストが描かれていくわけですが、
 が、これが、本当に一家団欒なのか、"かりそめ"なのか、含みを持たして著者は終わらせています。
  うちにかえろうと、家族を求めているようで、実は、、人間関係、それももっともディープに付き合う家族関係ですら、じつは、かりそめで
本当に難しいということを、描いているのかもしれません。


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紙の本ハスラー

2008/06/13 00:12

ハスラーたちの世界を鮮烈に描く

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ポール・ニューマンの主演で有名な映画の原作が何十年ぶりに扶桑社から文庫で出ました。
 どうして、今ごろ?。
扶桑社って、ジム・トンプソンの「ポップ1280」とか、
(この「ポップ1280」は、このミの海外部門で1位になりました)
隠れた過去の作品を吃驚した時期に出すので、その一環かもしれませんが、、。

 映画の方は、見られていないのですが、
ストーリーは極簡単、才能豊かで荒削りなところもある若きハスラーの
エディ(勿論、ポール・ニューマンが演じています)が、大都会シカゴに出てきて、成る手のハスラー(ギャンブラーでもある)ミネソタ・ファッツと対決するお話し。

 アメリカのプール・バーの世界、それも"賭け"で生活しているハスラー
の非常なる世界を、ノンフィクションの雑誌記事を思わせる簡潔な短文で鮮やかに描いてあります。
 プロとはいえ、彼らは、大会の賞金やレッスン・プロで喰っているのでなく
ゲームに大金を賭けそれで暮らしているので、ほとんどギャンブラーです。
(副業で、カード・ゲームのギャンブラーをしているものもいます)
つまり、非合法とまではいかなくても、限りなく、裏社会に近いところで生活しているわけで、
そこらあたりの、冷徹で、冷酷なルールの描写は強烈です。
つまり、この本、探偵も刑事も出てきませんが、ハードボイルドなんです。
読んでいて、途中で気付きました。

 勿論、この世界の描写も凄かったのですが、
なにより心を打ったのは、傷心のエディが早朝、とあるバス・ストップで出会った女性との
はみ出し者同士、お互いの存在によって、癒しを求めあいながら
不器用に寄り添うかのような恋愛模様です。
 都会の片隅の、それこそ、コンプリート・ジャングルでの小さな恋でして
ときには、お互いを傷付け合いながらも、お互いのその存在なくしては、
生きられない様子が、心に沁みました。

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紙の本ケルベロス第五の首

2005/08/14 20:16

双子星の謎

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、ジーン・ウルフという
本来もっと紹介されうるべきSF作家の作品です。
中篇三篇からなる、作品なのですが、
舞台は、地球人が植民地化している双子星の
二連星、しかし、その星には伝説があり
地球人が絶滅させたといわれる、原住民は、
実は、絶滅したのでは、なく
人間と同じ姿になって、人とすり替わって生活していると、
いうのです。
果たして、その実態は!?いかに。
中篇三作は、微妙に関係し繋がっていて、
しかも、全く違ったスタイルで、描かれています。
その三作併せた全体の構成で、大きな枠組みを語ろうというものです。
この舞台そのもの惑星が、双子星だったり、
連作の中篇も双子と、いえないまでも、
二つで一組みになっているものが多々登場して
その鏡面的コピーを問うて、自分(主人公)若しくは、
主体の、アイデンティティを、探っているみたいです。
併し、植民地上での生活で
自分たちの原罪として、しっかり文化をもった原住民を滅ぼしてきた
かもしれないという事実に縛られているのは、矢張り欧米人取り分け、
白人系アメリカ人の、想像というか、リアリティ認識の限界
も、感じずには、いられません。
難解と書評等で、いわれていましたが、
それも、その筈、自分の(アイデンティティ)探しと、
同じだからでは、ないでしょうか?
結局答えは、自分で探すしかない。

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紙の本路上の事件

2008/12/08 19:51

青春成長小説+ハードボイルド

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本のことを、知ったときジョー・ゴアズってあんまり聞いたことないなぁ、、
て、思っていたのですが、
 巻末の著者の略歴みているとなんとJ・ゴアズって「ハメット」の作者。
知っています、知っています、と。
ダシール・ハメットを主人公にしたミステリでしょ、映画化されたことまで覚えています。
 そうかと独りごちたわけですが。
 で、本書です。原題は、"cases" 事件たちでは、おかしいので複数の事件ってこと。
それに、邦題に路上とつけているのは、ケルアックの路上と絡めてのことでしょう。
というのも、本書、2/3は、青春小説風ロードノベルで、残りの1/3ぐらいが、
ハードボイルドの探偵物みたいな感じに仕上がっています。
 作家を目指す、大学を出たばかりの青年、ピアス・ダンカンが主人公。
彼が、それこそケルアックの"路上"ばりに無銭旅行をするのが、前半の2/3です。
しかし、そこに、casesの名のとおり、事件が絡んできます。
 収容所脱走ならびに所長殺人の幇助、メキシコ国境でのちょっとした遊び、
ラスベガスでとあるボクサーのセコンドについたり、ギャング絡みのボクシング賭博事件
淡い恋に、不法就労者の不正詐欺事件、、etc これが、一章ごとに事件が場所を変えながら
連作形式に描かれていきます。
 で、サンフランシスコに到着しそこで、探偵の助手の仕事を得ます。
これが、後半の1/3の探偵物のパートです。
そして数々の事件を経て経験を積むうちに思わぬ事実を得るのですが、、、、。
ラストのどんでん返しをむかえます。

 基本的には、ハードボイルド・スタイルで、全編描かれていて、マッチョでタフな感じ。
そして、casesの名のとおり、どこかに必ず、違法行為、事件が絡んでくるので、
けっこう暗く陰惨な感じになりそうなのですが、
青春小説、ビルディングロマン的な感覚が作品中のどこかあるので、なぜか、爽やかです。
 読後感はけっこういいです。
 前半の2/3の連作形式みたいなところもラストに実は、繋がってきますので、
伏線も含めてきっちり読んでおきましょう。
ハードボイルドとも青春小説とも読めます。両方のファンの方に読んでいただきたいです。

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焦熱の裁き

2005/08/14 21:28

実は、捜査もの

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、版元の帯なんかも、
リーガルサスペンスと、宣伝していますが、
裁判シーンが殆ど無い、リーガルサスペンスです。
敢えて言うなら、捜査物です。
アメリカの南部で黒人と白人の夫妻の
間に子供が生まれますが、産後直ぐに無くなってしまいます。
その子を、白人用の墓所に埋葬するのですが、
純血を目指す白人たちによって、掘り出されて
埋葬しなおされてしまいます。
で、その墓所の教会が、明らかな放火で
火事になるのですが、その直ぐ近くで、先の赤ん坊の
父親が、酩酊状態で発見され、現行犯で逮捕されます。
で、主人公が、その黒人の弁護を受け持つのですが、
その教会の火災現場から、、、、。
と、いうプロットです。
南部で、人種問題を絡めているところから、
ジョン・グリシャムの初期の作品の
「評決のとき」に、凄く雰囲気が似ています。
D・L・ロビンスは、
ジュード・ローの出てた映画「スターリングラード」の、
原作の、「鼠たちの戦争」を書き、
もう一作、第二次世界大戦ものの
「戦火の果て」を、書いて、
突然作風を変えて、リーガルサスペンスの本書を書きました。
まぁ、アメリカ人作家にとって、
人種問題を絡めた裁判物は、
いつかは、書きたいテーマなのでせう。
ところが、次作は、又、戦争ものに、
戻るそうです。
しかも、クルスクの戦車戦を描いているとか、、、、。

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カリオストロ伯爵って誰!?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書を読むまで、カリオストロって言う人が、
実在の人物だと、知りませんでした。
宮崎さんのカリオストロって響きも
(本来は、ル・ブランのルパンに、カリオストロと名のる婦人
が出てくるそうですね
結構ルパンは読んだのに、覚えていません)
「カリオストロの城」とかで、聞いたぐらい
で、しかも、今話題のアニメ「鋼の錬金術師」の錬金術とも
表題に書かれているので本書を手に取ってみました。
丁度時代が、フランス革命直前の動乱の予感たっぷりの
欧州を舞台にしているため、
世界史でのビッグネームが、多数登場します。
カサノヴァから、エカテリーナ二世、マリーアントワネットetc

本書は、謎の人物カリオストロ伯爵を
出生地から、獄死するまでを、きっちりフォローした
ドキュメントです。

本当に、彼って何者なのでしょう?
錬金術師、神秘主義者、降霊術師、そして、フリーメイスン
のメンバー、で、詐欺師で、預言者、
一応、貧民の治療を行ったりした、社会慈善家でもあります。
思想は、過激な反体制派と。
本当に捉えどころがありません。
結論を書けば、その上記のすべてですね。
時々で、敵が現われカリオストロは闘います。
圧巻だったのは、フランス革命直前の仏宮廷を舞台に
お互い激しい戦いあった、しかも相手の女詐欺しのジャンヌも、
カリオストロ同様、裸一貫でここまで成り上がってきた人物。
この女詐欺師ジャンヌとの闘いですね、、。
矢張り、カリオストロを生んだ要素は
時代も大きいファクターだったと、いえると、思います。
科学といっても、教会のからの束縛からは、
かろうじて脱出しつつも
まだすべてを説明しうるほど力を持たず、
それは、医学も同様で。
又、当時の体制側、支配者が持つ、
正当性の啓蒙主義や、王権神授説などの、そのロジックの限界が、
庶民にさえひしひしと、身近に感じられる時代。
その価値観も正当性も揺らぐ動乱の欧州の時代を駆け抜けたのが、
カリオストロでは、ないでしょうか。

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ノワール物かと思いきやスパイ物へ変身。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 なんとなく、読んでみました。

 設定というか、プロットと聞いた段階では、
ノワール物かと思いましたが、実は、、、。

 コンラッド・ハーストは、ドイツの犯罪組織から仕事を請け負う殺し屋。
この稼業がやめるためコンラッド・ハーストは、自分のことを知っている
4人の人間を殺すことを計画。
 一人を殺害するのですが、その一人からすべては嘘だったと告げられます。
 彼は、自由に成ることが出来るのか、!?。

 このすべてが嘘だったという辺で、ノワール物として、すごい面白そうだ!!。
と思ったのですが、ここから、
 小説としては、思いがけない方向に向かいます。
さる情報部を巻き込んだ、スパイ物となっていきます。
 章前にコンラッドの彼女への手紙が叙情的に語られているものの、
基本的には、ノンストップ物で、どんどん話が進んでいきます。
 このノンストップで非情な(途中からちょっと優しくなります)
コンラッドとその手紙の内容が、ちょっとアンバランスな感じもしました。
 設定や展開上、ラドラムの「暗殺者」を上げないわけにはいかないのですが、
こっちのほうが、やや作品として一押し足りないというか、
もう一パンチなにかあってもよかったかな、、と。

 面白くないわけでは、ないのですが、全体として惜しい感じ、、。
最初からスパイ物として読んだら
もうちょっと感想は違ったかもしれません。

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自治体破産とはなにか?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書で、著者が訴えるハードな予算運営とは、なにか?
又、アメリカで行われているチャプター9と、いわれる
自治体破産とは、どんなものなのか、その全てがわかります。

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