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ゼファさんのレビュー一覧

投稿者:ゼファ

ぎぶそん

2005/12/23 12:55

昭和を知っても知らなくても

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

青春モノで、音楽モノ。どこかで聞いたことあるような設定だ、と思った。
しかし、読み進めていくと”なんだか違う”と思えてくる。
なんだか想像していたのとは、”違う”、というか”ずれ”ている。
私が想像していたのは、仲間内でなにかぐだぐだ問題があって、なんだかよくわからないうちに少年少女が成長していく・・・。というものだった。
しかしこの物語はクリアだった。主人公たちの成長も、おじいさんの死も。区切りごとに交互に変わっていく語り部も新鮮さを与え、作品をよりクリアにしていったと思う。
間延びしない、リズミカルさがよいのだ。
話変わって。この物語は昭和の物語だ。それも17年前、昭和64年。
私自身は、いまいちこの昭和という時代がわからない世代だ。昭和が終わったときのことがわからない。昭和という時代が実感を得ない。
しかし、この物語は昭和という時代がわからなくても、なぜか話にのめり込んでゆける。
きっと昭和をよく知っている人が読んだのなら少なからず共感するところがあるはずだ。
しかし、昭和を知らない自分も楽しく読むことができた。
この本は、年代を問わず読める本なのではないのだろうか?
少なくとも、自分のような主人公たちとさして変わらない年代ならば、同じ年の者として多くの共感を得ることができる小説であり、楽しく読むことができるはずだ。

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今日からマのつく自由業!

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本はマルまシリーズのマンガだ。
初め読むときは「やっぱり絵は満足いくものではないのだろう」とあまり期待しないで読みはじめたのだが、案外そうでもなかった。
むしろ流石松本テマリさんとでも言うべきか、マンガでも元々の絵の美しさが失われていない。
ページをめくると、新鮮な絵が飛び出してくる。
特にユーリやコンラッドなどは挿絵と大して変わらないイメージを持つことができる。
アニメなどを見ても、「これ、ユーリじゃないよね?」なんて思っていた私だが、このマンガは普通に「これユーリだ」と思うことができるのだ。
小説での各キャラクターのイメージが損なわれないのだ。
そしてもう一つすごいところ。
絵で小説のイメージを損ねないマンガだが、話のテンポでも、小説に引けをとらない。
マルま特有の、のりつっこみなテンポがマンガにもある。「えぇ!!俺が魔王ですかぁ!!?」みたいな。
そして。ここまで褒めに褒めてきたが、たったひとつ難点があったので☆は4つにさせてもらった。
その難点とは「魔王ユーリ」(殿様ver)の絵がいまいちだということだ。
絶対的に悪いわけでもないが、よくない。全体的に「いまいちだ」とおもう。
なんだか違う、どこかが違う、と思う。
なんだ、それだけかと思うかもしれないが、マルま好きにとっては結構重要な点だ。
マルまシリーズが好きな方はきっと好きになれるマンガだと思う。
そして別に小説を読んでいなくても楽しめるので、今までマルまを読んだことのない人にもおすすめだ。

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紙の本ブランコのむこうで 改版

2006/04/02 19:32

ふわりふわりとした「夢の国」ファンタジー。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この作品を読み始める前、「星新一さんの長編ファンタジー?どんなのだろう」と首をかしげた。
やはり星さんといえばショートショートだと思う。しかし、この作品を読んでその意識を少し、変えさせられることになる。
「今日は何か起こりそうだ」そう思った少年が、自分にそっくりの少年を見て、いつの間にか夢の世界に入り込む。
最初からこの作品の良さを味わう事ができるのだが、なんとこの少年、自分は死んでしまったと思いこんでいるのだ。なぜなら死んだおじいさんがいたから。
私自身も「いきなり夢の国?わけがわからない」なんて思ってしまったのだが、おじいさんの説明で「ふーん」とフィクションの世界を何となく理解した。さすが、星新一とでも言うべきか。 そして何より、読んでいて心温かくなる話が多い。ふんわりした物語、なのだ。
また長編ではあるのだけれど、「夢の世界の住人」が変わるごとに世界観も変わっていくから読んでいて飽きない。 病気の男の子の夢、自殺未遂の女の人の夢、赤ちゃんの夢、色々な夢がある。
一人一人の夢の世界が違っていておもしろい。
また、私がこの本を読み進めていく中で、夢には二つのパターンがあるな、と思った。
一つはその「夢の世界の住人」の生活などを反映している夢。
一つはその「夢の世界の住人」と反対的な、いわば「夢の世界の住人の夢」を映し出している夢、だ。
どちらかというと、自分の今の生活に不満がある人は後者の夢を見ていると思う。
自分自身、どんな「夢の世界」を持っているのかと考えさせられる。
「夢」を最近見ていない人、星新一さんはショートショートしか読んだ事のない人、におすすめの本だ。

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