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先月(2017年6月)

共生さんのレビュー一覧

投稿者:共生

2 件中 1 件~ 2 件を表示

山田氏は不安を煽っているだけ。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 立ち読みしてみての感想は、日本社会の極端な貧富の格差を極めて的確に分析しているといえよう。著者の問題意識も私は共有する。
しかし、山田は、格差社会に警鐘を鳴らす一方、テレビなどの発言で「フリーター・ニートは不良債権」「新書(三浦著下流社会)など下流社会の人は読まないだろう」などと、所謂負け組みといわれる人達に容赦しない差別的言動を浴びせ掛ける。 また、各社社会を是正する処方箋は全く提示せず、それどころか「日本の選択は構造改革しかなかったと思う」「これからは皆仲良く中流生活を送っていた時代には戻れない」(朝日新聞インタビュー)と格差拡大をもたらした小泉構造改革やグローバリゼーションを肯定してみせる珍芸も披露する。構造改革を支持するなら格差拡大は肯定すべきで、問題にするのはおかしいのではないか。私には、山田は人々の不安を煽り、日本を混乱させているだけに見える。彼の主張の核心が何なのかも今以て分らない。
 専門外の社会学者が格差を論じることの限界を見た気がする。やはり格差社会論は、専門家である経済学者に任せ、社会学者はしゃしゃり出て来なくてよい。

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杜撰な世評論・世代論に過ぎない

26人中、26人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

杜撰さに立ち読みして驚いた。統計のサンプル数の少なさなどの問題点は他の評者も指摘しているが、上・下流と高みから選別してみせる著者の価値観にも問題がある。一例を挙げると、東急田園都市線、中でも横浜・川崎市で生まれ育つ事は上流意識の形成に良い影響を与えるなどど差別的な発言を弄していることだ。その根拠もインタビューで横浜・川崎在住の団塊ジュニアに自分の生活を上と答える比率が高かったことを挙げるといういい加減さ。しかし、実際の市区別の所得指数(全国平均100)を見てみると、横浜市137.2で全国33位、関東29位だ。川崎市の所得指数のデータは手元にないが、給与所得額から類推すると川崎市は3196千円で、東京23区最低の足立区3429千円(所得指数113.7を下回る。勿論、横浜市は人口350万人と全国最大の政令市だし、川崎市も人口は130万人と多いことに留意する必要はある。しかし、川崎市は人口がほぼ同じさいたま市の所得指数128.4より低い。他に埼玉や千葉にも川崎市を所得指数で上回る市は多く存在する。浦安市147.4、市川市137.1、和光市135.5、所沢市133.5、習志野市132.1
船橋市129.6、松戸市129.3、戸田市129.0等だ。東京23区の練馬区147(全国25位)豊島区149.820位、町田市145.2などが23区西部と多摩東部も高い傾向がある。このように所得指数などの具体的なデータを挙げず、思いつきと主観で地域ごとの上・中・下流地域を決めてしまうというマーケティングの専門家とは思えないミスを犯している。読むにも、評価するにも値しない代物といえよう。「これほどの著書を1年で書けるのは私をおいて他にいない」と豪語るが、これなど差別語について論じた評論家の呉智英氏や少年犯罪について論じた社会学者の宮台真司氏の著書の前書きからの、そのままの受け売りだ。神童・宮台や浅田彰、呉らがいうのなら兎も角、三浦にはこの言葉は似合わない。三浦の著書には至る所に宮台のルーマン社会学や「2ちゃんねる」などからの受け売りや影響が見て取れる。しかし、深遠な哲学とは無縁なマーケティングを生業としている者が価値観を語る処に私は危険性を感じる。反市場原理主義・格差拡大、社民主義の視点から三浦に反論を加える若き論客が現れることを願う。

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