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先月(2017年6月)

ただいま思案中さんのレビュー一覧

投稿者:ただいま思案中

4 件中 1 件~ 4 件を表示

茶室建築の実際

2006/02/04 20:18

茶室を持ちたい、造りたい人必携の良書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

現時点で新書(書店注文で買える図書)として購入できる本としては
最も茶室設計に役立つ。
版元のサイトで
 『”The Practical Design of Tea House”として国際的に知られる
 唯一の茶室建築デザイン書』
と紹介している通り、非常に具体的かつ明確に茶室設計や各部の納まり
を文章と製図イラストを駆使して解説している。
しかも多数の有名茶室を分析し、多様な中に存在する普遍のルールや
設計者の意図までも明らかにしている良書。
この本が想定する読者は茶室の設計・建築に携わる人あるいは実際に
茶室を持ちたいと希望する人であって、茶室の持つ美しさや思想を
紹介する書籍ではない。(掲載写真は極端に少ない)
またいわゆる数寄屋建築に代表される木造住宅一般の解説もこの本の
守備範囲ではない。
私がマンションの一室をリフォームして四畳半茶室を造った際に、
設計者・施工者との打ち合わせにこの本が何度も、非常に役に立った。
茶室は「数寄=好き」だから規矩作法にこだわらず作ってよいと言う
人も居るようだが、茶の世界が時間を掛けて培った細かな約束事の
背景を踏まえて実際の建築に適用できた点はこの本に巡り会えて
まったく幸運だったという他はない。
価格が1万円超と建築家・設計家向けの価格は痛いが、
「茶室を持ちたい・造りたい」という人にとっては価格以上の価値が
ある本。和風建築を学ぶ学生諸氏にもお奨めする。

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数寄屋設計考

2006/02/04 21:38

茶室の窓にはメッセージが込められている。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表題には「数寄屋設計」とあるが、内容は「茶室設計」と読み替えて差し支えない。
筆者の先著「茶室建築の実際」から2年後にまとめられたダイジェスト版と
いった所で、内容の半分は現存する有名茶室の平面図・内観図からその特徴、
設計者の意図を解説しつつ茶室が押さえるべき約束事を比較的簡潔に紹介している。
この本でも小間(台目畳を使う茶室)を設計するに際に必要となる知識は相当程度
学べるが、この本のキモと言えるのは先著「茶室建築の実際」で取り上げられなかった
下地窓に関する膨大な調査と論稿にある。
茶室の下地窓は土壁の剥落を模して侘びの表現として作られている。その窓の
中に縦横に組まれている葦や女竹の本数や並びには、モールス信号のように一定の規則が
存在すること、その規則が中国の科挙において必須科目であった易経に由来すること、
現代に伝わる易の法則で歴史的な茶室の窓を解読すると教訓や茶室の由来や
竣工当時の背景が浮かび上がる事を実例を挙げて紹介されている。
我々は普通、易というと占いの一つとしか理解していないが、実際の易は膨大な
思想の集積であり哲学としての性格を併せ持っている。
(なお、占いとしての易と哲学としての易をバランス良く解説している本として
この本が理解しやすかった。)
当時の茶人が単なる武士のたしなみ以上の精神性を茶の湯に求めていた事が伺えて
非常に興味深く読めたと同時に、点前作法・社交偏重に陥りがちな現代の茶の湯の
あり様を少々考えさせられた。
これらの貴重な情報を現代の茶室設計に適用するかどうかは施主の茶人や設計者の
信念に拠るところが大きいので、必ず茶室作りに役立つ本とは断言できず星4つとした。

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和風の装飾

2006/02/04 19:18

意外と?使える本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本の建具(襖・障子・簾・葦戸・畳・照明等)に比重を置きつつ、それらが組み合わさった
茶室・書院造りに見られる伝統的な和のデザインを写真図表と論稿で紹介している。
前半は特に伝統的な障子・襖の構造や製作過程にもページを割いており、和に憧れる素人には
読んでいて非常に興味深い。建具についての基本的な知識を一通り知る事ができる。
また著名な建築物の座敷50余席から内法高と建具の寸法関係を明らかにしたり、欄間や建具の
様式のデッサン多数が掲載されていたりと本格的な和室、茶室を持つことを希望する人にも
有益な情報が多数含まれる。
後半は有名座敷・茶室の写真紹介が中心で、室内の納まりが比較的見易いのも建築系出版社らしい。
ただ1冊で扱うにはテーマが大きすぎたのか、やや消化不良の感は否めない。
このシリーズ独特の技術者的観察と文学的論稿が唐突に交互する構成も、若干違和感が残る。
とはいえ施主が茶室や純和風の畳間を希望する際に、室内装飾の打ち合わせ等で参考になりうる図書。

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素人向けウンチクは豊富なれど....

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

裏千家今日庵で営繕部長の肩書きを持つ筆者が、建築の専門でない一般向けに書いた
茶室を作るために押さえるべきルールの解説本。
一般住宅の和室との違いや専門的な用語、茶室と付帯する設備の配置の考え方
その他こまごました茶室独特の約束事を解説しており、茶の湯をたしなむ人に
とっては建築の専門でなくても比較的に理解しやすい内容と思う。
反面、茶道をかじった事のない人にとってこの本は茶道の専門用語と
「だからダメなんだ」
ばかりでまったくつまらない。
筆者自身が前書きで述べているように「むちゃくちゃな茶室があまりに多いので
自慢できる茶室とはこのような茶室なのだと言いたくて」と初っ端から教えを
垂れる本であり、読んで楽しいという今風の企画からは相当に乖離している事を
考慮して購入すべきである。
図表は少なく、その多くが(おそらく筆者の)走り書きしたイラスト中心で、
建築実務に携わる人には本の内容を消化して実際の図面に反映させるのに
相当骨が折れるだろう。実務家にはもっと適当な本を探すのが早道と思う。
どちらかというと茶室建築のルールを知る目的というよりも著名人のエッセイ
(ぼやき集)として流し読む方が適当な内容。

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