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先月(2017年4月)

一見さんのレビュー一覧

投稿者:一見

2 件中 1 件~ 2 件を表示

漫画の歴史に刻印された“紙碑”

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

平成16年度文化庁メディア芸術祭・マンガ部門(奨励賞)および平成17年度日本漫画家協会賞(大賞)を受賞した本書は、“八月十五日”つまり日本敗戦の日の記憶を、総勢111名もの漫画家・作家・体験者たちが綴った大冊である。“昭和二十年の絵手紙”という副題が示すように、絵と文章を組み合わせて各人の作品を収録する“画文集”の体裁を採っており、“見て、読んで”楽しめる内容となっている。漫画家の森田拳次氏らが中心となって呼びかけ、いまや次第に薄れつつある“戦争の記憶”を後世に遺そうとして誕生したのが、本書である。
絵手紙(画文集)の体裁にしたことにより、幅広い世代にメッセージを届けやすくなったという利点がある。大人から子どもまで、戦争を知っている世代から知らない世代まで、今を生きるすべての人の胸に伝えたいと願っている、それぞれの思いが伝わってきます。
漫画表現の可能性と地平をさらに大きく押し広げた本書は、まさに漫画史上に燦然と輝く“紙碑”として、時が経てば経つほどなおさらに、これからますます聳え立つことだろう。

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気鋭のひとコマ漫画集団“JAPUNCH(鮎沢まこと/ウノ・カマキリ/クミタ・リュウ/クロイワ・カズ/所ゆきよし/森田拳次/矢尾板賢吉)”が、故事・ことわざ・慣用句を俎にのせて、縦横無尽に斬りまくる。人生の機微に通じた達者たちは、尋常な解釈を鼻息で飛ばしつつ、独自の解釈を披露する。老婆心ながらご注進すると、当書にいわゆる“お勉強”を期待してはイケナイ。人が生きることの苦さや渋さを知り尽くした大人でないと、当書の本当の価値は、たぶん理解できまい。さほどに、難渋であり、噛み応えのある、再読、三読に耐えうる本である。
漫画だとして侮ってはケガをする。当書の内容が読者の資質(教養、センス)を試みる、極めて挑発的な本である。

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