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先月(2017年8月)

Yoshimiさんのレビュー一覧

投稿者:Yoshimi

2 件中 1 件~ 2 件を表示

“見ごたえ・読みごたえ十分”

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

平成14年度文化庁メディア芸術祭・マンガ部門(特別賞)を受賞した本書は、定価\8、400也だが、その値段に見合う価値は十分である、といえそうだ。「中国引揚げ漫画家の会」とは、文字通り、前の戦争後に中国から苦難の末に引揚げてきた体験を持つ漫画家たちが集って結成した会で、赤塚不二夫、ちばてつや、上田トシコ、森田拳次、北見けんいち、髙井研一郎ら、戦後日本の漫画界において確かな地歩を残してきた作家たちが参加している。本書の特徴は、漫画家ならではの絵と、その場面を回想した文章を合わせた、絵手紙ふうの構成であり、“見て・読んで”楽しめる仕掛けとなっている。タイトルから暗鬱な印象を持つかもしれないが、当時著者たちの多くがまさに“少年たち”だっただけに、意外に明るくユーモラスな視点が少なくない。類書にありがちな、深刻めいた教科書的な反戦メッセージ色はあまりなく、それぞれの体験に根ざした率直な回想が興味深い。装丁も素晴らしく、保存版画集の名に恥じない風格を具えている。

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異色の絵本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この絵本には、本当に子どもたちに伝えたい思いが溢れている。
いい加減にお茶を濁すハッピー・エンドを峻拒したこの絵本は、率直に言って、救いがない。というのも、描かれている内容そのものが生半可なメルヘンが入り込む余地のない現実だったからであり、容赦のない歴史的事実の前にして、私たちはただ、黙して立ち尽くさざるを得ない。
本書は、「満州(現在の中国東北部)」にて繰り広げられた、子どもたちの悲劇を描く。ソ連軍参戦により家族と離れ離れになり、多くの子どもたちが異国の地で孤児となり、難民収容所に入りました。しかし、そこは楽園でもなんでもなく、飢えと寒さと病に苦しみながら、子どもたちは次々と命を落としていきました。戦争という仮借のない現実が産み落とした、これが子どもたちの運命でした。
自ら孤児となってその現実を直視した著者は、万感の思いを込めて、仲間たちへの鎮魂歌を綴ります。
本書こそ、いま、子どもたちに読んで聞かせて欲しい絵本です。

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