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成果主義反対論者さんのレビュー一覧

投稿者:成果主義反対論者

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現代型の労働について考えるとき、羅針盤になる良書。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日経産業新聞の書評を見たことと、にわかに注目されている本らしいことから読んでみた。
現代型労働ともいえるパソコン作業の導入により、いずれの業種でも業務は逼迫化・高密度化・スピード化が進み、そこに「わからないこと」の膨張や、世代間のコミュニケーション・アンバランスが加わって、誰もが余裕をなくしている。だからこそ、上司の役割が大事である、というのが、この本の最大ともいえる論点だと読んだ。
そこから、ではどうするかについて、著者は対策を講じている。倒れそうになっている部下や、倒れてしまった部下をどう救うかが、具体的事例をもとに詳述されているが、これは著者が産業医だからであろう。だからこそこの部分は、これまで何をどうすればよいかと、暗中模索であったわれわれの職場でも大いに参考になるし、実践的テキストとして使える。
ただ気になったことがある。それは目標管理主義についてだ。著者の職場でも目標管理主義が導入されているものと想像され、それは成果主義とは異なると書かれている。そのとおりだと思う。
あるいは、メンタルヘルス対策というのは、部下の力量を引き出すコーチングと、表裏一体であるとも説いている。
コーチングは大事だ。しかし実際問題として、コーチングを展開できる企業体なり組織体がどれくらいあるだろうか? コーチングについての書物もかなり出回るようになったが、最近、そのコーチング自体に疑問視する声も出てきた。それだけの力量が、「上司」にあるだろうか? というのが論拠になっている。
自然体でコーチングが行われている組織体では、良好なコミュニケーションがすでに保たれているのではないだろうか? そうでない組織体にコーチングを指導して、どれくらいの中間管理職が咀嚼できるだろうか? われわれの組織体では成果が出ていない。
必要だとわかっていても、咀嚼できないまま立ち往生してしまう中間管理職は、心の病を抱えるようになってしまう。
当然とも言えるが、コーチングを巻き込んだ目標管理制度が成熟すればするほど、中間管理職の負担は増加する。重圧に耐えられなければ、目標管理制度自体が崩れるという二律背反を、目標管理制度は含んでいる。われわれはその点に気づき、今どうしようかと模索しているところである。
とはいえ、それらのことを考えていく叩き台として以上の内容を、この本は含んでいる。話題になる理由はよくわかる。
さて、現代社会で働く者たちは、これからどうすればよいか?
皆で考え、部門を超えた意見交換をしたいと思っている。

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