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先月(2017年1月)

パ・パ・パ・パパゲーノさんのレビュー一覧

投稿者:パ・パ・パ・パパゲーノ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

フッサール現象学の新たな展望

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 フッサールとフィンクが共同作業で切り開いた現象学の新たな展望。
 かつてハイデッガーがそれによってフッサールと袂を分かつにいたった問題、すなわち「超越論的自我と世界的(mundernな)自我との同一性と差異性」か「世界=内=存在」か、「超越論的還元」か「基礎存在論」か。これに対するフッサールの答えは既存の著書に見出せず、そもそもフッサールは問題自体を理解し得なかったと思われた。
 そんなことはなかったのだ。このフィンクとの共著でフッサールが挑んだ問題は、少なくともそのひとつは、まさにハイデッガーからのフッサール現象学批判への、正面からの反批判であった。
 この著書を紐解くことによって、読者は、ついにすれ違いに終わったかに見えた20年代におけるフッサールとハイデッガーの論争が、いかに実り多い可能性を持っていたかをまざまざと体験するに違いない。
 フィンクが主として執筆した草稿に、原注の形でフッサールの批判や提案が添えられる。その結果、フッサールとフィンクの師弟間の、時に激越な論争を含む緊密な協力の関係をも読者は追うこととなる。これもまた極めて興味深い。
 哲学的思索と論争の醍醐味をこれほど満喫させてくれる本は稀。

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