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先月(2017年6月)

御津さんのレビュー一覧

投稿者:御津

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本異人たちとの夏

2002/06/01 16:46

死者との交感

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

久しぶりに本に夢中になったかも、と思った。
これは、死者と生きている者との交感の話といったらいいのか。
離婚したばかりのTVドラマの脚本家が主人公で、夜になるとほぼ無人になってしまう事務所ビルに住んでいる。
そこにある夜、胸に火傷の跡をもつケイという女がたずねてきて、関係を持ってしまう。
それと同時的に主人公は浅草の町なかで死んだ両親に出会うが、幻覚であると知りつつ、関係を断つことができない。
自分はおかしくなったのだろうか、と思い、ケイに止められながらも、甘く優しい両親との会話にとらわれてゆく。
そして、誰の目にもわかるほど憔悴していく……。
これからどうなるんだ、と引き込まれるようにして読み終わりました。
読後、ぼーっとしてしまった。何か、よかったです。

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紙の本吉本ばななインタヴュー集

2002/05/28 09:13

この本好き。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

吉本ばななが、興味を持っている人とそれぞれ対談をするという形式の本。
対談の相手は、ポール・オースター、町田町蔵、宜保愛子、原マスミの四人。
人の才能とか創作の秘密ということを考える対談になっている気がします。表題は、

「どんなにしててもみえてしまうものがある
 というのがその人の才能だ」…編集部×吉本ばなな
「本を書くよりも人生にはいろいろなことがある」…ポール・オースター
「地獄ならともかく浮世にこんなしんどい仕事はない」…町田町蔵
「人を不幸にしていくことは言わないほうがいいんです」…宜保愛子
「極めちゃったら執筆やめちゃわなきゃ……」…原田マスミ

となっています。
他の人がこの本を読んでどう思うのかはわからないんだけれども、私はすごくほっとしました。何なんだろう、このほっとする感じ。
吉本ばななさんの各人に対するさりげなさだとか、その人らしさをそのまま認めていこうとするまなざしが、この対談を気持のいいものにしているように思います。
私は、この本好きです。読んでよかった。

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紙の本味覚日乗

2002/06/11 10:08

食は人を変える

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

普段食べているもののさりげなさ、美しさの感じられる書です。
料理は食べられればいいだけのものではなく、知らぬ間に人を育んでいるもの。そんな料理哲学に貫かれた随筆集です。
帰って来る人や訪ねて来る人、一人一人の呼吸に応じて、暑い時も寒い時も寄り添うように具される料理。その粋、心遣いが、今では得難いものに感じられます。

こんな挿話があるのに惹かれました。
著者が北海道摩周湖を旅し、土地の人から聞いたという話。
湖は森閑静寂と湧水をたたえ、そのあたりには、クレソンが群育ち、白い花をつけています。

「ここの雪が解けはじめた頃、クレソンを摘んでこんもりお浸しにして食べるんですよ。そうすると食べる前と食べた後では、殆ど瞬間的に自分の体が、全く変わることがわかるんです」

著者はクレソンの清冽なぴりっとほろにがい葉を噛んでみながら、この話に深く納得をしたという話です。何かはっと目のさめるようなお話でした。
こんな風に直截的に季節を食べ、身近に感じてみたいものです。

四季折々の料理が、春、夏、秋、冬の四章で紹介されており、装丁、写真も美しい本です。

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紙の本きらきらひかる

2002/06/01 17:13

こわれやすいけれど、こわしたくない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「普通」に生きていけないことの不安定さをかくし持ちながら、
どこまでも誠実で美しい人格の睦月と、笑子は生活をともにしていて、そこには睦月の昔からの恋人紺くんや、同僚たちがたずねてくる。ゲイの夫睦月、アル中の妻笑子。
とてもささいだけど大切な気遣いでお互いをくるみあって生きている笑子たち。
その絶妙のバランスはとても大切で、とても崩れやすい……。
こわれやすいと知っていても、ふたりのくらしを守りつづける笑子の姿勢は、痛々しく、強情で、しかし、とてもきれいでした。
ハッピーエンドでよかった。

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