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先月(2017年8月)

kayakさんのレビュー一覧

投稿者:kayak

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本第4の神話

2003/06/15 03:01

残りのページ数を気にしてしまうのは僕だけか?

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いやはや参った。こいつはすごい傑作だ。
何がすごいのか把握する余裕がないくらい一気に読める。


とにかく驚かされるのはリアリティとスピード感。
読み始めると、あらあらあらと、ラストまで一直線。

食いつなぐのがやっとのフリーライターが、ひょんな縁から、数年前に死んだ女流作家の再考を任される、という、非常に地味なテーマであるにもかかわらずとんでもなく面白い。

人殺しも起きない、性の描写も無い、血気盛んな青年も出てこない、出てくる人物といえば、既に青春なんてものを通り越してしまった大人たちと、人生に疲れたライターと、腹芸の上手い出版社。
そんな物語が、なぜか一流のエンターテイメントに転化する。驚くべき筆力だ。

この物語のキーマンはオレンジハウスの藤堂女史であろうか。物語が二転三転するきっかけをつくり、非常に巧妙に著者に代わって読者を誘導していく。

物語はタイトルの通り、女流作家をめぐる4つの神話を紐解いていく過程をたどるが、それぞれにそれなりのクライマックスが用意されているため、なんとなく、「あら? 終わるはずなのにまだこんなに残ってる?」と残りのページ数が気になってしまう奇妙な感覚も楽しめる。

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約束の地

2003/06/15 02:55

緊迫感と、先への期待感で一杯の物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とにかく物語全般が緊迫感と先への期待感で一杯。最初から終わりまで一気に読んでしまう。
複数のPSI能力者の物語で、一人一人に焦点をあてたドキュメンタリー風の短編小説を組み合わせていくように構成されていて、一人、また一人と、タイトルにある「約束の地」を求めるPSI能力者が集まっていく過程は、読み応え十分。

人間社会で旨く世の中に迎合できないPSI能力者と、その能力を狙う国家組織といった非常にチープな筋なのだが、その単純さが、一人に一編の短編を費やすぐらいに描ききった人物描写の深さから、筋に意識を持ち去られないための緩衝材になっている。

一点だけ問題をあげるとすれば、後半からクライマックスにかけてのPSI能力者たちの万能ブリが多少荒唐無稽すぎたかな?といった感じだが、この辺はどのぐらいまでを小説の中ででも超能力を認められるか、といった読者それぞれの度量の問題だろう。

とにかく傑作。休日に読めばたった1日で2100円を消費する、非常に濃密な贅沢が味わえる。

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