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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

藍桐さんのレビュー一覧

投稿者:藍桐

37 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本哲学する心

2002/07/11 21:56

腐敗する自分と戦わせて頂きます

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ソクラテスやカントやニーチェ、デカルト、名前だけは知っているけれどどんなことをした人なのか、私はほとんど知りませんでした。それでも著者の他の著書がとても好きで、今回も無理を承知で読みました。ところが、それはもうちゃんと西洋の哲学がわかっていればもっともっと面白く読めたのでしょうが、専門的なことなど何一つわからない私でも、死と、ひいては生と正面から向き合った著者の言葉は感動するものばかりでした。
 西洋哲学についてはある程度著者が解説してくれますし、最初は少し難しいと感じるかもしれませんが、後半の笑いの哲学や仏教についての話はとても身近でわかりやすくなっています。哲学なんて難しいと思っている方は是非ここから入るといいと思いました。

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紙の本新しい単位 カラー版

2002/06/30 00:07

新しい感性を感じた?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 たぶん、様々な感性を測ってみようというのがこの本じゃないだろうか? なんて難しい説明は要らないでしょう。とにかく読んで、そして測ってみてください。自分のゴージャスさ、だらしなさ、親不孝加減などなど。
 一つ一つの単位を定めるまでの過程の説明がもう笑わせてくれます。そしてその単位で様々な例をあげていくのですが、この例がまた笑わせてくれます。つまり一言で言えば笑える本ですので、是非、嫌なことを忘れて頭をすっきりさせたい時にこれを読んで笑っちゃって下さい。

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紙の本藩校早春賦

2003/05/15 22:03

読後感は爽快そのもの

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十代後半の青年達がそのエネルギーと正義感を存分に発揮している物語です。
とにかく一本気な青年達が藩の裏で暗躍する悪に無鉄砲ながらも果敢に立ち向かうその姿には共感しましたし、必死な青年達が悪者達を次々に張り倒していく様はとにかく爽快でした。
主人公の青年達を見守る大人達の中にもまさに漢(おとこ)という人物がいて、一冊を読み終わる頃には彼らに見守られて成長していく主人公達の行く末が本当に楽しみになっています。
どんな巨大な悪を前にしても決してひるまず、己の力と正義感、そして友との友情だけを頼りに立ち向かっていく青年達と一緒になって読んでいる私も手に汗握ってしまいました。
社会悪に理不尽を感じたり、不満を持っている方、是非この本を読んでスカッとして下さい。

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桜宵

2003/05/09 21:48

こんな店に通いたいです

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物語は一軒のビアバーを訪れる人々が持ち込む事件や出来事の小さな、けれどとても気になってしかたがない謎を店のマスターが解いていくというミステリーですが、もうとにかくこの店の雰囲気、出される料理、マスターの人柄、全てに魅了されました。とてもいい雰囲気のお店で語られる、お客さん一人一人の人生とその中の小さな謎、それを解き明かすマスターの空気を是非皆さんにも楽しんで頂きたいと思いました。
ドロドロとしたシーンがなく、ちょっとした謎に小首をかしげながら軽く読むことができる読後感のいい物語ばかりがならんでいるので一冊を通してとても気持ちよく読むことができました。ミステリーでここまで読後感がいい作品には久しぶりに出会ったような気がします。桜は散ってしまっても、満開の桜を思い出しながら読むのもいいかもしれません。

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何度泣かされたことか…

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 この作品はもうとにかく泣かされました。読み始めて数十ページで既に涙。更に数十ページでまた涙といった感じです。
 どこかで誰かがこの著者の物語はいい人ばかりが出ているのが不自然だというようなことをおっしゃっていましたが、私はそうは感じませんでしたし、たとえそうだったとしても「小説」なのだから、別に本当に存在する嫌な人をわざわざ書かんでもいいでしょう。物語に感動したり、ちょっと勇気付けられたり、励まされたり、そういう影響を読者に与えられる「小説」であることの方が私には重要で、この作品はまさにそういった「小説」でした。
 幼い頃に心に深い傷をつけられて育った主人公、彼女を助けようと親身になる周囲の人々、そしてめぐり合った虐待の経験を持つ少年。少年と共に何とか立ち尚路頭とする主人公を襲う悲劇。その悲劇を乗り越えたところに最後に見える光明はなんとも言えずすがすがしく、気持ちのいいものでした。
 久々に読後、しばらく作品の世界から抜け出せずにボーっとしてしまう「小説」に出会ったような気がしました。

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紙の本奇貨居くべし 天命篇

2002/06/30 22:52

人と国と世界とを愛しながら…

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 幼少期からこまで、常に前向きに、常に学びながら成長を忘れなかった主人公の呂不韋。自分が信じた太子を王とし、自らは宰相として争いのない理想の世界を作るためにその力を発揮し始めたが、その矢先、いきなりその希望は費えてしまう。
 客を愛し、民を愛し、国を愛し、最後には世界を愛した不韋はしかし、愛した王の息子に憎まれることになる。
 多くの民を愛し、また民にも愛された不韋のその壮絶なる最後に引き込まれたが最後、涙は止まらない。
 読後感が爽快な著者にしては珍しく、涙なくしては読み終えることができない悲しくも深い最後にしばらく呆然としてしまった。

 長かった物語の結末は期待以上。ここまでたどり着いた人は是非、一気にどうぞ。

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紙の本奇貨居くべし 飛翔篇

2002/06/07 22:38

本当の成長のために立つ

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 やっと一人の商人として立ち上がった呂不韋。その資金繰りから商売の展開まで、さすがといわせる大胆さを発揮しながらまだまだその姿が小さく見えるのは不韋が商人で終わる人物ではないことの証拠。この巻で不韋は商人として順調に成長し、やっと政治家として立つことになります。もちろん、前途は多難。最終巻に向かって不韋がやっと実力を発揮し始めます。最終巻へ一気になだれ込むので、ここからは気合を入れて一気読みの覚悟をしましょう。

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紙の本奇貨居くべし 黄河篇

2002/05/18 23:58

人生で最も大切な人を失った悲しみ

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 孟嘗君という偉大な人物に触れることで更に己を磨いた主人公の呂不韋。その孟嘗君を失うことで更に成長することを余儀なくされる。偉大な人物、孟嘗君亡き後に訪れたのは混乱だった。
 偉大なる庇護者を失うことで呂不韋は多くの人を救うという立場に立ち、それを実行し、再び成長すると共に思いもかけない人物の協力を得ることとなる。

 商人の子であることを誰よりも一番自覚している呂不韋だからこそ、商人以外の道を学ぶその姿に考えさせられる。この商人の子、いったい最後はどんな風に大成していくのか楽しみな限り。

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紙の本奇貨居くべし 火雲篇

2002/05/16 15:26

人生を変える出会い

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 一作目の春風篇で重傷を負った主人公の呂不韋がなんとか命をとりとめ、これから動き出そうというところからがこの二冊目。最初は少年で、何かに怯え、自分に自信がなく、誰かに翻弄されるだけだった主人公がここからは少しずつたくましく、一人の人間として輝き始める。
 物語中に登場する歴史上実在の人物、荀子や著者の他の作品に登場する孟嘗君など、その脇役もにぎやかになってくる。

 主人公の成長といい、その主人公を取り巻く登場人物達といい、まだまだ先が気になる物語。

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紙の本奇貨居くべし 春風篇

2002/05/10 21:51

暗く沈んだ少年の純粋さが見えるまで

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 始めは両親に冷たくあしらわれていると感じている主人公の呂不韋が、父の命で旅に出ることで家の外の世界を初めて知り、初めて人間というものにふれて今まで閉じていた心の目を開き、人生を一歩踏み出すのがこの一冊目。
 親元を離れ、心細さを感じるどころか全くの他人に心を開き、家の外にこそ自分の居場所を見つける呂不韋の姿に痛々しさと同時に清々しさを感じる。
 旅は始まったばかりだというのに出会った全ての出来事、全ての人からあらゆることを吸収していく呂不韋のこれから先の生涯にどんどんひきつけられていくことは間違いない。

 家の中で暗くよどんでいた少年が、その純粋さと向上心を武器にどのように運命と戦い、どのように大成していくのか続きが楽しみな一冊。

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紙の本ストレンジ・ランデヴー

2002/05/09 21:05

痛いほどの一途な想いに

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 この著者は実に様々なジャンルの物語を書くことができる珍しい作家ではないでしょうか? 重たいSFのイメージもありますが、この作品は全編を通してとにかく一途な想いを抱いたキャラクター達が生き生きとしています。特に最後の話は感動して涙が出てきました。短編集なので、それぞれの話は全く独立しているのですが、一冊の本、全体を通して見ると後半に向かってどんどん物語が加速している感じがして、とても面白かったです。
 私は普段、恋愛小説はあまり読まない方なのですが、この本に出てくる短編は全て、恋、だけでは片付けられない、もっと真摯で一途な想いを感じ、普通の恋愛小説にはない感動を得ました。

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紙の本D-邪神砦

2002/02/12 21:32

更に増した物語の魅力

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 著者もあとがきで語っていますが、今回の「D」はいつもとはちょっと違うというのが読み終わった最初の印象でした。といっても、もちろん面白くないなんてことは決してありません。今まで際立っていた主人公Dの魅力はそのままに、物語の中にちりばめられている問題提起のようなものが今回はちょっと違っている気がしました。そのせいで話全体が奥深くなっているように感じるのは私だけではないはずです。今までは、日常を超越した異世界で繰り広げられる美しい主人公Dの活躍劇でしたが、今回は物語の中で語られる問題が読者の世界と浅からず結びついているのです。面白い面白いとノンストップで読んでしまい、読み終わった後に充実感とはっと気づく何かが残るはず。どんどん進化し続けるDにこれからも注目です。

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紙の本陰陽師 竜笛ノ巻

2002/02/04 21:24

テレビ化されても映画化されても

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 テレビ、漫画、映画とさまざまなジャンルに進出したこの作品ですが、原作の面白さは全く変わらないのがうれしかったです。更に、今回から登場してきた新しいキャラクターも、今までにない味を出していて、それでいて物語りにすっかり溶け込んでいるので違和感がなく、全編、本当に楽しく読むことができました。
 人の心の中に宿る鬼の話、更には陰陽術だけではなく、他の呪術も使って見せる晴明、中途半端な仙人の登場と読者を飽きさせることがありません。ゆっくりとした話の流れ、そして会話、行間、その全てに平安という時代の人々の息遣いや闇を感じるような気がします。
 今までのシリーズと変わることなく、新しいキャラクターの登場で更に面白くなった一冊を映画からファンになった人にも楽しんで頂きたいです。

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紙の本あかね空

2002/01/26 23:34

複雑に入り組んだ人の想いに涙

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 ちゃんばらもない、岡引も出てこない、侍も皆無、それでもこれは立派な時代小説だ。時代背景がというだけではない。職人のその魂、江戸っ子の気風のよさ、そして長屋での人付き合い、そのどれもが時代小説ならではの雰囲気をかもし出している。ちゃんばらがなくてもこれほど面白い時代小説を読むことができるとは、新鮮だった。

 話は一人の豆腐職人が自分の店を持つところから始まる。もちろん、苦労は多いし、そのひたむきさに涙する場面もあるが、何よりも目を引くのはその人間関係の複雑さ。それは、あまりにも現実の世界がリアルに写し描かれている。出てくる人々、全ての想いが一つになり、誤解が解ける日は来るのだろうか? それが知りたくてついついページをめくってしまう。

 人間、素直になれないこともあれば、つい悪態をついてしまうこともある。本当の気持ちとは逆のことを口走ってしまうことだってあるはずだ。そんな人間の複雑さも感じた。
 誰だって一度はあるはずだ、わかっていても言えなかったこと、誤解されたこと、そしてその誤解が解け、全てに満たされたことが。そんなこと一つ一つを思い出しながら読むと、間違いなく涙が頬を伝うはずだ。

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紙の本黒と茶の幻想

2002/01/14 00:41

過去の中に眠るいくつもの想いを

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 人間の記憶というのは怪しいもので、楽しいことはいつまでも覚えていたいし嫌な事は早く忘れたい。しかも楽しいことは美化して覚えていたりする。都合の悪いことも忘れる。それはきっと人間が幸せに生きていくのに必要なことかもしれなくて……それでもこの物語に出てくる四人の登場人物達は、その過去を明らかにしようとし始める。それは彼らにはきっと必要なことだったのかもしれない、でもそのことで傷つくこともつらいこともあったはず。傷を負ってまで見つけ出した記憶と真実の中に彼らが見たものは、少なからず読んでいる私達も似たようなものを持っている、そんなものでした。

 絶対に実際にはありえないような話、でも、その話の向こう側には現実を生きている私達にも見える何かがあるのに気づく、そういう作品は最近、少ないと思います。そういう意味でとても素晴らしい小説だと感じました。

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