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kykさんのレビュー一覧

投稿者:kyk

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本水晶のピラミッド

2003/04/08 09:07

上から見下ろすのか、下から見上げるのか、

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1986年のアメリカ、1912年のタイタニックの船上、紀元前5000年ごろ?のエジプトが交錯するミステリ。
アメリカで起きた密室殺人とタイタニック、エジプトを結びつけた豪腕ぶりは「バカミス」かと思うほど。
念のため断っておくと、ちゃんと本格ミステリとしての側面もありますよ。
御手洗や石岡とレオナの関係も別に重要ではなく、シリーズものにありがちな人間関係の機微のようなものは一切ないと割り切って読む方が楽しい。
トリックや大風呂敷の纏め上げ方はこのぐらい大味な方が笑い飛ばせていいのでは?
何も緻密に練り上げていくだけが本格と呼ばれるミステリではないでしょう。
もっと深読みしたければ「文明の死」をモチーフにした観念小説ともいえるかも。そう言う観点から読むと★★★☆(3.5って意味)。
密室での殺人を取り上げた本格ミステリとして読むのならば下から見上げて驚嘆することが、「文明の死」をモチーフにした観念小説として読むならば、上から見下ろして嘆息することができる。

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紙の本友はもういない

2003/04/24 09:48

あなたは友達を守りきることが出来ますか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

フェイブは金庫破り。マフィア・ギャング・麻薬の絡んだ金は一切奪わない金庫破り。それは単に友人ジミイと自分を守るためだ。
ジミイは麻薬捜査官。フェイブとは幼いころから一緒で今も週に二回共に朝食をとる仲だ。
フェイブの職業を知っているが、麻薬が絡まない限りフェイブの仕事には無関心を装う。フェイブの職業倫理を信じているからだ。
ただし、麻薬に絡んだ金に手を出したら、容赦はしない。そのことはフェイブも自覚している。
二人は無二の親友なのだ。

フェイブの信頼できる相棒・ドラルのたった一つの秘密がフェイブとジミイ、二人にとって職業倫理や100万ドルにも匹敵すると言う大切なものを奪い去ろうとする。
そのとき二人はどうするのか、二人は大切ものを守る抜くことができるのか。

あなたは、その友人を守り抜くためにその友人との友情を捨て去る勇気を持っていますか?
孤独と闘い逃亡する身になったとしてもその友人を守るためにすべてをなげうち一人で生きていく勇気はありますか?
そしてそこまでして守りたいと思う友人をあなたは持っていますか?

自分は…そう言う友人を失って今生きています。
その生き方は間違っていなかった、そう自信を持って言い切れる。

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紙の本ロゼアンナ

2003/04/21 16:09

社会は進化するのか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

警察小説+サイコもの、である。ただし、発表年は1965年。
つまり今とはまったく社会通念が違うのだ、と言うことがどうしても受け入れられない場合は読まない方がいいかもしれない。
社会通念は変化する、だが、この変化は進化なのか?
1年1作、10年で10作でスウェーデンの1965〜1975年(1973年発表の作品がないため)を描き出す警察小説シリーズの根底にあるのはこのことではないかなぁ。

モラルや人間の命の尊厳などなど、考えても考えても1965年と今とでは単に変化しただけで、それが進化、より良い変化である、と思えない。

いろんな意味で「社会を描き出したい」と言う夫妻のコメントを胸に読む小説であって、単に「推理小説、警察小説」と言うくくりで片付けてはもったいない。
「推理小説」も「警察小説」もすばらしい作品がたくさんある、そしてそれを融合させた名作もたくさんある。
このシリーズもそういった名作の一つであり、スウェーデンがたどった10年を知る貴重な資料でもある。

そして、私たちの社会は今日も変化をしていく、それがよりよい変化、進化であることを願いつつ、祈りつつ、それを目指しつつ。

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紙の本マークスの山

2003/04/05 20:05

何を伝えたいのか?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

その事件の背景にあるものを解明することが主題なのか、それとも犯人を反抗に走らせたものを解明するのが主題なのか、
はたまた捜査を行う警察内部の人間模様を描き切ることが主題なのか。
釈然としないものが最後までずっと付きまとっていた。
読み終わって一息ついてもなにを伝えたかったのか、わからない。
警察内部の対立と競争、犯人の人物像、なぜ被害者たちは殺されたのか。
どれも全部書きたかったとしたらそれは欲張りすぎる。
一つに絞って構成していくべきだったのではないか?

だから、文庫化に際して筆者は全面改稿を行ったのだと思う。
その謎に迫るためにも必読の一冊。

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