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先月(2017年6月)

akiraさんのレビュー一覧

投稿者:akira

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紙の本夜のピクニック

2005/04/06 11:12

高校生活が凝縮された2日間

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全校生徒が参加して夜を徹して80Kmの道のりを歩く「歩行祭」。高校3年の秋にその行事に参加する高校生たちの姿を描いた作品です。
この物語では、登場人物たちのすることのほとんどは「歩くこと」と「話すこと」であるわけですが、僕は「見る」という部分が印象に残りました。「見る」という行為は、何かに働きかけて、物理的な変化をもたらすものではありません。むやみに他人の領域(心理的および物理的な)に踏み込むことができずに、自分の中に抱え込んでしまっている状態が、「見る」という行為なのではないでしょうか。そして、他人に踏み込むことのできない遠慮、不安、焦燥の中で、自分の感情をさらにふくれあがらせてしまう部分もあると思います。
学校生活の中で感じていた、さまざまな級友たちへの感情の発露がこの物語には散りばめられています。そして、自分が相手にどんな感情をぶつけているのかを自覚することは、自分自身を発見することへもつながるのです。そして、「話す」ということは、そんな自分自身を相手に差し出すことであり、相手の話を聞くことは、相手を発見することにつながるのです。
もちろん、高校生の彼らが自分たちの関係性をこんなに冷静に分析できるというのはあまり現実的ではないので、これはやはり青春時代を後から振り返って読む小説なのではないかな、とも思うわけですが。

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