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先月(2017年4月)

十海さんのレビュー一覧

投稿者:十海

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本プリンセスの復讐 上

2002/07/25 14:48

海外TVドラマを「読む」爽快感

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ノーラ・ロバーツの文章は読みやすい。目で見た瞬間、すうっと水のようにしみ込み、なじんでここちよい。
 中東の王家に嫁いだ映画女優フィービは国王の寵愛を失い、虐待される。
 母とともにハーレムを脱出した第一王女エイドリアンは宝石泥棒になった。王家に伝わる秘宝「太陽と月」を盗み出し、父親に復讐するために。

 ストーリィの大筋だけ見ると何やらン十年前の少女マンガのような大仕掛けな絵空ごとみたいに思えるけれど、最初の1ページでその先入観は綺麗に消し飛んだ。
 中東王家のハーレムの王子や王女、王妃に王様、あるいは名うての宝石泥棒。
 雲の上のように遠い、ロマンチックな世界に生きる人物たちは、しかしながらしっかりと現実の痛みを伴って描かれている。主人公の母親が夫に虐待されるシーンなぞ、中東のハーレムが舞台なんだ、と前置きされているにも関わらず、あたかも自分の隣で起きてもおかしくない、と思わせるような生々しさがある。背筋がじっとり冷たくなる。「いる、いるよな…こーゆー男」と思わずつぶやいてしまう。
 かえって夢のように遠い世界の出来事として設定されているから、素直に共感できるのだ。彼らの苦しみ、怒り、涙を飲み込んで自分の身に降り掛かった理不尽な不幸に雄々しく立ち向かう姿に。

 海外TVドラマが好き!と言う人におすすめしたい。

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