サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 武蔵野さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

武蔵野さんのレビュー一覧

投稿者:武蔵野

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本海燃ゆ 山本五十六の生涯

2007/06/09 22:36

感動!!五十六語録

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 山本五十六の生涯を、丹念に調査し、五十六語録を満載した本である。戦記書籍として山本五十六本は数多くある。しかし、著者が女性であることは、極めて珍しい。私は女性のどんな視点で、軍人五十六を描いたのかをすごく興味もった。
 結論は、山本五十六という人物は、信長、秀吉、家康クラスに肩を並べる名将であり、その行動、言動は女性、男性に関わらず、感動を与えたことである。
 100年後、太平洋戦争が、歴史として語られる時、山本五十六は名将として人々に語り継がれる人物である。この本で、唯一女性の視点を感じたことは、五十六の正妻と愛人との関係を描いていることであり、正妻側擁護論に立つ視点である。
 何故、これほどまで五十六が名将として賞賛されるのか?
理由は、下記の4つ。
 ①軍人でありながら、政治家としての資質を備え、日米開戦に
 つながる三国同盟を本気で反対した気骨の人物。そのために 命を狙われた。
 ②米国と戦争すれば必ず負けると、米国と日本の国力差を冷静 に分析できていた人物。
 ③米国と戦争すれば必ず負けることは判っていたが、自分が連 合艦隊司令長官職に就いた時、勝つ可能性1%(航空機によ る軍艦殲滅と早期講和)にかけ、真珠湾攻撃を企画、実行。
 ④最後まで、戦争の指揮を執り、常に最前線で戦い。
 そして、劇的で不運の戦死。

 私も五十六を人物として尊敬し、五十六語録には感動した。ここでは、この本にある私が気に入った五十六語録を記述する。
 ①やってみせ、説いてきかせてさせてみて、誉めてやらねば人 は動かじ
 ②日米開戦の見通しを聞かれて、
 それは、是非にやれといわれれば初めの半年や1年の間は、ずいぶんと暴れてご覧にいれます。しかしながら、二年三年 となれば全く確信は持てません。三国同盟ができたのは致し方ないが、かくなりましては日米戦争を回避するように極力御努力を願いたい。
 ③ハワイ作戦について、いろいろ意見があるが、私が、連合艦 隊司令長官である限りは、この作戦は必ず実施します。以後、再び、この問題について論議しないようにしてもらいたい。ただ、実施するに当たって、実施するものが納得するような方法でやります。
 ④個人としての意見と正確に正反対の決意を固め、其の方向に 一途邁進の外なき現在の立場は誠に変なもの也。之も命というものか
 読者の各語録で意見はあるでしょうが、五十六程の政治家が
 当時、日本のトップにいなかったことが日本の不運であるを
 痛感する珠玉の1冊である。
   是非、より多くの人に一読してほしい1冊である。
 そして、優秀な政治家を選ぼうではないか?
以上


このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本信長の棺

2007/05/13 00:55

一気に読める歴史小説本

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 世の中は時代劇、特に戦国時代復興ブームである。その中で、最近は、信長、秀吉、家康、信玄、謙信たちの軍師、参謀の小説が多い。私もTVでこのドラマを見て興味を惹いた1冊である。
 メジャーな戦国大名は、既に書き尽くされた感がある中で、信長の棺は、ミステリー性も加味しながら、信長、明智、秀吉の政治家(謀略家)としての見方として、新鮮味が有り、一気に読んだ珠玉の本である。これひとえに、筆者の経験豊富さのなせる業か?私には吉川英治を彷彿させる文体であった。
 今、秀吉の枷を読み進めている。さらに明智左馬介の恋へと読み進めたい。久しぶりに、追いかけしたくなる筆者である。但し、頭脳明晰、経験豊富のなせる業と思われるが、ストリーでたまに横道に脱線するのはいかがなものか? 他の読者に意見を委ねる。
 以上

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本明智左馬助の恋

2007/06/03 23:30

義の人、不運の人明智左馬助!!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本能寺の変を描いた三部作「信長の棺」「秀吉の枷」「明智左馬助の恋」の完結編である。筆者が三方向からの視点で、本能寺の変を描くコンセプトが生きている。黒澤明監督も、3台のカメラを別々の位置から、軍勢の動きを撮影し、奥深い映像を完成させた視点と同じ手法である。
 さて、何故、筆者は左馬助の視点から光秀を描いたのだろう。主君信長を裏切り、謀反を起こした光秀。謀反という言葉には、人間としての理性や情、倫理観を感じない。極悪人光秀である。従って、光秀の視点では、信長暗殺の言い訳を描くことになる。
 義の人左馬助の視点並びに光秀の身内(婿、家老)視点で、光秀の本能寺の変を描くことにより、光秀の謀反は、義憤によるものとのイメージを受けた。
 しかしながら、光秀は謀反を起こしたのだろう? 筆者の推理によれば、朝廷から信長を朝敵にした詔を出す密約説があり、光秀は愚かにもその詔を信じて挙兵した説は興味深い。しかしながら、信長暗殺後、光秀の行動には疑問が残る。あまりにも、唐突で、衝動的行為で有り、同士を増やせなかったことである。
 本能寺の変後、光秀の凡庸として行動(活動)と山崎の合戦後の死に方が哀れで、小説主人公としての魅力がない。それに比較して、左馬助は、主君亡き後の行動(部下の解散、明智一族のみ自刃)が義の人として小説主人公に据えた理由ではないかと思う。
 読者の意見は?
いずれにしろ、読後は様々な思いやイメージを募らせることができ、一気に読み易い本として推奨する。
以上

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本秀吉の枷 下

2007/06/03 13:32

秀頼は秀吉の子供ではなかった!!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本は2つのテーマがある。
秀吉の枷(上)では、秀吉が本能寺で留めを刺したのは、秀吉の指示である説。秀吉の枷(下)では、秀頼が秀吉の子供ではなかった説。 秀吉の枷(下)は、秀吉の跡継ぎ問題、秀頼が秀吉の子供ではないことを推理した歴史小説である。従って、信長の棺の続編として、歴史推理小説とは別小説と考えた方が良い本である。
 さて、秀吉の枷(下)の書評であるが、秀吉の夜の性生活が男性老人の視線で語られており、女性読者には嫌われる文体である。私は、川端康成の「眠れる美女」の官能小説をイメージした文体である。
 秀頼が秀吉の実の子供ではなかったことを推論する小説としては、筆者なりの調査と推理は非常におもしろい。また、秀吉はそのことを知っていたとの説。それでも、あえて、秀次一族を殺し跡継ぎを秀頼に継がせる推理が面白い。
 特に、秀吉は秀次も側室が多く、秀次奇行の原因は側室から梅毒を移されためで、その子供にも病気が伝染していると疑いを持ち、秀次一族を抹殺する推理は、なるほどと思わせる。秀次の子と秀頼の子の婚儀を阻止するため。。。
 秀吉晩年の推理小説として、推奨する。
 私は、もう1歩進めて、秀吉自身の晩年の奇行(朝鮮出兵、秀次一族抹殺、利休の死)は、秀吉自身も大勢の側室との性生活から、病気(梅毒)を移され、正常な判断ができなくなつたためとの推理は、どうでしょう。
 秀吉の枷(上)の書評でも、書いたが、信長は別として、信玄、謙信、家康等の戦国武将に比較して、秀吉の晩年は哀れである。信長死して、天下人になった人物として、何の政策(ビジョン)もなく、政治もしなかった。しかも、自分の跡継ぎ問題でも失敗している。
 せめて、織田吉法師 (きっぽうし):信長の孫を天下人にする行為を見せたなら、豊臣家臣団をまとめられ、秀吉は義の人として後世に名を残す名君になったと思うのは、私だけでしょうか?
 次は、3部作の終章、「明智左馬介の恋」の書評を書く。
以上

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本秀吉の枷 上

2007/05/28 00:47

秀吉が信長を殺した!!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本は2つのテーマがある。
秀吉の枷(上)では、秀吉が本能寺で留めを刺したのは、秀吉の指示である説。秀吉の枷(下)では、秀頼が秀吉の子供でなかった説。(書評は、別項で)
 信長の棺の続編として、歴史推理小説である。信長の棺では、大田牛一を介して、本能寺の変を語っている。秀吉の枷(上)では、秀吉を介して、本能寺の変を語っている。しかも、信長を死に至らしめたのは秀吉であると。!!
 筆者ならでの、オリジナルの推理とその推理を裏付ける秀吉の出生の秘密、秀吉の心理状態、中国おお返しが鮮やかにできた理由等を時系列的に推理して語られている。
 本当にそうか?
 この本を読む限り、筆者の推理を全面否定することはできない。それだけ、下調べの調査とオリジナルの推理が優れていると
言わざるを得ない。
 読者の必読の本としてお奨めする。
但し、私はどうしても秀吉の生善(信長を殺さなかった)説を取りたい。中国おお返しも、全て、秀吉の諜報網が優れていた事実によるもので、明智光秀の動向もつかんでいたのではないか?
 秀吉が信長に少数での移動を危険と連絡しても、信長の油断による死と考えた方が妥当と思う。抜け穴は、地震で塞がれていたとか?秀吉があの毛利との状況で、信長を殺すメリットはない。
 また、秀吉の晩年の朝鮮攻めを見ると、信長をあの時点殺して天下人になってからのビジョンがあまりにもなさ過ぎる。
 秀吉の詳細は、秀吉の枷(下)の書評で語りたい。
さて、読者の意見は?
以上

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

5 件中 1 件~ 5 件を表示