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レビューアーランキング
先月(2017年1月)

dillさんのレビュー一覧

投稿者:dill

62 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本数学入門 上

2001/09/05 17:38

数学の興味深い歴史が見えてくる

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 中学生の頃,わたしは数学が大の苦手であった。たびたびテストで赤点をとるものだから,数学の先生は何とかしなければと思ったのだろう。ある日,一冊の本をわたしに貸してくれた。正確には上下巻二冊なのだが,まあようするに,それが本書『数学入門』だった。

 先生が言うには,自分はこの本に出会い数学が好きになったのだそうだった。本当だろうかと,わたしは怪しみながら,その本を借りた。そして,驚いた。本の中には,わたしの知らない…,いや! 想像すらしなかった数学の世界が広がっていたのだ。
 わたしは数学は苦手だったが,歴史は(得意ではなかったが)好きだった。歴史上の人物と言われる人々の生き方は魅力的で,おどろくべき発想と事件の数々は想像力を刺激してくれる。本の中には,数学の歴史がつめこまれていた。
 古代のエジプトやバビロニアの,まさに原初というべき数学から,現在でも知られているユークリッドやピタゴラスと言った,歴史上の有名人まで。わたしの好きな歴史がここにはあった。
 もちろん,この本は数学の本だから,数学につきものの数式や数理も,多分につめこまれていたが,一番わたしの興味を惹いたのは,数学がどのように発展していったのかが書かれていることだった。その発展の歴史をみていくと,数式や公理と言うものも,今の学校で学ぶような難解なパズルを解く暗号のようなものではなく,人の知恵や人生そのものであるように思えるようになった。
 この本を通して,わたしは初めて数学が面白いと思った。そして,なぜこの本を,先生が,できの悪い生徒の一人であるわたしにすすめてくれたのかが理解できた。
 この本を読み終える頃には,わたしの数学に対する考えは,まったく改められてしまっていた。そして,それ以降,わたしは歴史が好きなように,数学も好きになった。もっとも,成績の方は歴史同様ふるわなかったが。
 それはそうと,わたしは不思議でならないのだが,この本を貸してくれた数学の先生の授業は,おせじにも楽しいものではなかった。特に,この本を読んでからは,なおのことそう感じた。それは,わたしが数学がすきにはなっても,得意にはならなかったことと同じなのかもしれない。

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きっちりと基本を押さえた良書

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 最近の外国語の学習は,従来からの,文字を覚え,単語を覚え,文法を覚えの暗記型ではなく,ネイティブの発音の文章を聞いての耳からの学習が,主流なのだそうだ。
 それによって,赤ん坊が言葉を覚えていくように,外国語を学習できると言う。
 従来の方法を知っている者にとっては,あまりに簡単すぎて,効果のほどを疑ってしまうが,そもそも我々が話している言葉は,必死に勉強をして覚えたのではなく,自然と身についたものなのだ。そう思うと,耳で聞いての学習はとても効果的に思えてくる。
 本書は,韓国語の文字から始まって,発音や文字の書き方,CD2枚分もの豊富な日常会話の例文と,外国語の学習本としては,オーソドックスな作りとなっている。
 馴れない内は苦労するだろう,韓国語の発音や,パッチムにも充分なページを割いている。もちろん,CDを利用して耳から学習することもできる。基本に忠実ではあるが,豊富な用例は,韓国語を始めて学ぶ人にとって,とても大きな助けとなってくれるだろう。
 こつこつ学習するならば,きっと韓国語が理解できる。そう思わせてくれる一冊だ。

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明解初級囲碁読本

2002/05/22 18:28

碁の考え方を身に付ける!

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 碁の本はたくさんあるが,本書ほど「読む」本は少ない。
 多くの本は,棋譜を中心として進行していくが,本書では,その中心が囲碁についての考え方「碁理」であり,棋譜はその説明を補うために掲載されているに過ぎない。
 大切なのは,あくまでも読むことであり,碁の考え方を理解することなのである。
 内容は,あくまでの基本だが,一つ一つの項目が,短くまとめられ,気軽に目を通せ,すらすら読むことができる。それで布石からヨセまでの,一局の碁に必要になる基礎の力が身につくのだから嬉しいかぎりである。
 「基本編」に「実技編」おまけのような「死活特訓教室」の三章構成で,あるていどの棋力の人にはちょうどよい復習となり,なかなか初級を抜け出せない人にとっては,かっこうのステップアップとなるはずである。

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三国志人物事典

2002/04/28 11:34

魅力的な人間達

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 三国志と言えば,何と言っても,魅力的な登場人物にある。
 1800年前の中国の歴史をもととしたお話だが,一般に小説となって世の中に知られているお話は,「三国志演義」をもとにして書かれており,その内容は,必ずしも,正史の内容にそったものではない。正史では,諸葛亮は神がかり的なはたらきをしないし,曹操は悪者でもない。
 本書は,三国志に登場する人物の中から500人を選りすぐって,正史や演義での活躍を紹介している。
 有名な人物を大きく,あまり有名でない人物は小さく紹介されているので,取り上げた人物すべてのはたらきを,充分に説明しているとは言い難いが,三国志を,演義以上によく知りたいが,さすがに何冊もある正史を読むのはつらいと思われる方ならば,充分に納得できる内容に仕上がっていると思う。「正史」や「演義」の違いについかも書かれているので,資料的にも優れたところがある。
 ただ,「演義」と「正史」では,人物の描かれかたがまるで違うので,演義のイメージを大切にされたい方には,お勧めできない。しかし,魏や曹操のファンの方には,強くお勧めできる。事実は小説よりおもしろい。

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よく分かる定石の基本

2002/04/28 10:27

定石の活用法

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「定石をおぼえ二子,弱くなり」などと言う格言もあように,定石の扱いはとても難しい。なぜならば,定石は形を暗記するのではなく,なぜそう打たなければならないのかを,理解する必要があるからだ。
 本書では,星・小目・目はずしと言う,基本中の基本と言える定石を,Q&Aのクイズ形式で取り上げ,問題に答える形で,なぜそう打たねばならないのかを解説している。
 既存の定石を羅列して掲載するのではなく,相手のかかりに対する受け方,こちらからのかかり方を,多くの進行図とともに,解説する。定石初心者にはありがたい内容である。
 反面,定石そのものには殆ど触れていないため,定石の形を学ぶことはできない。すでにある定石の知識を復習することを目的として,本書は読むべきであろう。

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よく分かる手筋と俗筋

2002/04/02 16:11

基本的手筋の学習

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 自分の地を広げ,相手の地をせばめる,中盤の攻防において,手筋の知識は勝敗を左右する,きわめて大きな働きをする。しかし,中盤で必要になる手筋は,詰碁や布石の定石よりも実践的で難解であるから,理解し身に付けるには時間がかかる。
 本書では,切断・石取・守りの基本的手筋を通して,手筋に必要になる読みの力と考える力を養う。そのために,目をならすように複数題の手筋の問題を並べ,解説にも本筋だけでなく俗筋をまじえ,何がよく何が悪いのかを徹底的に解説している。
 手筋の入門書として最適であるように思う。

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らくらく上達のための一冊!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 前作「面白お稽古話」の続編であり,刷り込み方式の囲碁短期上達法という,ちょっと変わったユニークな上達法を説くニ冊目である。
 刷り込み方式とは,同じ手筋を繰り返すことで,反射的に答えを出せるようになる,と言うものだが,暗記とは違う。さしずめ,赤ちゃんが,普段から日本語を耳にすることによって,自然と日本語が話せるようになるように,自然と正しい手を理解してしまおうと言うものである。
 本書では,「西田先生」という,立派な学者だが,かなり無茶な碁を打つ個性的な人物への,筆者の指導を通して,刷り込み方式上達法の効果の程を証明する。しかし,それだけではない。西田先生と筆者の交流。西田先生と碁の仲間達。碁を通して描かれる人と人との交流の素晴らしさ。碁の面白さを,あらためて教えてくれるお話も詰まっている。前作でもそうだが,巻末の問題集はおまけのようにみえるが,どうしてどうして。本編での内容をうけて,不思議とやる気を起させてくれる。囲碁の上達をのぞむなら,必読の一冊である。

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あなどれない一冊!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 囲碁を始めたばかりの女性を,二年で二段にまで導いて行くと言う,囲碁を知る者にとっては実に興味深い内容で幕を開ける本書は,一見して軽い日記風の読み物ではあるが,その実,筆者が言うところの誘導指導法なる囲碁の短期上達法のテキストなのである。
 囲碁の上達は多くの愛棋家にとって望むところであろう。まして,それが短期でとなればなおさらだ。
 本書の誘導指導法がどう言うものかと言えば,目を馴らして,石の形を風景として捕えると言うことだろうか。勘を養うとも言えるかもしれない。そして,そのために,同じ局面を何度も目でなぞり,石の形にすばやく反応できるように練習をする。
 あまり面白そうな練習方法には思えないが,その方法で二年で二段になった女性がいると言うのを考えれば,がぜん,やる気もわいてくる。やる気を持たせるのも,指導の一つであると考えるなら,本書はその点もよくおさえているといえるだろう。
 最後まで本書を読み終えると,もう一目か二目,強くなったような気がする。それは,きっと,本書が囲碁の面白さを読者に伝えてくれているからなのだろう。面白稽古話とはよく言ったものである。
 囲碁は面白い! 改めてそう思わせてくれる一冊だ。

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未来は明るい!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は,女性週刊誌での連載を一冊にまとめたものであるが,改めて読む価値のある一冊である。内容は,読者よりよせられた悩みの手紙について筆者が回答していくというものだが,その多くは,親子の関係に悩む母親であり,少年少女であり,現代における家族のあり方を深く考えさせられる。筆者,つまり大平光代さんは,相談者の悩みに真剣に向き合っておられ,その真剣さは文面からよく分かる。今さらながらではあるが,彼女の今までの人生はすさまじいものがある。いじめによる自殺未遂や,極道の妻になったこと,そして,立ち直り努力の末弁護士になったこと。そんな彼女だからだろうか,相談者の悩みに対して,何とかできないだろうかと言う強い気持ちが感じられる。
 とかく,嫌な事件ばかりが目に付き,世の中には暗い雰囲気が漂っているが,決して悪いことばかりではないと言うことを,彼女は教えてくれているように,私には思えた。心に残った一言がある。「誰にも,いつでも,どこでもやり直すチャンスが用意されている」たとえ今が悪くったって,未来は明るいのだと思えてくる。とても勇気づけてくれる素敵な言葉だ。

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アルゴリズムを学ぼう

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 殆どのプログラムの,その中心はアルゴリズムである。
 アルゴリズムとは,与えられたデータをどのように処理をするのか,その具体的手段である。
 例を示せば,どこかへ旅行に行くときに,目的地までどのような方法で行くのかを我々は考える。車でも行ければ,電車でも行けるだろう。近ければ,歩いてもバスでも行けるかもしれない。どのような方法をとるにせよ,どれか一つの方法が最良であるはずはない。
 プログラムも同じで,一つのアルゴリズム(処理の手段)がすべてのプログラムで最高の働きをするとは限らない。
 何か一つのプログラミング言語を理解すると,一つか二つアルゴリズムらしきものを身につけられるもので,どんなプログラムにもその手段を試みたくなるものだが,しかし,それではよいプログラムは書けない。
 本書ではアルゴリズムを主題として取り上げているが,まずアルゴリズムがとんなものであるのかを言葉で説明し理解を求める。プログラムを呈示するのはその後で,データ構造,探索,整列,文字列の探索と,それぞれに数種のアルゴリズムを取り上げて,その長所と短所を解説する。
 プログラムにはC言語を用いる。C言語の特徴である柔軟さから,実際のデータの動きを把握しやすい。これなら,他のプログラミング言語への移植も簡単だろう。
 アルゴリズムのリファレンスとしてもマニュアルとしても役に立つが,一番おすすめしたいのは,アルゴリズムに興味はあるが触れたことはないと言う人だ。
 本書は,そんなアルゴリズム初心者のよい導き手となってくれるだろう。

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入門書の決定番!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は,チェスの入門書である。
 他のチェスの入門書と同じように,駒の動かし方から始まって,エンドゲーム・序盤の定跡・実践の解説と進んでいく。
 しかし,本書の特徴は,ただ駒を動かして,それがどのような意味をもつのかを説明するのではなく,どのような考えよって駒を動かすのか,チェスの考え方を説明している部分にある。
 こう指せばよい。相手のこの手にはこう!と言われても,上手な人なら理解もできようが,初心・初級者では,それはなかなか難しい。
 そもそも初級者と中級者を分けるのは,チェスについての知識ではなく,チェスの考え方を身につけているかどうかにあると言えるだろう。
 初級者に必要なのは,どう指すのか,どう駒を動かすのかのチェスの知識ではなく,どのように考えのもとで駒を動かすのか,まさにこ『チェスの思考』にあると言える。
 そして,本書が素晴らしいのもまさにその点。
 どう駒を動かすのかではなく,どう考えればよいのかを基礎として,エンドゲーム・序盤の定跡・実戦の解説が書かれてあり,この一冊で初心・初級者を中級者へと導いてくれる。
 まさに入門書の決定番だと言える。

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実戦での判断力を磨く

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は,やさしい実戦集ということで,二十数手で決着のついたミニチュア・ゲームを26局集録して解説をしている。
 初心者としては,ゲームの進行にしたがって,一手ごとの局面を掲載してあるのが嬉しい。
 馴れない内は,棋譜の通りに駒を並べていっても,なぜか間違ってしまうことが多い。しかし,これなら間違えようがない!
 ミニチュア・ゲームはどちらかがミスをしているので,局面の研究の材料としてはちょうどいいだろう。
 集録されている26局のゲームは,それぞれ異なる定跡で始められているので,定跡の勉強にもなる。
 総合的には,初心者を対象にしてあるものの,ミニゲームは局面の良し悪しを判断する勉強にはちょうどよい。その点だけでも充分に評価できる。よい一冊だといえる。

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紙の本ローワンと魔法の地図

2003/07/09 14:10

すばらしき冒険

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 冒険とはかけ離れた生活をしていたローワンは,あるとき,村の勇敢な者達とともに冒険に出かけることとなる。
 自分に,いつも引け目を感じているローワンは,何事にも積極的になれない少年。そんなローワンの目を通して描かれる物語に,共感を感じる人は多いのではないだろうか。ローワンが抱えている,自分自身への引け目や,周りの人間への遠慮は,多かれ少なかれ誰もが大人になるまでの間に味わったはずだ。
 ローワンは,旅の仲間達が,困難にぶつかってくじけていく中を,苦しみながらも乗り越えていく。そして,物語の最後には,ほのかに胸を暖かくしてくれるような,そんな感動が待っている。
 もう一つ,この物語のすばらしいところに,暴力によって問題を解決しようとしないところがある。とかく,冒険小説では,暴力も問題解決の手段として,軽々しく振舞われる場合があるが,この物語に関しては,それは皆無だ。
 主人公達は,一つ一つの困難に,悩み苦しみながらも,答えをみつけ乗り越えていく。著者エミリー・ロッダの物事への深い洞察力を窺い知ることができる。そして,それによって,物語は息づき,読者にローワンやその仲間達の心情を生き生きと読者に伝えてくれる。
 本書は,子供も大人も,読んで感動できるすばらしい一冊だと私は思う。

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分かりやすいつくりで,気軽に読めます

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 実戦で役にたつ手筋を身につけたい人に最適な一冊。
 手筋の種類ごとに異なる六つの章からなり,各章の初めには実戦の棋譜を参考にしてのお話を掲載し,各章ごとのテーマにそった問題からなる簡明なつくり。
 各問題ごとに,ぴんとくるヒントがあり,初段を目指す人にとっては,ほどよい難しさだと思う。問題ごとのテーマが明確であるから,さらりと目を通すことも,じっくり読んで研究することもできる。
 読む人にとって自由に楽しみ棋力を向上させることができる。オーソドックスなつくりだが,良い一冊である。

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紙の本差をつけるヨセ上達法 改訂版

2002/06/29 21:31

ヨセの不思議とおもしろさ。ヨセに何が大切なのかを教えてくれます。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 進級編では,ヨセの数え方と基本のテクニックを,入段編では,多種多様な形のヨセを紹介し,シリーズ完結編にあたる昇段編の本書では,全局的な立場にたってヨセることの大切さを教えてくれる。
 有段者向けということもあり,説明も問題も実に歯ごたえのある内容。しかし,「ヨセはおもしろい!」そう思わせてくれる。
 プロの譜からのヨセの解説は,一目二目を得るのがここまで大変なのかと驚かされる。一見して不思議に思える一手が,深いヨミと鋭い感覚によって妙手となっていることが分かる。その見事さに,いつかはそんなヨセを打ちたいと憧れる。
 掲載されている問題そのものは,複雑というよりも見落としがちな部分を問題として突いている。感覚を磨くということかもしれない。
 ヨセは,アマでもプロと変わらない手を打てると聞いたことがあるが,その通りだろう。ヨセが簡単というわけではない。冷静に,気をつければよいということだ。そのためには,ヨセはおもしろいと,そう思えることが大切だろう。本書を読めば,きっとそんな気持ちが芽生えるのではないだろうかと思う。

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