峯吉さんのレビュー一覧
投稿者:峯吉
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紙の本気になる部分
2007/06/22 10:50
気になる翻訳家になりました
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
マイナー嗜好、ネガティブシンキングも愛する、子どものころ一人遊びがすきだった、妄想癖がある等にあてはまる人なら、必ず楽しめそうな一冊。
私は立ち読みしてたとき、「私のエヴァーグリーン(不朽の名作)」のところで、笑い出しそうになり、購入を決めました。岸本さんがしょっちゅう思い起こしているという謎の時代劇、私も見てみたい。
エッセイなのか、フィクションなのか、境界の分かりにくい作品も多く、何もかもきのこづくしの宿が出てくる「国際きのこ会館の思ひ出」は、フィクションかと思いきや、実在するホテルらしくて、驚きました。
不思議な歌について、不思議な知り合いについて、日々疑問におもうところ、「私も実はそう思ってた」「そういえば不思議だ」と心のツボをツンツン刺激され、しょっちゅうふきだしかけます。
作者は翻訳家。翻訳というと全くよく知らない者には憧れの自宅勤務、って感じですが、辞書をくってくって、調べ倒して、何の言葉が適しているか考えまくって、そんな仕事なんだなぁと、何となく前より理解できた気持ち。
2007/07/15 14:41
気負いなく、片づけを実践できそう
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今、お掃除の本が溢れているけれど、著者自体が片付けられなかった人であり、「開運」系のジャンルでもないので、誰でも親しみやすく、気軽に実践できそうです。
リアルに散らかり放題な部屋の絵は圧巻!でした。私も散らかし魔で掃除機もなかなかかけない。なのに、中で出てくる「汚部屋チェック度」は10項目中何と1項目しかあてはまらず、「汚部屋とは無縁」とされてしまい、汚部屋にも奥深いものがあるのを感じました。
きれいになっていく様子は、気持ちよかったですが、同時に、著者が、可愛らしくユニークな人にも見え、好感ももちました。全く定規を使わず描かれている絵からも、おおらかさを感じます。
すっかり片付いた時、よかった、と思うと同時に、なぜかちょっと寂しくもなってしまいました。散らかって汚い部屋は不便、かといって=ダメ人間でもないはず、という思いがあるからかもしれません。
一つ気になったのは、新品のものまでどんどん捨てちゃうのは、やはりもったいなくないかなぁ、ということ。
例えば、フリマで売る、リサイクルセンターに送料持ちで引き取ってもらう等、手はありそうです。ゴミ袋が有料なとこも多いし、エコの問題も。
しかし、「使うかも」とためておかないで、手放す、そして次からは、持ち込まないようにする、というのが大事、というのはよく分かりました。著者のお母さん直伝、エコなお掃除術も、役立ちそう。
実はこの本を読んだあと、単純にも部屋は片付きましたが、私の場合、しばらくして元通り…(笑)朝、持っていくものや着る服で悩んでちらけて、時間がないからそのまま出かけ、帰ったら疲れてやる気出ない、という。休日、すっかり散らかってしまった部屋を前に、片付け始めると、ユーウツになって続かない。著者は、自由業ですが、通勤・通学者用、気がふさいでる人用(?笑)の片付けアドバイス本も読みたいなーと思いました。
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