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先月(2017年8月)

やまめさんのレビュー一覧

投稿者:やまめ

2 件中 1 件~ 2 件を表示

ある船乗りの太平洋戦争

2007/07/06 15:27

戦時下商船士官の生き残り戦記

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

商船の機関科士官をめざして入学した高等商船学校は海軍予備士官養成校化して厳しいながらも青春謳歌も垣間見える。卒業証書と海軍予備少尉任命書を受け、川崎汽船利川丸二等機関士として晴れて船出する。しかし戦時急造船のためエンジントラブル多発で悪戦苦闘しながサハリン〜本土間の石炭輸送に専従後、一転して釜山〜マニラ間の関東軍部隊輸送任務に就く。台湾の高雄経由でマニラ向け船団に列するもエンジン故障で高雄で修理し、再度バシー海峡突破に挑み、僚船が敵潜魚雷で沈没するも利川丸は運よく無事マニラに陸軍部隊を揚陸、直後グラマン機の大群に襲われ、軽武装商船のやられ放題の悲惨な情景を生き生きと描写している。

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戦時商船隊の悲劇

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は13年前刊行の「栄光なにするものぞ」が底本とのことで、さきに出版した「撃沈された船員たちの記録」の姉妹編のようである。
 巷には勇ましい帝国海軍の戦記があふれているが 敵と対等に戦いができない兵站輸送船を何故強力に防護しなかったのか海軍の姿勢が非常に理解し難い。
 一方、戦時商船隊の戦記は僅少であるのは何故であろうか? 本書まえがきにある軍の秘密保持優先で隠密行動を余儀なくしたことと、通常民間船舶には所定最小乗組員で運航され、軍艦のように参謀とかの記録要員が居ないためではなかろうか。
章立ては戦局別6章となっており、取材対象者と戦禍を浴びた商船の写真も付された悲惨極まりない証言は涙なくして読めない。
島国小国日本の敗因は戦略資源枯渇にあるが、海上輸送路の制海、制空権を奪われ、いたずらに商船・船員を海底の藻屑に至らしめた慟哭を本書から読み取れる。
 落日の章にソ連参戦時、北鮮海域で陸海軍の防護放置下での商船隊の苦闘。沈没した海軍艦艇を商船が必死に救出した秘話が載っているが、このことが、かの大井篤の海上護衛戦にないのは解せないものがある。

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