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先月(2017年1月)

トマト館さんのレビュー一覧

投稿者:トマト館

235 件中 1 件~ 15 件を表示

アメリカひじき・火垂るの墓 改版

2007/10/14 23:53

日本中がどうしても救えない兄妹

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「火垂るの墓」は、原作も、深い。
映像化されるとたいがい、
「原作の方がよかった」とか、もしくは「同じくらいよかった」と評価されるだろう。
「火垂るの墓」は、違う。
原作とアニメが、どちらも味わうことで1+1=2になるのではなく、
3にも4にもなる。
どちらの方がいいとか、そんな問題ではなく。

この小説の語り手は、
「二人はかわいそうだ」とも、「二人は弱い存在だ」とも言わない。
「戦争はむごい」とか、そういうメッセージも言わない。
清太の関西弁をまじえつつ、ただ饒舌に、兄妹を語る。
それだけで、もう充分なのである。われわれ読者は、そこからきちんと、
なにかを受け止められるのである。

わたしがはじめて「火垂るの墓」に接したのは、ちょうど節子と同じくらい小さいころで、
清太はずいぶん年上で、やさしいお兄ちゃんだった。完全に節子の立場で見ていた。たよるべき存在として。
清太と同じくらいの頃は、彼とおなじ立場だったらどうしただろうかと思った。
今、わたしは清太の歳をずいぶん越してしまった。
彼は単なる14歳の少年なのである。なんと幼いのか。
この小さな二人の兄妹が、今おなじ状況であったなら、
わたしはなにをしただろうか。

他の短篇も「火垂るの墓」にならぶ秀逸な作品。
わたしはぜひ、戦争中に亡くした妹と自分の娘をだぶらせ、殺してしまう
「死児を育てる」と「火垂るの墓」をセットで読んでほしい。
単純に、「火垂るの墓」を野坂昭如の自伝だと思っていたら、
損をする。
この短編集には、やさしいおにいちゃんばかり出てきているわけではない。

空襲。負傷した母。死んでいく妹。とてつもない空腹。
戦争文学というのがあるのなら、わたしはこの本を一番に推す。
断然推す。

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星に願いを

2009/09/28 23:00

ありがとう、庄野のおじいちゃん

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

庄野潤三のことを、心の中で、親しみをこめて、
庄野のおじいちゃん、と呼んでいた。
今回もそう呼ぶことをお許しください。

初めて庄野作品をよんだとき、
これはいったいなんだろう、と思った。
小説らしくなく、随筆らしくもなく、これはなんだろうと。
夫婦二人の生活が、ほのぼのとえがかれ、
同じことが何度も繰り返され、同じ説明が何度も繰り返される。
でも、とても好きになってしまった。
普通の小説なら、筋に無関係だと切り捨てられてしまうような、
無駄な、でもすてきな無駄が、実にきらきらとしているのだから。
装飾の無い生活の息遣いが聞こえてくる。

そんな息遣いが聞こえてくることが、読んでいて少し辛くもなった。
だって、まだ庄野のおじいちゃんが、
山の上で、今日も散歩しているような気がしてしまうから。
どれも同じようなほのぼのとした日々をえがいているようでいて、
このシリーズの作品には、確実に時間が流れている。
孫がみな大きくなり、結婚してひ孫が生まれ、
そして、このシリーズはもう続くことがなくなってしまったのだ。

時間の流れを怖れずに、
庄野のおじいちゃんを見習って、
家族のあたたかさに、
季節の移ろいに、鳥のさえずりに、
毎日の食事に、よろこびと感謝を感じたい。
学生時代は、
妻子を棄てて無頼に生きたり、はやく亡くなってしまう作家を、
かっこいいと思ったこともありました。
でも今は、家族を愛し、愛され、長いこと生きた庄野のおじいちゃんが、
とってもすてきに思えます。

ありがとう、庄野のおじいちゃん。

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紙の本だれかのいとしいひと

2008/10/13 22:08

どうしてこうなっちゃうんだろう、に。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

どうしてこうなっちゃうんだろう、ということがある。
どうして別れてしまうんだろう、
どうしてやりたいことができないんだろう、
どうしてこんな嫌なことが続くんだろう、
どうして好きになったんだろう。
そういう、どうしてこうなっちゃうんだろう、のど真ん中にいる人々の、
話が多かったと思います。

だれでも、なんらかの「どうして~」があるわけですが。
素敵なこともそうでないことも含めて。
わたしの好きな「どうして」の話は、
「誕生日休暇」と「花畑」でした。
どうして誕生日休暇をハワイで1人で過す羽目になったのか、
そしてそこで新たにであう「どうして」な人の話。
「花畑」はどうしてこんな嫌なことが続くのか、という話。

文庫本なので解説の解説。
解説は枡野浩一。
この書き手の解説は、常に、結局自分の話になってしまっていると思います。
この小説と作家は素敵!という話ではなく、
こんな素敵な小説と作家が好きな自分はとても素敵!
という感じ。
自分の書いた本(しかも出版社も違う!)の宣伝らしきことまでしてます。
私の好みの解説ではありませんでした。
小説+角田光代自身のあとがきが決まってるので、そこでやめといてもいいと思います。

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紙の本白夜行

2007/10/03 22:34

人は、関係性の束である。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人というのは、様々な関係性の束である、ということばを聞いたことがある。
親子関係、恋愛関係、師弟関係、そういった様々な関係が
重なりあい、束になっている存在が、
人である、と。
「白夜行」は、そういった関係性、に重きをおいてかかれた作品である。

被害者の息子の桐原亮司と、容疑者の娘西本(唐沢)雪穂。
この二人が主人公といえば主人公なのだろうが、
馳星周の解説でも指摘されているとおり、
このふたりの内面は一切えがかれない。
かれらに関わる人々や事件が、細かに緻密に描かれていることによって、
主人公ふたりが、
どういった関係性の束であり、
どのような関わりを持っているか、
が徐々にあきらかになっていく。
この過程が非常にスリリングで、
多くの年月と登場人物と事件をかかえていながらも、
「長すぎる」という印象を与えなかった。

あと、主たるストーリー以外に、褒めどころを一点。
時代の描写が的確で、
流行のもの、機械化の流れなどが、適度に役立っていた。
19年という年月が描かれているが、
「これっていつごろだろう」とおもうことは殆どなかった。

ミステリーは苦手だったが、無理なくよめた。五つ星。

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紙の本俺だって子供だ!

2009/06/02 00:53

わらっちゃっいました

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

わらっちゃいました。
ひさしぶりに本よみながら何箇所か吹き出しました。
こどもってばかでおもしろい。
それを見ているくどうかんくろうはおもしろい。
自分ももっとばかだったんだろう、
と思いました。
そのわりうまくやってるな、自分。

子育てエッセイというと、
とにかくこども可愛い可愛いの一点張りになりそうなんですが、
「こどものいない生活もそれなりにいい」
とか、
「父親になるのが恐い」
とか、
「子供がうまれるまで奥さんとののろけ話」
とか、
ちょっと他の育児本ではでてこないところもいっぱい。
子育て、っていうより、子を観察しているところが多いです。

人が人の親になるってこと。
うらやましくなってきました。

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青い部屋の中で

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

こんなに綺麗な方だったのか・・・と驚いた。
よく見る写真は芥川賞をとられたときの、兄妹3人そろった写真で、
女優の姉・和子氏が隣にいるせいか、また美形であった兄・淳之介氏が
隣にいるせいか、俯きがちな理恵さんの清楚な顔立ちが目だなかった。
20代の頃の写真は、本当に綺麗で、(それ以降ももちろんなんですが、特に)
横からとった、物を書いている写真は、
丁度、その万年筆を握る細くて長い指が、書くことに没頭している姿が、
兄・淳之介氏にそっくりであるように思う。
母・あぐり氏が指摘しているように、
作中で、姉に比べると不細工だ、というような、コンプレックスを抱えた発言が多いが、
そんなことないですよ、と言いたくなる。

作品は、猫好きでないわたしにとって、決してすべてが
読みやすいというわけではなかったが、
「黄色い猫」「靖国通り」「記憶のなかに」といった、
小さい頃のことがえがかれたものが面白かった。

わたしは。吉行理恵は、「若草物語」のベスのようだと思う。
ベスのように、猫を愛し、家の中で過し、
外で活躍する姉を見つめ、しずかに、繊細に暮らす。
ただ、その繊細さを、吉行理恵は、ピアノや編み物ではなく、
書くことで生かしたのだ、という気がする。
それに、吉行理恵には、姉だけでなく、
作家の兄がいたことが、たいへん大きな意味をもっているということは、
言うまでもないと思う。

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紙の本予定日はジミー・ペイジ

2008/04/16 23:41

嘘の本当

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは、れっきとした小説です。
妊娠した主人公がでてきますが、
あたまに「私」がつく小説でもなければ、
随筆、エッセイ、体験記と呼ばれる類のものでもない、
まったくのフィクションです。
つまり、著者角田光代は妊娠も出産もしていないのです。

妊娠も出産も、
なかなかすぐに経験できることではありませんが、
疑似体験ができる素材が多々あるということは事実で、
育児書の数々も含めて、
上に挙げた随筆、エッセイ、体験記が、
そのような素材の大部分をしめているでしょう。
それに対してこの本は、
しっかり小説してます。
つまり、
読む人を意識していて、
おもしろいところ、よませどころが意図されているのです。
これって、今までなかなかありそうでなかったパターンではないですか?
妊娠する→うれしい、とまどう、まよう、などなど→出産→感動大爆発、
というものだと、
感動の中心、よみどころはおもに後半で、
そこにむかってクレッシェンドしていく感じになりますが、
「予定日はジミー・ペイジ」
の場合は、そういうありふれたクレッシェンドが見えず、
随所随所という感じで新鮮でした。
だからこそ、
「妊娠・出産は人それぞれなんだよなあ」
って感じがしました。
(別に出産に対して感動することがありふれていていけないって言ってるのではないです。
誤解なさらぬよう)

角田光代はプロの
小説家なんだなあと思いました。


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夜露死苦現代詩

2007/09/05 23:11

おもしろいかどうかが一番だいじ!

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読み終わってから、
駄菓子屋にはしってしまった。
本書掲載の、点取り占いがあまりに気になって。

いわゆる「現代詩の業界」から無視されていることばたち。
暴走族の刺繍、
点取り占いのシュールなことば、
湯呑みの訓辞、などなどの
「だれもが愛しているのに、プロだけが愛さないもの」

ちょっと、
「褒めて終わり」になっている感じもしなくはなかったが、
こういう視点をもってこういったことばを採集したところに、
大きな意味があるとおもう。

二つこの本に注文がある。
おもしろかったけど、
これやってくれたらもっとよかったと思うこと。

「現代詩」とよばれるプロの作品と実際に比べてみること。
なぜプロが無視しているかということ。
あとがきでかなりいい線の意見がでていたけど、
もっと追求されてもいいとおもった。
それは読み手の仕事かもしれないけど。

わたしたちのまわりには、
詩集コーナー以外に
信じられない量の詩があるのだと、
身につまされた。おもしろいかが一番だいじ。

お見事、といえる本です。

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紙の本適当教典

2007/07/07 22:24

ありがとうございます。高田先生。

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まず、どうでしょうこの表紙。
思わず手にとってしまうではありませんか。
これを見て吹き出してしまった人、
「だからって金だしてよみたくない」
なんていわず、ぜひ読んで。
中身も吹き出せることを保障します。
ええ、高田純次は適当です。
真剣に人生相談に答えてるわけじゃない。
下ネタもまざってます。
でもほら、
すっごく楽しそうな人生。
いい加減な発言が多いけど、
たまーに(読みようによってはしょっちゅう)
スバラシイ人生訓が入ってる(この度合いは人によるでしょうが)。
小生は
「人間はいつも正しい道を選ぶわけじゃないから」
といった旨の発言にぐっときました。

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紙の本女流阿房列車

2010/02/08 23:26

やってみたいような、やりたくないような。

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一日で東京の地下鉄を全部のる!
東海道で53回乗り継ぐ!

発想がおもしろくて、
ちょっとやってみたい気もしますが、
これは結構しんどいうえに、
本当に阿房としかいえない感じがします!
達成して得るものがあるような、ないような・・・
でも、関西では「アホやなあ」が憎めないニュアンスをしめすように、
この計画、にくめない。
男性の鉄が計画をつくって、女流酒井順子が遂行するんですが、
その温度差やギャップがおもしろい。
絶景ポイントで耐え切れず寝てしまったり・・・。

真似は、まだする予定はないけれど、
乗りたいなあ、列車に。
合間合間に宮脇俊三や内田百けんへのオマージュがあって、
そっちの本も読んでみたいなあと思いました。

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紙の本Presents

2009/03/24 00:09

プレゼントは人を幸せにする

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人間として、何ももたずに生れてきて。
そして誰しもが、名前という贈り物にはじまり、
さまざまなものを得て、贈り、贈られて、
そして何ももたずに死んでいく。
そんなシンプルなできごとに、
感謝をおぼえられる小説集でした。

別れの話もあり、
もう二度と手にできないプレゼントの話もあります。
でも、なぜかハッピーな話ばかり。
悲しいことも、辛いことも、
何かからの贈り物なんじゃないだろうか。
そんな風にも思える。
角田光代といえば、どこか人間の嫌なところをしっかりえがいた
どろどろしたものもたくさんありますが、
同じだけ人間のいいところも、控えめだけれど見ている、そんな本でした。

またがんばってみようかな。
贈られたものは、自分が思っているよりたくさんある。
そして、たくさんそれを返せるように。
今回この本をよんで決めた、抱負。

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一汁一菜で充分!

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一汁一菜と白いごはんをたっぷりふっくら炊けばいいんですよね!
前にレシピ本の献立で、
一度に3~4のおかずを小さいのから大きいのまで作ってるのがあって、
「こんなにいっぺんに作れるかぁ!!」
と思ったことがあります。
一汁一菜、無理せず作れば充分お腹いっぱいでしあわせなんじゃないかなあ。
どれもごはんがすすむレシピばっかり。
ちょっとコラムとイラストがないのがさびしいけど。
分量はぜんぶ二人分です。
材料欄と下ごしらえ方法がいっぺんに書かれてるのがありがたい。
これ、別々でかかれると調理手順が混乱するんですよね。
下ごしらえ方法はカッコ内に書かれてるんですけど、
一番おもしろかったのは、
(暇ならひげ根をとる)
でした。
こういうところが、ケンタロウのいいところ、と私は思う。

あああ、白いごはんがたべたいです。
ケンタロウでごはん3杯はいける!

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ブラックジャックについて語ると長くなる。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「私の尊敬する人物は、手塚治虫です。
お気に入りの作品は、「ブラックジャック」です。
主人公のブラックジャックは、人間の生命を注意深く見つめます。
そして、手塚治虫もまた、人間の生命を注意深く見つめたのだと、
私は思います。」
これは、私が学生のときに、英作文の試験で書いた文章です。
尊敬する人物は?という質問に英語で答える問題。
もちろん当時は英語で書けたんですが、今は日本語で・・・。
父母を尊敬しています、という文章で書こうかと思ったのですが、
手塚治虫にしたほうが、言いたいことがすっきり書けて、
しかもなかなかいい点数だったので、とてもよく覚えています。

読み直すと、いつもこういう気持ちになります。
私は、こんなに人間の生き死にとたたかっているだろうか、
ちゃんと見つめているだろうか、と。
たぶん普段逃げているんです。
今回読み直して気付いたのは、
ブラックジャックは、手術だけでなく、
危険な目にもあいまくり、
闘っている相手もたくさんいて、
結構自身も病気になったり怪我もしたりして、(しかも自分で手術したりして)
実によく動く男です。
そして、医師という仕事をやりぬき、貫く男です。
また、医師という仕事とはなんなのか、考え続ける男です。

ブラックジャックの話題になると、あまり読んでいない人だと、
「あのなんでも治す人の話ね」
という反応をされることがあります。
でも、私はそれは違うと思う。
いつも彼は、自分の愛する人を救えずに苦しんでいるのだと、私は思います。
早くに事故でなくした母親も、その1人でしょう。
彼がどんなにすばらしい医者になっても、事故の復讐をしたとしても、
彼は母親の命を救えないのですから。
だからこそ、彼はたたかいつづけ、動きつづけるのではないでしょうか。
そして一つ、付け加えるならば、
彼の愛する者のうち、唯一救うことができ、救い続けていられたのが、
助手のピノコなのではないでしょうか。

書評がいつもより長くなってしまいました。
昔、友だちとブラックジャックについて、2時間近く立ち話をしてしまったことがあるほど、
この話はもういろいろ入ってるんです。
世界中の医療関係者に読んで欲しいと、心から思います。

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紙の本愛しのチロ

2008/11/04 22:14

ネコでも女性

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私が一番すきな写真は、
チロちゃんが仕事をしているアラーキーの肩に乗っている写真。
そして、ウインクしている写真。

ネコ好きの人に、
「この写真集、ネコの写真にヌードっていうんですよ」
といったら、
いつもヌードなのにね、と笑った。
私は、動物の写真を見ても、「かわいいー」といってキャーキャーできない性質である。
でも、私がこの写真集が好きなのは、かわいいっていうより、
やっぱりチロがどことなく女性らしくて、
ヌードにされているような気がするから。
ネコであっても、アラーキーの、女性に対する愛と敬意があると思うから。
そして、じっとものを見つめるチロが、
妻・陽子氏の写真と、
なんとなく似ている気がするから。

サイズも写真集にしては手に取りやすい大きさです。
動物好きもそうでない人も、
ヌードのネコ、いかがですか。


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紙の本小さなスナック

2008/07/22 22:35

おつかれさまなんて、まだまだ言いたくなかった

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

リリーとナンシーの対談集。
この連載は、
ナンシーの死によって幕を閉じることになる。
くやしすぎる。
そのことを考えてよんでいると、
めちゃめちゃ面白くて笑える対談なのに、
たまにすこし、切なくなってしまう。
もうすぐ40なんだよ、お祝いしようよ、という所では、
まさか誕生日の前にこんなことになるなんて、と思ってしまい。
これから先も消しゴムほってるだろうな、というコメントには、
ほんとにずっとほっててほしかった、と思ってしまい。

リリー・フランキーの追悼文も切なくて。
おつかれさまでした、
という言葉がでてきてますが、
リリー・フランキーも、ナンシーのファンもみんな、
まだまだおつかれさまなんて言いたくなかったと思います。
わたしも、
まだまだやっててほしかった。

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