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村上 健司さんのレビュー一覧

投稿者:村上 健司

紙の本妖怪モノノケBOX

2007/08/03 16:54

著者コメント

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妖怪風味の怪談本はいかが?

 『新耳袋』を読まれた方ならすでに気がついていると思うが、原作本で集められた怪談には、妖怪変化の仕業ではないかと思われる話がいくつも見られる。
 もともと妖怪が大好きだったので、はじめて『新耳袋』を読んで妖怪譚に遭遇したときは、「へぇーっ」と声を出して喜んだものである。
 中には昭和のはじめごろに編まれた民俗資料にある事例とまったく同じような妖怪目撃談があったりして、まだまだ妖怪たちが活躍しているのだなと驚かされる。
 『妖怪モノノケBOX』は、十冊におよぶ原作本から、そんな妖怪にまつわる話だけを集めて、子供向けにリライトしたものである。
 原作に手を加えるにあたっては、いくつか注意をした点がある。
 『新耳袋』で集められた怪談は、基本的に体験に基づいた話なので、収録された話すべてに話者がいることになる。まずはこの話者の立場というものを大事にした。
 子供時代に怪異に遭遇した人の話では、子供の目線に気をつけたということである。自分が子供のころに同じ体験をしたならば、きっとこういうところを見るだろうと想像して、子供の目線になって状況などを加筆した。そうすることで、話をより身近に感じさせ、友だちが体験した話のような生々しさを出したかったのである。
 また、体験者ならではの怪異の表現を生かすことはもちろん、その臨場感も大事にした。すでに原作者の手によってテンポ良く文章が整えられていたので、雰囲気を壊さないように手を加えたつもりである。
 この『妖怪モノノケBOX』、素材としては最上のものを用意した。それは原作の人気の高さを見れば納得できよう。あとは筆者の味つけが読者の口に合うかどうかである。妖怪風味の怪談本、子供にかぎらず、大人にも味わってみてほしい。

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