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レビューアーランキング
先月(2017年6月)

みらくるさんのレビュー一覧

投稿者:みらくる

8 件中 1 件~ 8 件を表示

まさに、「奇跡」の文字

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「音を文字にする」、ということが、
どれほど大変なことか、やったことはないが、
想像しただけで充分大変そうなことはわかる。

オリジナルで文字にするとなると、
口の開き方から、舌の位置、舌の動き、
そして、唇の動きなどなど、
自らのことばを、ちくいち分析して、
複雑な取り決めを、したうえで、
ようやっと、要素が決まる。
その上で、その要素をどうとりまとめて、
「音」に表記するか、それを考える必要があり、
さらに、それを単語にする、文章にする、など、
建築家のように、文字を構築しなければならない。

この恐ろしい作業を、
行ったのが15世紀の朝鮮王朝。
当時の国王・世宗とその部下たちだ。
あっとうてきな漢字文化の中、
ということは、漢字こそ文化で、
新たに文字を創る、ということは、
その文化への反逆にも通じるはずなのに、
なぜなぜ、そこで文字を創ろうとしたのか?

そんな文字がたちあがってくる
「起源」が、しっかり残っているのが
ハングルなのである。
この言語学的な分析、歴史の記述が、
あますとこなくこの本に納められている。
ひじょうに面白い読み物だ。

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専門用語は少なめです

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ふつうに暮らしている一般人としては、
とうぜん、「iPS細胞で何ができるんだ?」
ということが気になる。

それも、もちろん書いてはあるが、
それ以上に面白かったのが、
バイオテクノロジーの研究とは、
「生命とはどこからくるのか」という、
ロマンを追い求めることなのだ、というところ。

「iPS細胞」は、
いずれこれでノーベル賞をとるだろうといわれている
京大の山中伸弥教授の発見だが、
その意味は、「何ができるのか」という点だけでなく、
再生医療という大きな文脈、
つまり、「生命とはどこからくるのか」という
ところに位置づけてみることで、
より鮮やかにわかる、ということを知った。

専門用語はだいぶ少なめで、
ポイントを押さえて書いてある。

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見開き2ページの不思議

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

街中で知っている人を見かけて、
「あっ」と思って追いかけてみるけれど、
角を曲がってみると誰もいない……。
なんて経験は、誰でもあるのではないだろうか。

この本に収められた、800文字という
短い小説は、読んでいて、
街角で人を見失うような、
そんな感覚を覚える小説群だ。

寝る前に、一編ずつ読むと、
そのまま眠りの世界に入っていけそうな気がする。
一気に読んでしまったら、
もしかすると自分を見失ってしまったりして。

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人を動かす交渉術

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「交渉術」というと、どうしても自分の会社の外で
仕事をしている人が必要とするスキルのように思いがちですが、
企業で働いていれば、社内業務の人であっても、
外部の人と話をする機会があるはずです。

もっと言ってしまえば、社内で、たとえば上司と仕事の話をするときにも、
実際は交渉をしているのです。

交渉というのを、広くとらえて考えると、
会社でなくても、たとえば主婦の方であっても、
お店やもしかすると役所などでも、
「交渉」にあたっていることがあるはずです。

この本を読んで思ったのは、
そうしたいわゆる「交渉」の場以外で、
この「交渉術」は、活用できるのではないか、
ということです。

内容では、
丁寧に人に接することをはじめ、
人が人と接するときに欠かしてはいけないことが、
理屈をともなって書いてあることが、
「なるほど」と思わせるものでありました。

けっこう、応用の場がいろいろありそうです。
(逆に、見つけないとまずいですね)

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紙の本こんな日弁連に誰がした?

2010/02/19 15:13

弁護士の内幕

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本が近代国家の形をなしてから、
もう140年くらいになるが、
そのきしみが、いたるところに現われている。

この本が描いたのは、
それよりももっと短い歴史(戦後から現代)しかない、
日弁連の歴史だが、冷戦や高度経済成長、そしてバブルと、
日本人がたどってきた政治、経済の歴史が、
どんなふうに弁護士会に影響をあたえてきたのかが、
一読でわかる本だ。

まず、エリート中のエリートといっていい、
弁護士ですら、ここ数年は就職口すらなくなっている、
という事実がある。
そして、そこにいたるまでの
弁護士会と最高裁判所の相克、そこに政治がからんで、
おとずれた結末のひとつとして、「食えない弁護士」
という問題が現われてくる。

とにかく、
どんなに賢い人であっても、
内向きの理屈(変化を拒否するような)を並べ始めた段階で、
もはやすでに、頭が悪い人になってしまう、
そんなことがよくわかった。

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紙の本発達障害 境界に立つ若者たち

2009/09/28 18:56

よりよい世の中に。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者は、18年もの間、発達障害や自閉症をもつ子どもたちの
「先生」として、英語や音楽などを教えてきた経験をもつ人。
本業はイラストレーターだ。

教えてきた学校というのは、「A学院」という、高校卒業の
資格を得ることが出来る私設の学校。
この本は、ここで出会ってきた子どもたちのなかから、6人
にインタビューして、当時の学校のことや、卒業したあとの
ことを、生の声のまま書き記している。

それぞれの子どもたち(というより、タイトルの通り、もう
若者たち)は、計算ができない算数障害や、漢字がよくわか
らななってしまう識字障害、アスペルガー症候群であったり、
学習遅滞であったり、さらにはそれらが合わさった状態であ
ったりと実にさまざま。それぞれが、少しずつ違った障害だ
ったりする。

彼らの困難は、著者が彼らに尋ねている「三つの願い」に象
徴されている。免許がほしい、彼女がほしいなどなど、ささ
やかなものだ。彼らがこうしたささやかな願いが実現できる
ような、そんな世の中を実現する、これが著者の願い。
これが、少しでも実現できれば、われわれは、もっといい社
会を作れるのではないか、と思う。ただただ思う。

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お姫さまの明治維新

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

篤姫の大河ドラマが受けていますが、
これは、同じく幕末の大転換に翻弄された
もうひとりの“篤姫”の話。

御典医というのは、
江戸の将軍や大名などのお抱えの
医者で、主人公のみねさんは、
桂川家という蘭学医の家に生まれました。

「おひいさま」と
下に置かぬ扱いを受けていた
みねさんが、明治維新を期に、
武士の娘ではなくなって……
という話。

蘭学の家だったこともあって、
幼いころから、若き日の福沢諭吉や、
成島柳北などと出会い、
遊んでもらったりもしています。

穏やかな江戸の日々から、
舞台を反転させたように、
明治が描かれているのは、
やはり、武士の娘だったからでしょう。

ひとりの少女が見た幕末。
挿入されている語りも鮮やかです。

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エピソードがつまっている

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

美術というと、たいていローマやパリ、
ニューヨークあたりを思い浮かべるはず。
でも、この本はロンドン。

13(おもには11)の美術館の来歴のなかには、
経済学者ケインズが、一次大戦中に、
護衛艦をつけてパリへとドガ・コレクションのオークションに
駆けつけた話(ナショナル・ギャラリー)や、
黒人女性にして、イギリスの貴族だった人にまつわる
逸話(ケンウッド・ハウス)、
そして、現代アートのおもしろい話(テイト・ブリテン、
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ)まで、
さまざまなエピソードが書いてある。

いつかは行ってみたいものです。

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