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未来社*さんのレビュー一覧

投稿者:未来社*

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本例外状態

2007/08/31 11:05

イタリア現代思想の雄、アガンベンによる「ホモ・サケル」シリーズ第3弾!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

現代思想」の最新世代として近年紹介が進む現代イタリアの哲学者アガンベンによる話題書の翻訳、ついに刊行! 『アウシュヴィッツの残りのもの』『ホモ・サケル』につづく、「ホモ・サケル」シリーズ第3弾!
「例外状態」(≒非常事態・戒厳状態)とは何か? そこで何が起きているのか? シュミット(『政治神学』『独裁』)を中心として、ベンヤミン(「歴史の概念について」「暴力批判論」)、デリダ(『法の力』)らの20世紀の思考と照応させつつ、その淵源をローマ時代まで遡行する壮大なパースペクティヴによって、「例外状態」概念を徹底検証。「例外状態=政治・法のリミット」という構想のもと、私たちの「政治」をとらえなおす。
〈9.11〉以降、「有事」が喧伝され危機が煽られる昨今の世界的な政治状況を、冷静に判断し、理論的に批判・検討するためのもっとも重要な手がかり。
★著者による「例外状態小史」20頁、併録。フランス・ドイツ・イタリア・スイス・イギリス・アメリカ各国での歴史を概観。

▼「ホモ・サケル」シリーズとは?
「ホモ・サケル」とは、古代ローマで、「法によって法から閉め出されたがために、死刑になることはないが誰に殺されても問題のない者」のこと(第1巻『ホモ・サケル』参照)。こういった、制度から排除(例外化!)される存在に注目することによって、近代の主権・政治・法・経済・言語…と「生」とが、どのような境界をもっているのか、を検証する壮大なシリーズ。現在まで4巻が刊行済み。その第2-1巻である本書『例外状態』は、法律と政治がメインテーマ。
第1巻:『ホモ・サケル:主権権力と剥き出しの生』(1995年)→以文社、2003年刊、現在3刷。
第2-1巻:『例外状態』(2003年)→【本書】
第2-2巻:『統治と栄光』(2007年)→某社より翻訳刊行予定。
第3巻:『アウシュヴィッツの残りのもの:アルシーヴと証人』(1998年)→月曜社、2001年刊、現在5刷。

ジョルジョ・アガンベン(Giorgio Agamben)
1942年生。現代イタリアの哲学者。既刊邦訳書に『ホモ・サケル』『人権の彼方に』(以文社)『アウシュヴィッツの残りのもの』『涜神』『バートルビー』(月曜社)『幼児期と歴史』『残りの時』(岩波書店)『スタンツェ』(ありな書房)『開かれ』(平凡社)『中身のない人間』(人文書院)。また、『現代思想』2006年6月号で特集が組まれる。

上村忠男
学問論・思想史。著書に『ヘテロトピアの思考』『超越と横断』『無調のアンサンブル』(未來社)ほか。アガンベン、ヴィーコ、ギンズブルク、スピヴァク、ネグリ、グラムシほかの翻訳書多数。

中村勝己
政治学・イタリア政治思想史。訳書に『アントニオ・ネグリ講演集』(ちくま学芸文庫、共訳)ほか。

関連書
カール・シュミット著作
『政治神学』1890円
『独裁』2940円
『大統領の独裁』1890円
『政治的なものの概念』1365円
『合法性と正当性』1890円
『政治的ロマン主義』*2100円
*のみ橋川文三訳。ほかは田中浩・原田武雄訳。

上村忠男著『無調のアンサンブル』2940円←アガンベン論を収録。
上村忠男著『超越と横断』2940円←アガンベン論を収録。

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