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ビーケーワン***さんのレビュー一覧

投稿者:ビーケーワン***

3 件中 1 件~ 3 件を表示

北野幸伯氏へのインタビュー 2

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

★4.世界の覇権争いのトップに躍り出ると予測がされている中国は、所得格差が大きく、個人の自由も制限されています。国民の不満により内部崩壊してしまう可能性はないでしょうか?

★回答4

「所得格差超大国」といえばアメリカですが、それが原因で崩壊していませんね。

「個人の自由が制限されているから崩壊する」というのは、ソ連などを念頭においているのでしょう。

しかし、ソ連が崩壊したのは、「個人の自由が制限されていたから」なのでしょうか?

歴史を知っている人は、「アメリカとの軍拡競争で負けたからだ」と答えるでしょう。
では、「なぜ軍拡競争で負けたのか?」ときけば、「経済でアメリカに劣っていたからだ」
となる。

要するに共産主義陣営が滅びたのは、「個人の自由云々」よりも、資本主義陣営に経済で負けたからです。

中国は、一党独裁を保ちながら、経済を自由化し発展させている。
つまり、中国は共産ソ連崩壊の原因を取り除くことに成功したといえます。

[中国崩壊論」をもう30年も唱えている人がいます。

これは、かつての覇権国イギリスがアメリカのことを「田舎者・ヤンキー」とバカにし、アメリカが日本のことを「黄色いサル・ジャップ」とバカにしたのと同じメンタリティーではないでしょうか。

日本は「世界の経済大国」という誇りがあるため、自分より劣っているはずの中国やロシアが台頭していくのを認めたくないのです。

中国は既にGDP世界4位、軍事費世界2位の大国です。

しかも、(人口が多いため)一人当たりのGDPは日米欧の20分の1。
2020年までに日本のGDPを超えるはずですが、その時点ですら、一人当たりのGDPは日米欧の10分の1にすぎません。

これがあり得ないというのは、タダの中国嫌いにすぎません。
しかし、これは私が「中共の永続を願っている」という意味ではありません。


本にも書きましたが、中国は日本唯一の仮想敵です。
中国が民主主義国家に生まれ変われば、当然北朝鮮も滅び、世界から日本の仮想敵はいなくなります。
もちろん私もそれを望んでいます。

しかし、「中国が内部崩壊する」というのは、希望的観測にすぎません。

★5.「国益とは金儲けと自国の安全である」と言いきっておられます。民主主義という理念は国際関係を支える礎にはなり得ないのでしょうか。たとえば国連の役割は今後どのようなものになるとお考えですか。

★回答5

「民主主義という理念は国際関係を支える礎にはなり得るか?」について。

私は民主主義の日本に生まれ、共産主義のソ連で学びました。
その後ソ連は崩壊し、民主主義のロシアになった。

民主主義と共産主義を比べれば、いうまでもなく民主主義がいいのです。

しかし、アメリカが「民主主義を世界にひろげる!」と主張するとき、「それが本音だろうか?」と考えてみる必要があるでしょう。

欧州列強はかつて、「愛の宗教キリスト教を異教徒にひろげる」と称して、他国を侵略し、現地人を奴隷化したり虐殺したりしました。
ソ連は、「植民地を帝国主義列強から解放する」と称して、自国の覇権を拡大していきました。
今の「民主主義」も大国が他国を支配する「キレイゴト」にすぎないのではないか、と考えてみる必要があります。

例えば、イギリスやアメリカは民主主義国家でありながら、次々と植民地を拡大していった歴史があります。
最近の例を挙げれば、アメリカは「中東を民主化する」と称してイラクを攻めました。
しかし、同じ中東のサウジアラビア・アラブ首長国連邦・クウェートも独裁ですね。

ただ、この3国は「親米独裁国家」。

つまり、同じ独裁でも親米独裁国はおとがめなしで、反米独裁国は、攻撃され打倒されるというわけです。

私も「自由」や「民主主義」はすばらしいと思います。
そして、中国や北朝鮮が「民主主義国になればいいな」と思います。
しかし現時点で「世界を民主化する」という言葉は、アメリカが真の動機を隠すためのスローガンにすぎません。


「国連の役割」について。

国連の役割は、今後しばらく強まることになるでしょう。
なぜかというと、中国とロシアが、「アメリカを没落させる道具」として国連を利用するからです。

どういう意味か?

アメリカは、ユーロで石油を輸出しているイランを攻撃したい。
しかし、「イランはドル体制に挑戦しているので、攻撃します」とはいえません。
そこで、「核開発」「テロ支援」などを理由に攻撃しようとする。

中ロは、イランを使ってドル基軸通貨体制を崩壊させたいのですから、当然安保理を通して戦争に反対します。
アメリカは、国連に従えばイランを攻撃することができず、国連を無視すれば「国際法を無視する悪の帝国」になってしまう。
中ロは逆に、「戦争に反対する平和主義の国」として名声を確立できます。

いずれにしても、「民主主義」「国連中心主義」は、現段階では自国の利益をゲットするための道具にすぎないことを日本人も知るべきでしょう。

→北野幸伯氏へのインタビュー 3へ

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紙の本日本幻想作家事典

2009/08/18 09:49

本書推薦コメント

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「金字塔的な出版」 紀田順一郎

 東雅夫・石堂藍編『日本幻想作家事典』が、いよいよ刊行される。十八年前の『日本幻想作家名鑑』の増補改訂版だが、この間に目眩くような飛躍を遂げた幻想文学の全体像を網羅した点において、あるいは情報の詳密さにおいて、まことに画期的な内容である。
 アーサー・マッケンの『輝ける金字塔』は、辺境に姿を現した、小さな、あまり注意を惹かない記号や表象に、想像外の意味が発見され、それが急速に拡大して遂には日常世界を脅かすにいたるという筋立てであるが、考えるまでもなく、これは幻想文学自体のアナロジーでもある。この十数年間、ホラー、ファンタジー、メルヘンを中心に伝奇小説、SFなど、かつては境域の文学にすぎなかったものが、幻想怪奇文学という概念に収斂し、それによって大きな意味と存在感を獲得、新たなる創造世界をリードするにいたった。本書はその格好の見取図である。広く現代文学に関心ある読者に、座右の書として推奨したい。


「労作というよりも傑作」 金原瑞人

 18世紀、ノヴァーリスは人類のあらゆる知識を網羅した『百科全書学』を作ろうとして、ほとんど構想の段階で挫折したけど、21世紀、日本のあらゆる幻想作家を網羅した事典はこの通り実現してしまった。幻想文学愛好家にとって、かゆいところに手が届きっぱなしの一冊。労作というよりは傑作というべきだろう。この『日本幻想作家事典』を増補・改訂していけば、21世紀末まで十分もつと思う。東雅夫と石堂藍が、現代日本にいて初めてなしえた奇跡を、心から言祝ぎたい。

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紙の本諸国物語

2008/02/19 11:20

読書の醍醐味がつまった世界文学アンソロジー登場!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

<この本の特色>

1.知られざる傑作を発掘
19世紀から20世紀前半を中心とした世界文学の巨匠たちの作品を21編収録。いま読んでも新しい、いま読みからこそ面白い宝石のような作品を厳選しました。

2.味わい深い名訳で
二葉亭四迷、森鴎外、中村白葉、平井呈一、山本有三、竹内好、種村季弘…。文学史に残る作家・翻訳者による色褪せぬ名訳とともに、作品に新たな魅力を吹き込む新訳も収録。

3.内容紹介つきの目次
読者のナビゲーター役として、目次にそれぞれの作品の内容紹介をつけました。読みたい作品がすぐに探せます。

4.作品の魅力を伝える21の扉
全作品の扉に、読書の手がかりとなるイントロダクション、扉裏には著者紹介を付けました。

5.読みやすい大きな文字
大きな文字で、行間をたっぷりと。「読みやすさ」を追求しました。

6.音読できる総ルビ
日本語の豊かさ、美しさを存分に満喫していただけるよう、本文の全ての漢字に読み仮名をふりました。(*ルビがかえって煩わしい「漢数字」はふっていません)

7.贈り物に最適
装画は銅版画家の安井寿磨子氏。装丁は緒方修一氏。箱入りの豪華特装版は、どなたにも喜んでいただける、一生の贈り物としてもおすすめです。

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