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めるるさんのレビュー一覧

投稿者:めるる

148 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本満月の夜に

2008/10/23 11:56

種族の違いを乗り越えて…

16人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ときは、現代。ヴァンパイアやヴァルキリー(戦いの女神の末裔)、ライキー(人狼)、魔女、妖精といった不死の者たちは、<ローア>という社会を作り、人間たちにまぎれて暮らしています。ヴァンパイアの父とヴァルキリーの母をもつエマは、自らの出生の秘密を探すため一人でパリに来ていました。生まれて初めての土地で<ローア>を見つけられず、衰弱していくエマ。そんな彼女の前に現れたのは、一人の美しい男。彼は、エマを運命の「伴侶」と悟ったライキーの王・ラクレインだった・・・。

ライキーの王・ラクレインは宿敵のヴァンパイアに捕まり、150年間不死ゆえの終わりのない拷問にかけられていました。そんなとき「伴侶」の匂いを嗅ぎ取り、拷問から逃れることができるのです。しかし、「伴侶」が宿敵のヴァンパイアと気づき、愕然とします。
地獄を味わった後に、一千年以上探していた「伴侶」を探し当てたラクレインは、荒々しくエマを扱ってしまいます。後に後悔しますが、あんな登場をされたらエマでなくても怖いですよね…。

エマはヴァンパイアとヴァルキリーのハーフですが、生きた者から血を吸った事はなく内気な性格。ヴァルキリーのおばたちの元で暮らしていました。このおばたちがとっても個性的。私的にはレギンが気に入ってます。

敵対する種族のエマに対する独占欲を見せながらも、自分の仲間たちがエマを受け入れるのは容易ではないことに悩むラクレインの姿や、臆病だったエマが徐々にではあるけれど強さを身につけていく過程が丁寧に描かれています。そんな二人のロマンスを中心に500年に一度起こる『大決戦』の兆しがちらほらと…。現代の機器に戸惑うラクレインの姿も面白いですが、エマを欲するラクレインとヴァルキリーのおばたちの対決も見所です。

どんどん面白さを増していく展開に最後まで目が離せず、一気に読み上げてしまいました。本書でRITA賞のパラノーマル部門最優秀賞したのも納得できます。
今後も『大決戦』を軸に数々の種族の運命とロマンスが展開されるようです。
ヴァルキリーのルシアとラクレインの弟ガレスの二人の今後も気になり、シリーズの今後がとっても楽しみです。

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紙の本夜の炎

2008/01/08 12:21

傷つけられた心

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

両親を失くしたアリエルは、後見人の異父兄により老レンデル子爵のもとに嫁がされます。しかし、待ち受けていたのは夫によるサディスティックで残虐な仕打ちの日々だったのです。
2年後、レンデルの死により自由の身になったアリエル。そのときに再会したのは、アリエルが15歳のときに出会ったレイヴンズワース伯爵のバーク。
バークは2年前にアリエルをみた瞬間に恋に落ち、戦地から帰ってきたらアリエルを花嫁にしようと決意していました。
しかし、心に傷を負ったアリエルは、そんなバークにもつれない態度をとります。
アリエルの頑なな態度に、ついにバークは思い切った行動に出るのですが・・・。

キャサリン・コールター作品ではよくみられる、トラウマから男性不信になる設定になっています。
ここでは書きませんが、夫からこんな虐待されたら、それは男性不信になっても致し方ない・・・と思える内容になっています。

バークは、期待していた再会とは違いアリエルに憧れの眼差しで見つめられると思っていたのに、冷たい瞳と態度で傷つきます。

のちにアリエルの態度の理由を知り、何とかしてアリエルの傷ついた心を癒し、再び彼女の信頼を取り戻そうと時に優しく、時に強引な態度で自分を信用してほしい、亡き夫とは違うんだ、と辛抱強くアリエルに接していきます。

徐々にアリエルは、自分を取り戻していくのですが、それだけでは終わらないのがコールター作品。一癖も二癖もある登場人物たちとの対決も見ものです。

話が暗くなりすぎず、最後まで目がはなせない展開になっています。
この作品は「ナイトシリーズ」の第1弾だそうで、今後も楽しませてくれそうです。

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紙の本眠れずにいる夜は

2009/12/24 19:12

ヒロイン至上主義!

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

パリ留学の夢を捨てて故郷に戻り、図書館司書をつとめるチャリティ。彼女の気晴らしは、最近引っ越して来たロシアの小説家ワシーリィと交わす文学や音楽の話でした。そんなある日、図書館に投資先の資料を求めて、ひとりの魅力的な男性が現れました。荒々しくも繊細なニックにチャリティはたちまち心を奪われ、その夜に結ばれます。しかし、彼女の前に現れたふたりの男、ニックとワシーリィはそれぞれに危険すぎる秘密を抱えていたのです・・・。

おもしろかったです。
著者のヒーローらしいヒーローでした(笑)

上司や同僚の罵倒も何のその。ヒロインだけが大事なんだと豪語するニック。いいですねー。
ヒロインのチャリティも性格良し! となると少し嫌みを感じそうですが、全然そんなこともなく感情移入できました。

二人のロマンスはいつもの通りHOTですし、ニックがチャリティの伯母を助けるシーンでは胸がジーンときました。

それに、今回は適役のワシーリィがいかに悪に落ちたかというところも描かれています。添え物程度の悪役が描かれがちですが、ワシーリィの過去が悲惨なだけに、ラストでは何だか物悲しくなってしまいました。

シリーズ1作目の「危険すぎる恋人」の後日談がウェブの方で紹介されているそうなのですが、英語力のない私では無理ですね。残念!
いつか巻末に余裕があるときに、全文紹介してくれないでしょうかね・・・。

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紙の本黒き戦士の恋人

2008/08/04 19:25

レザー姿で戦うヴァンパイア

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ニューヨーク市近郊の地方新聞社で働くベス。暴力犯罪、麻薬密売など新聞ネタには事欠かくことはないが、自分の人生には何か物足りなさを感じていました。そんなある日、帰宅途中であわやレイプされそうになります。暴漢からは逃げきれたものの、あくる夜、今度は二メートル近い大男が部屋に侵入してきます。サングラスをかけ、レザーを身にまとう男ラスに恐怖を覚えながらも、不思議と心惹かれるベス。そしてラスから自分の出生の謎を告げられ、ベスの人生は一変します・・・。

約620ページと長編ですが、あっという間に作品の世界に引き込まれ、時間も気にならずに没頭できました。

ベスはヴァンパイアと人間のハーフで、ヴァンパイアの血が目覚める「遷移」のときが近づいているとラスに告げられるのです。最初は信じられないベスも、ラスにその力を見せられ受け入れるしかない状況へ。そして、ラスを愛するようになった彼女はラスと共にいることを決意します。

純粋なヴァンパイアのラスも人間を嫌っていたにも関わらず、どんどん半分人間のベスに見せられていく姿は微笑ましくもあります。

会ったときから互いに強く惹かれあう二人。ラスが心を決めてからの二人はとってもラブラブです。
しかし、レッサー(ヴァンパイアの敵)との戦いも目が離せません。

ベスとラスを取り巻く脇役たちも個性的すぎるほどの魅力を見せてくれています。長身でたくましい身体を持つ彼らがレザー姿というのは、かなり圧倒されそうですね。時代設定が現代だったらそれもアリかな。

兄弟団の中でも、気になったのはやはりザディストでしょうか。兄弟団の中でも一番危険なオーラをまとっている彼のお話を読むのが今からとても楽しみです。後は、執事のフリッツも結構お気に入りです。

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紙の本幸せの宿る場所

2009/02/10 11:01

虐待を乗り越えて・・・

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

世界的大富豪トラヴィス家の末娘ヘイヴンは、兄の結婚披露宴に出席していました。恋人の後姿を見つけ、後を追って入ったワインセラーの暗闇で二人はキスを交わします。しかし、キスをした男性は恋人ではありませんでした。彼は、兄の花嫁の幼馴染で、以前兄の事業を妨害したトラヴィス家にとって宿敵ともいえるハーディでした。二人は一瞬で惹かれあったものの、ヘイヴンは兄たちの結婚式が終わったら、父に反対され続けてきた恋人ニックと駆け落ちすると決めていました・・・。

「夢を見ること」のヒーローであったゲイジの妹ヘイヴンと、ヒロインであったリバティの幼馴染ハーディのお話。

ハーディは前作でも深い印象を残していましたが、今回も魅力たっぷりです。
ヘイヴンは前作は登場してなかったと思うのですが、「夢を見ること」はリバティの成長物語的な部分が強かったのに対して、今回はロマンス部分が前面に出ています。

しかし、ヘイヴンの結婚生活の記述を読んでいるときは、次から次に涙が・・・。ニックによって虐待され、傷を負ってしまうヘイヴン。お兄ちゃんズでなくても代わりに殴ってやりたいと思うほど、ニックの行動には憤りを感じました。
ニックによってボロボロになった妹を労わるゲイジの優しさにも涙してしまいました。前作以上に好感が持てました。同じくリバティにも。こんな兄弟がいたらと、すごくうらやましくなります。

ヘイヴンの一人称で書かれていますが、ハーディの行動などからもヘイヴンに対する想いを感じ取ることができたのでイライラすることはありませんでした。

ヘイヴン、ハーディはそれぞれ元夫によって、父親によって心に傷をもっていますが、それを克服していこうとする二人の姿にはジーンときます。
お気に入りの一冊になりました。

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紙の本わたしの黒い騎士

2007/11/15 16:12

信頼とは

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ウェアウィックの領主の娘ジリアンは、ブラックモアの領主、クリストファーと結婚することになってしまった。
父親から虐待され、城から出た事のない純真無垢なジリアンは、
『イングランドの禍』『黒い竜』と異名され、悪魔儀式を行う恐ろしい男という噂を信じ、ビクビクしながらブラックモアへと旅立ちます。

そこで出会ったクリストファーの態度はよそよそしく、怒鳴り散らす彼に身が縮む思いだった。

しかし、徐々に夫の優しさを目撃しもしかしたらここでずっと暮らしていけるのではと思い始めます。

クリストファーも亡き親友であり、ジリアンの兄に頼まれ、仕方なく彼女と結婚したことで苛立っていたが、彼女の父親に傷つけられた深い痛みを知り、彼女を守りたいと信頼されたいと思うようになっていくのです。

ジリアンは父から受けた虐待によって、クリストファーは亡き妻から受けた心の傷と視力を失って深く傷ついていました。

前半、虐待により自信を失くし、いつ失敗して殴られるのかとビクビクしているジリアンの姿が痛ましく、涙ぐんでしまいました。
中盤、そんな彼女の心の傷を知ったクリストファーは、何とかして妻の信頼を得ようと試みます。
クリストファーの忍耐強く妻に接する姿、寄り添う二人の姿が思い浮かぶような細かい描写に、心が温まりました。

信頼されるとは、信頼することでもあるんですよね。
お互いがお互いを必要だと感じる二人の触れ合いや言動にまた涙がにじんできました。

互いに本来持っている自信を取り戻しかけた二人ですが、ジリアンの父という敵とどう対決していくのかも見所です。

ページ数が多いですが、物語に引き込まれたらそんなことは気にならず、一気に読めました。
脇役の人物設定もしっかりしており読み応えのある一冊です。

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紙の本狼と鳩 下

2008/11/05 23:27

何事にもめげないヒロイン

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ノルマン人の騎士に領主であった父を殺され、その父を殺した男に身を奪われたエイスリン。その後、やってきたウルフガーに愛人として囚われることに。そんなウルフガーに徐々に惹かれていき、その抱擁を焦がれるようになります。ウルフガーもまた、エイスリンへの思いを深めていくのですが、そんなときエイスリンは新しい命を宿します。愛するウルフガーの子供であってほしいと願うエイスリンですが…。

「炎と花」を読んですっかり、キャスリーン・E・ウッディウィスのファンになり、作品を手に入れたいと思っても古書ではなかなか手に入りませんでした。特に読んでみたいと思っていたのが「冬の薔薇」と今作「狼と鳩」だったので、今回新訳で出版されると知ってすごく楽しみにしていました。
期待していたとおり、上下巻合わせて900ページ近い長編でしたが、中断するのも惜しみながら一気に読み上げました。30年前に書かれていても、古くささは感じませんでした。

エイスリンのどんな困難にも顔を上げて、毅然と立ち向かう姿には感心しました。普通だったら挫けるところ、彼女は誇りを失わず、ウルフガーの妹・グウィネスにされる仕打ちにも耐え、時には言い負かすことも。そんな強さ、私も欲しいです。

ウルフガーはそんなエイスリンを奴隷と言って、優しさを見せたかと思うと冷たい態度を取ることも。けれど、彼女に対して欲望だけではないものを感じるようになります。「女に無駄な金は使わない」と言っていたのに、彼女にプレゼントをしたりと、エイスリンにメロメロになっていくウルフガーの姿は微笑ましくもあります。愛など信じていない彼が、どのようにしてエイスリンへの愛に気づいていくのかも丁寧に書かれているので、ページをめくるのをやめられませんでした。

脇役の意地の悪い(どうやったらこんなひねくれた性格になるのかと思える)妹グウィネスや、ウルフガーを手放した事を後悔している義父ボルスガー、エイスリンに執着しウルフガーを敵対視するラグノール、ウルフガーをずっと見守ってきたスウェイン…など脇役たちも個性的であり、作品を構成する重要な役割を担っています。

時代背景もあるのでしょうが、主人公たちにとっては辛い場面もありますが、飽きる事なく最後まで読める作品だと思います。

「冬の薔薇」も今後出版されるということで、すごく楽しみです!

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紙の本トワイライト 1下

2008/05/24 16:03

続きが気になります・・・

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ベラは、エドワードの秘められた真実を知ります。彼は哀しい過去を秘めたヴァンパイアだったのです。
しかし、エドワードに対するベラの気持ちは変わりません。エドワードもベラを避けることをやめ、一緒にいたいと思うのです。
エドワードにとって、ベラはやっと見つけた運命の相手だったのです。たとえベラが人間でも。
そんな惹かれあう二人のまえに、ベラを狙うヴァンパイアが現れ・・・。

前半のエドワードはこっちがはずかしくなるくらい、王子様のような甘い台詞を連発してくれます。
ベラを守ろうとするエドワードがとっても魅力的です。

上巻ではあまり出番のなかったエドワードの家族も活躍しています。
ベラを狙うヴァンパイアからベラを守ろうと、家族が一致団結して行動を起こします。
カレン一家のエドワードへの愛情も感じることができます。

エドワードと気持ちを通わせているうちに、ベラは自分も吸血鬼になることを切望し始めます。エドワードはそれを望みません。そんな二人の前途多難な今後がとっても気になります。
早く、続きが文庫化されることを願います。

映画化もされるそうで、そちらのほうも楽しみに待ちたいと思います。

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紙の本青き騎士との誓い

2007/12/20 15:41

孤独

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自由を求めて主の元から逃げ出した奴隷の刺繍職人のティーアは、砂漠でテンプル騎士団に命を狙われている騎士のウェアに助けられます。
しかし、ウェアのティーアに対する態度は冷淡なもの。彼のそんな言動にティーアは怒りを感じるのですが、そんな気持ちとは裏腹に彼に惹かれていくのです。
そんなティーアもウェアに関わっていくうちに命を狙われてしまうようになるのですが・・・。

ウェアの冷たい態度は、命を狙われている自分の巻き添えにしないためなのですが。何年もじわじわとつけ狙われる、というのはすごい精神的に悪そうですね。それも、狙っているのがテンプル騎士団で兄弟とも、親友ともいえるバーデン。複雑な心境にならざるをえませんね。

そんな孤独な彼を同じく頑固なティーアが、どんなふうに彼を変えていくのか。
彼女も頑固な性格で、「もっと優しく接してあげても」なんて思ってしまいましたが、頑固ぐらいのほうがウェアにとってはよかったのかもしれませんね。だって、彼も頑固な性格ですから。

ウェアが騎士団から命を狙われる原因は、ある秘密を見てしまったからなのですが、それはどんな秘密なのか?
ティーアがウェアに感謝し、縫い上げた幟にはどういう関係が?
バーデンは、ウェアをどうするのか? などなど、見所たくさんです。

脇役も個性的なキャラが多く、楽しませてくれます。テンプル騎士団という謎の多い存在を用いた設定もまた、ワクワクさせてくれます。
実在したテンプル騎士団についても、いろいろ調べてみたくなりました。

600ページ近い長編ですが、お時間のあるときにどうぞ!

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紙の本黄金の瞳に心奪われて

2010/04/18 15:58

金の瞳もいいですが、たてがみにも惹かれます・・・。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

メイスはライオンに変身する一族、ルウェリン・プライド(群れ)のライオン・シフター。一族の支配を嫌い、長年海軍に所属していましたがニューヨークに戻ってきました。目的は、軍隊時代の友人でウルフ・シフターのスミッティと共にセキュリティ会社を立ち上げることと、幼い頃に別れたきりの初恋の相手を探して生涯の伴侶とすること。しかし帰郷早々、一族の者が殺され、姉のオフィスへ向かったメイスは信じられない“匂い”に気づきます。なんと調査に現れたのは警官となった初恋の女性、ディーだったのです・・・。


中編2作が収録されている今作。どちらも面白かったです。ニマニマ笑いが止まりませんでした。

狼人間のお話はいくつか読んだことがあるのですが、ライオンは初めてでした。なかなかライオンもいいですね。のどをゴロゴロならすところとか。たてがみを撫でてみたい・・・。
どちらのライオンもターゲットを定めたら一直線!て感じでとても良かった。
ヒロインたちもそんなヒーローたちに負けない気性の持ち主。でも、鼻につくこともなく、とても好感が持てる可愛らしい女性たちでした。

それに脇を固める登場人物たちも、個性あり過ぎとも思える人物たちで。ライオンだけでなく狼、熊、ハイエナなどのシェイプシフターたちが登場します。おっかない女性陣も登場します。ディーの姉たちとメイスの姉たちのやり合いを想像すると、その場に居て見てみたいような、そうでないような・・・。

スピンオフもあるそうで、特に今回気に入ったシシー・メイがどんな男性と恋することになるのか楽しみにしたいと思います。

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紙の本赤いリボンの殺意

2009/05/11 19:28

ますます絆が深まる登場人物たち

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

秋を迎えるニューヨークで残虐なレイプ殺人事件が発生しました。被害者の女性は全裸で、凶器として使われた赤いリボンを首に巻かれ、両目をえぐり取られていました。イヴはピーポディを連れて捜査を開始します。そんな彼女のもとに、セリーナという名の美貌の女性霊能者が訪れます。セリーナは、犯行の様子を夢で見たと主張し、捜査への協力を申し出ました。イヴはセリーナの身元を調査した結果、捜査陣に加える決意を固めます。が、その間にも姿なき犯人は新たな犠牲者を求めてマンハッタンを徘徊していました…。

事件はイヴに過去を思い出させました。苦しみながらも捜査をする彼女の姿には胸を打たれます。悪夢を見ても側にロークが(飼い猫のギャラハッドも)いるので心強いです。

施設で感じた想いをロークに打ち明けるシーンや、記者会見での毅然とした態度、ピーボディを信頼して過去を打ち明けるシーン、友人たちとの会話などにたびたび目をうるませてしまいました。
なので、公共の場で読むのはやめたほうがいいかもしれませんね。

シリーズが続く中で、イヴが友人たちと関係を深めていく様子がうかがえるのは、やはり長く続いているシリーズ物としての喜びですね。
イヴとロークがメイヴィスに出産に立ち会ってと頼まれうろたえる姿や、ロークのボタンのエピソードには顔がゆるみますし、新しい支給車にはしゃぐイヴもかわいかったですね。「この車を愛してる!」だなんて(笑い)。

協力を得て犯人を追いつめていく過程も巧みに書かれていると思います。犯人を捕まえただけでない、驚きの事実もあったりで、あっという間に読み終えました。

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紙の本黄金の勇者の待つ丘で 下

2008/11/08 11:23

二つの恋の行方と謎

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ジリアンの前に現れた戦士ブロディックは、強大な氏族を率いる首領でした。アレックをさらってアルフォードに引き渡した人間がハラインダーの中にいると知った彼は、姉を捜すかわりに裏切り者を見つけ出すのに協力してほしいとジリアンに告げます。互いに惹かれ合う二人を待ち受ける事実とは・・・。

ラムジーの領地に向かう途中、ブロディックはジリアンを自分のものにするため、少々(?)強引な手を使います。なんと、ジリアンに気づかれずに結婚したのです!ブロディックをはじめ、まわりの男たちも神父とジリアンをはぐらかす場面はついつい笑ってしまいます。
しかも、ブロディックはそれをジリアンになかなか告白することが出来ず、ラムジーにからかわれたり・・・。ハイランダーたちから恐れられているブロディックも、恋する男性の一人なんだなと感じさせてくれます。

そして、だまさて結婚したジリアンもブロディックに怒りをぶつけますが、彼を拒むことはできませんでした。短い間に愛がめばえたことに戸惑いますが、彼にきちんと「愛している」と告白します。
そんなラムジーの領地で、親友になるブリジッドとも出会います。
女の友情と男の友情・・・そんなところも見所です。

今作はジリアンとブロディックの恋愛だけでなく、女性が夢中になってしまうほどの美男子ラムジーとブリジッドの恋模様も描かれています。けれど、私としてはラムジーはラムジーで一冊のお話でじっくり読みたかったなとも思います。いつも冷静沈着な彼が、最後に自分でも驚くほどの癇癪を起こす場面は面白かったです!

ラストにはジリアンのおじモーガンも登場し、ブロディックとラムジーをたじたじとさせます。短い登場にも関わらず印象に残る人物です。

裏切り者や至宝の謎を追いながら、ラストまで目が離せませんでした!

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薔薇の宿命 上

2007/10/12 16:09

愛と復讐

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

フィオナは貧しいながらも、恋人ジョーと店を開くための資金をこつこつと貯めていた。
しかし、父が死に、その他の家族も次々に命を落としていく。ジョーもフィオナを愛しながらも過ちを犯し、フィオナは恋人も失ってしまう。そんな中、父の死の真相を知ったフィオナは追われる身に。唯一残った幼い弟と共に叔父がいるニューヨークへ逃げます。新天地で新しい友人と共に、自らの商才を花開かせます。10年後、成功したフィオナは、父を殺した男に復讐を果たすため再び故郷イギリスに戻ります。

前半部分、次々にフィオナに不幸が降りかかります。読んでて胸が苦しくなるほどでした。この先どうなるのか気になって、ページを操る手が止められませんでした。

何年たってもジョーを忘れることができないフィオナ。自分の過ちを悔い、彼女がいない人生を悲しむジョー。相思相愛なのに、なかなか一緒になれない二人の離れた恋物語でもあり、一人の女性の10年に渡る復讐の物語でもあります。これで面白くないわけがない。


不満があるとすれば、フィオナがジョーと再会するまでが長すぎる、ということでしょうか。すごくもどかしくて堪りませんでした。回りの人間が、それぞれ二人のことを大事に思っているからこそ二人を合わせるわけにはいかない、という何とも歯がゆい場面が。
しかし、辛抱強く読み進め、ついに再会!という場面では胸のつかえがやっととれました。

昼ドラのような展開に目がはなせません。上下巻で1000ページ以上の長編ですが、面白い事請け合いです。

夜眠れないからといってこの本を読むと、続きが気になってますます眠れなくなってしまうかもしれません。ゆっくり時間があるときに、どっぷりとこの物語に浸ってみてください。

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幽霊たちが舞う丘

2009/05/21 13:48

独特の世界が生々しく感じられます

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この仕事はきみにしかできない・・・蘇生師としてのアニタの腕を見込み、困難な仕事の依頼が舞い込んできました。リゾート開発で荒らされた何百年も前の古い墓地の死者を、いっぺんに蘇らせるというものでした。見習い蘇生師ラリーと共に現地に向かったアニタ。しかし、現場近くで起こった3人の少年の惨殺事件の捜査に駆りだされることになってしまいました。今までとは違うヴァンパイアの凶行に悪い予感を抱くアニタ。そして、しぶしぶながらもマスター・ヴァンパイアのジャン=クロードに協力を求めます。そんな彼女たちに最大の危機が・・・!!

ヴァンパイアが出てくる物語は今までにも読んだことはありますが、わりかし明るい雰囲気でロマンス色が強いものでした。
しかし、このアニタ・ブレイク・シリーズはそれとは違う独特の雰囲気があります。それに描写が緻密に書かれているので、リアルに思い描くことができます。なので、アニタの恐怖が感じ取れるようなのです。

今回は、ジャン=クロードを上回る力を持ったヴァンパイアが登場します。しかもそんな中、妖精も絡んできます。
アニタたち一行も奮闘します。ラリーの頑張る姿にもついつい応援したくなるほど。
ジャン=クロードも窮地に陥りますが、そんな彼をほっておけないアニタの行動も見所ですね。何だかんだ言っても・・・。

ジャン=クロードの人間時代の過去も明かされたり、妖精の血を引く兄妹が登場したり、アニタのネクロマンサーとしての能力も気になったり・・・、まだまだ興味の対象は尽きません。

今回の出来事で、アニタのジャン=クロードに対する見方が変わってきます。今後のリチャードも含めた三角関係がどんなふうになっていくのか。
今回、リチャードの出番がほんのちょっぴりだったので、次巻にどれだけ活躍してくれるのかも楽しみです。

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紙の本囚われの恋人−ジュリアン

2008/06/10 15:49

ギリシア神話と現代のハーモニー

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

満月の夜、友人に言われるままに呪文を唱えたグレイスの前に現れたのは、本の中から出てきたゴージャスな男性ジュリアン。驚くグレイスに、ジュリアンは次の満月まで、望みのままに尽くすと語る。しかし、彼が呪いのせいで本に閉じ込められたままだと知ったグレイスは、彼に魅力を感じながらも、つかの間の自由を味わってもらおうとします。
ジュリアンは、自分を寝室に閉じ込めて思いのままにしていた女性たちとは違うグレイスに興味を持ちます。
グレイスとジュリアンは、互いに惹かれ合うようになるのですが呪いを解くためには・・・。

ジュリアンは、母親がギリシア神話の愛の女神・アフロディーテを持ち、完璧な美貌の持ち主。しかし、二千年以上前に兄・プリアポスによって本に閉じ込められ、自由を奪われました。呪いを解くこともできず、あきらていたジュリアンが出会ったのがグレイスです。彼を感情ある人間として接してくれるグレイスを恋するようになります。
彼が呪いをかけられた顛末をグレイスに語って聞かせるシーンは、とっても切なくなりました。

一方、過去の出来事でトラウマを抱えるグレイスは、心から愛してくれる男性を望んでいます。
過去に傷をもつ二人は、互いを想っているのになかなか素直になれません。

最後の最後まで結ばれることのない二人。
じれったくもありますが、ジーンとさせるシーン、コミカルなシーンと最後まで飽きさせない展開になっているのでサラサラと読めると思います。

途中、グレイスにとって悲しい出来事が起こってしまいますが、そんな彼女を慰めようとするジュリアンの行動は、とっても心が温かくなります。

ギリシャ神話には詳しくはない私ですが、聞いたことならある名前が出てきます。独特の世界観に戸惑う方もいるかもしれませんが、現実を離れて、こんな世界にどっぷり浸かってみるのも一興かと・・・。

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