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    3月のライオン(1)

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    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

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    はらぺこあおむし 改訂

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    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

物部射園連さんのレビュー一覧

投稿者:物部射園連

3 件中 1 件~ 3 件を表示

世界遺産石見銀山を歩く

2007/10/29 13:31

贅沢な写真家を使ったガイドブック

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

このガイドブックの写真家である、穂坂豊氏は、長い間、海外の遺跡や日本以外の世界遺産を撮影してきた。今回、初めて母国での仕事を請け負った、という。
豊葦原の瑞穂の国、豊さか登る穂つまの国を母国とする穂坂氏だが、若い頃はアメリカで修行、冷徹な、全てを写す独特の技法を身につけた。そのスナップは、一見情緒的だが、実は鋭い感性が深く流れていることに気づけば、その奥行きの広さに驚くはずだ。そんな世界的写真家の作品がふんだんに使われている、ああもったいないと呟いてしまうのは私のさもしさか。
だって、ご当地土産の写真だってものすごく沢山あるのだ・・・、こんなもの撮らすなよとつい言いたくなる。

さて、石見銀山だが、日本の神秘性がふんだんに感じられる土地である。伊勢神宮や、物部氏の総氏神である石上神宮の様に、見た目はシンプルだが、天地をとよもし(振り動かし)、西行が涙を流した程の、恐ろしい位の神々しい何かが、ここにはある。
銀山にある佐毘売山神社も素晴らしい。佐毘売・金屋子神・楽々福神・佐用都比売・射楯神・天目一箇神・金山彦神・・・古代から金属に係る土地であったことを考えると悠久の歴史が感じられる。そして、この豊かな自然・・・
もののけ姫ならぬ、物部姫(布都姫?)が出てきそうだ・・・。

このガイドブックは、読者の知識があればあるだけ、それに応えてくれる奥行きの深い構成となっている。

石見の自然と人々の営みを是非歩いていつくしみたい気になる良い本だ。

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紙の本執深くあれ 折口信夫のエロス

2008/02/15 10:13

霊媒?折口信夫の呪縛を解いた、唯一の女性愛弟子が語る評伝。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

唯一の?女弟子である穂積生萩女史が、折口の私生活の一端を暴露する。

これを見る限り、世に言われていた様に、男色一辺倒ではなかったことが判る。また、女史の視線は、女学生が先生を憧れで見ているようなすがすがしさを感じさせる。折口も先生として、照れ隠しをしながら、ちょっと陰湿な面もあるが、思いっきり女史に甘えている。いくら秋田出身だからといって『なまはげ』を女性のペンネームに与えるのも考えものだが・・・。

そこには、神聖化する必要のない、普通の教師としての折口信夫像がある。
しかし、女史の発言にも、穂積家について『物部氏の一族で、折口の擬制的先祖である事代主神と違って何か冷たい』、などと疑問符を連発したいようなものもある。女史ご本人は不満だったようであるが、酒評論家として名高い穂積忠彦への嫁入りも、折口が斡旋したのだということを初めて知った。女史が折口の本当の愛弟子であることがよく判った。

お客用の便所に『まれ人用』と書くなど、確かに変わっているが、憎めない折口信夫。歌人 釈超空としての作品の新解釈も興味深い。

私は、鎮魂祭に係る魂振り等の記述から、折口信夫は偉大な霊媒だったのではないかと思う。金屋子神に仕える鍛冶の棟梁(村下:むらげ)が女性を近づけなかったように、折口には、若い頃から、強力な女神が憑いていたのではないだろうか。穂積女史は、その女神から、折口に近づくことを許されたのだと思うのだが・・・。何故だろうか?宗女だからであろうか?

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風果てぬ 北風正造外伝

2008/05/02 15:03

やっと出た!!!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

やっと出た。勤皇の豪商北風正造の外伝である。神戸市兵庫区の能福寺 裏手 一般墓地に偉大な先祖たちと共に眠っているが、激動の時代を駆け抜けた逸材である。
最近、朝日新聞に子孫の方が、『商売っ気のない人だった』と不満がましく書かれていたのも印象的であるが、北風家が開いた新田跡を神戸駅用地に無償提供するなど、本当に私心のない人であった。

内容であるが、2~3世代前に死んでいるはずの工楽松右衛門が亡霊のように出てきたり、首をかしげる場面もあるが、外伝としてはよい出来ではないだろうか。どこで知られたのか、北風家の出自に関係がある、物部氏と関係の深い石見銀山に触れているのもグッド!である。
出来れば、有栖川宮、初代兵庫県知事であった伊藤博文、西郷隆盛、月照、勝海舟、また、北風家の危急を救うどころか反対に破産を早めてしまったジョセフ彦 達との絡みをもっと書いて欲しかった。正造本人が書類を焼いてしまったので恐らくは証拠が残っていないだろうが、桂小五郎や坂本竜馬なども交えて、京都、大坂、各地の有名な料亭、小部村(有馬温泉への街道沿い)の北風家別荘、等場面を変えて維新史に深く切り込む役回りをさせてもよかったのではないか。

作者の須田京介氏は、友人に背中を押されてこの本を書かれたようである。神功皇后の新羅遠征にも従軍した、古代から続く北風家には、面白い伝説が沢山あるので、今度はそれを纏めて頂きたい、と願う次第である。

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