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先月(2017年4月)

伸太朗さんのレビュー一覧

投稿者:伸太朗

2 件中 1 件~ 2 件を表示

表紙の写真は新子の握り

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「名登利寿司」は、本当においしい。常連客と呼ばれている友人に連れて行ってもらったのが冬。夏には『新子の握り』を食べに行きたいと思っていたのに、また冬になってしまった。最近の私は、おいしいものでいちばん、四季を感じている。夏のおいしいものを食べそこねてしまったことに、表紙を見て気がついた。

お店に伺った後、おかみさんが以前に出していた本を読んだ。お店の様子、ご主人とのやりとりも想像ができたので、本自体もたいへん楽しく読んだのだが、執筆に取り組んだのが、最近?になってからということで、びっくりした。あの忙しいおかみさんのお仕事をこなしながら、新しい自分にチャレンジ。

すごいです。

そして、また新刊!

玉子、コハダ、アナゴ、ウニの塩・・・
本文中に出てくるみんなを食べたい。

元総理がおいしいもの便りを読んだ後、お店を訪れたくなるのもうなずける。読みすすんでいくうちに、元総理とご家族に親近感すらわいてくる。おかみさんと総理大臣の内緒のはなしに参加したかったと思う。

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やっぱりやさしいストーリー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

重松さんの物語はせつないのだけどやさしいところが好きです。いつもの重松さんとちょっと違う?と思ったのですが、表紙にひかれました。
主人公のカイムは1000年生きることができ、旅を続けています。旅に目的があるわけではなく、時間の中をただ、ただよっている風にも見えます。カイムのイメージがイラストのおかげでできあがっていたので、
「ぴったりきた!」
自分の中で読みながら、映画化できた気がします。
短編ごとに時代も舞台も移り変わるのですが、カイムはどこの町にいても不自然じゃない。旅先で出会う人も英雄ばかりじゃなく、強い人も弱い人もいる。そんな人たちと、たった一度だけの出会いだったり、長い時間がたった後で再会することがあったりもします。他人の人生に大きな影響を与えないように、静かに存在しようとしている。そんな悲しい主人公に見えます。
何しろカイムは、1000年生きる男ですから、ストーリーはこの1冊では終わっていない。ちょっとだけ消化不良です。

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