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helmet-booksさんのレビュー一覧

投稿者:helmet-books

48 件中 1 件~ 15 件を表示

食事と布団干し

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

僕は
なんでもかんでも

何がどうなって
こうなってそうなって

ということが知りたいし、管理しないと
なんだか頭の中がこんがらがってしまう

実家に住んでいたころは
毎日、出された食事を口にし
毎日、天日干しされた布団の上で寝ていた

学生時代は
学校に行くだけでよかったし

バイト時代は
バイト場に行くだけでよかった

一見シンプルで快適な実家ライフなのだが
食事のことも、湿った布団のことも

何も
考える必要が無くて

これからの人生
家畜のように肥えてくだけかと
ふと考えた時期があったから

今は群馬に居ると思う

仕事が終わった帰り道
食事のことを考えながら帰れば
体のことに興味が行く

疲れていれば
あっさりしたものが食べたいし

それでも食欲がないのなら
だまって寝ようと思うだろう

布団だってそう

布団を干すには
一日晴れている日を探すようになる

すると天気のことを
考えながら生活ができる

今は実家にいる時ほど
栄養バランスはよくないけど

頭の中は理解をしているので
案外すっきりしていい

普段は
白米とおかずの比率が
9:1くらいにしている

単におかずを作るのが
めんどうなのもあるが

これによって
ジャンクには敏感になった

夜ラーメン食べれば
次の日肩がこって仕方ないし

夜ビールを飲めば
次の日の朝鬱っぽくなって仕方ない

本書は
マクロビオティックという
食生活法を紹介したもの

ザックリ説明すると
玄米や雑穀を中心とし
農産物(野菜・穀物・豆類)を食べようというもの

肉・卵・乳製品はとらない

そして、
季節のモノを食べると良く

更に、
住んでいる地域で採れたものを
食べるのはなお良いとする

ベジタリアンとの違いは
陰陽論を説いているところ

肉類を陽性
玄米は中庸
乳製品や野菜の一部は陰性とする

だから、
肉やらミルクやら摂取する
アメリカンフードは

陽と陰を
行ったり来たりしてしまうから
カラダに不具合(病気)が生じてしまう

という思想

本書は

何を一日何グラムまで食べましょう
といった類の内容では一切無く

食が人間の体にもたらす影響のメカニズムを
マクロビオティックという思想を使って説いているというもの

癌だろうとエイズだろうと
食生活を変えるだけで快方に
向う実例があるので説得力があったし

昔から
陰陽論は僕にしっくりくるので
著者の言うことは浸透した

セレブの
マドンナやトムさんらが
実践している以前に

僕の友だちが
マクロビオティックのお店を
切り盛りしているということで

とても興味がある

明日は
休日なので

天気予報をチェックし
布団を干して

スーパーに
買い物にでも
行こうかと思う

helmet-books

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神保町とブックオフと都築さん

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

だって、ほんとうに、

だれも買わない本は、
だれかが買ってあげなきゃならないのだ

都築響一


いわゆる神保町という街には
歴史や伝統、文学として本が存在している

いわゆるブックオフという街には
低価格、サブカルチャー、娯楽として本が存在している

ここ一年半の間に
僕は両方の街で働くことになった

神保町が日本の古典を支えてきたといっても
過言ではないし、ブックオフのようなチェーン店が
それを壊したといわれても仕方ない

反対に、神保町に存在する本は、
ブックオフ街の住人にとっては
古くて、汚くて、高い。という印象でしかない

神保町は縮小し続け
ブックオフは拡大を続ける

そんな両極端な街に
住んでみて感じたのが

どっちが良いとか
どっちが悪いとか
そんなことはどうでもよくて

「結局、本は本なんだ。」
と言うこと 少しも違わない

売る側の事情が変わって来たのは
ひしひしと感じる

だが、買う方は
いつだって、買いたい本を買うし
買いたくない本は買わないものである

それでも、
「だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ」

と宣言した作者には
読書家の熱い思いを感じた
本当に本が好きでたまらないのだと

本書の前半は

彼のお気に入り本屋の紹介
全国に渡る彼の本屋巡業を経て
本と本屋のあり方を思考する

後半は、
彼の読んだお勧め本の紹介

ただのブックレビューとは違って
内容は、ギターマガジンにはじまり、
犯罪月報なる季刊誌にまで至る

神保町にあるような古典を取り上げるのも
ブックオフにあるような雑誌を取り上げるのも

ありとあらゆる種類の本と
関わり紹介することで

本というひとつの
日本のカルチャーを必死に
守ろうとしているのではないかと、

おおげさだが
思ってしまった一冊

都築さんには
尊敬します


helmet-books

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明るい人間

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なぜ人は二足歩行を
はじめたのか?

という問いに対して

ひとつの仮説として
こういうものがある

捕った獲物を
持ち帰るのに便利だったからだ
というものだ

生死をかけて捕った獲物を
ひとりで食べるのではなく

家族や仲間に分け与え
喜びを分かち合う為だ

決してひとりでは
生きていてもつまらないことを
原始人でさえも知っていたのだ

これは利他主義の
はじまりとも言われるものなのだが

やはり人にやさしくできる人間が
一番強いのだなと感じた

村上龍は本書のはじめに

成功した経営者に共通する人格は
「明るい」ということだ言っていた

それは、

はきはき話し
性格がおおらかで
いい笑顔を持ち
よく食べ
ポジティブである

という要素を含む人柄の
持ち主ということだというのだが

村上龍が
こんなことを言う人だとは思わなかった

というのも
もっと癖のある一ひねり加えた文章で
ひとを形容する小説家だと思っていたからだ

そして、
「明るい」という人柄を
ひとことで表現すると

「これといった用事がなくても
是非また会いたい」

と言う感じなんだそうだ

威張り散らし
威張り散らすことでしか

自己の存在感を示すことが
できない人が社会的・経済的に
成功できない

と言う面で
民主主義は良きものである

・明るく

・ひとにやさしく

・これといった用事がなくても
是非また会いたい

けっして
簡単なことではないが

これだけで良いのだと
解釈すると

少し気持ちが
軽くなった気がした

シンプルになる為に
生きようと思う


helmet-books

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紙の本銀河鉄道の夜

2009/05/19 22:48

虫の幸せ

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昨日の夜
窓を開けて涼んでいると
クワガタが突然舞い込んできた

それにびっくりしてコーヒーをこぼし
1万5千円くらいしたカーペットが駄目になった

そのクワガタを飼育してやろうかと
思ったが やっぱり逃がしてやった

今日は
休みなので洗濯をしていると
洗濯物にまぎれて、てんとう虫がでてきた

室内にある植物と一緒に
棲ませてやろうかと思ったが

一体てんとう虫は何を食べるのかが
まったく分からなかったので やっぱり逃がしてやった

本当の幸せとは?

たくさん悩んで
たくさん苦しんで
それを何べんも繰り返して
あらゆる人の
一番の幸福を探すんだ

宮沢賢治はそう言う

貧しく孤独な日々を送る
主人公・ジョバンニは

ある日、どこへでも行ける
銀河鉄道の切符を手に入れる

そして、親友・カンパネルラと
一緒に旅に出るのだが

カンパネルラは
途中下車することになる
彼の求める幸せの為に

決して死ぬことが
この世に存在する
最大の不幸ではないのだ

彼には彼の
幸せが存在するように

自分には自分の
幸せが存在する

そして、
昨日今日と
遭遇した虫たちにだって
彼らの幸せが存在するだろう

その幸せの形を
ひとつひとつ数えてみることは

とても馬鹿げていて
不可能に思えるのだが

きっと

銀河に浮かぶ
星の数ほどあるに違いない

ジョバンニが見た

銀河鉄道の夜のように



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紙の本春の数えかた

2009/03/27 00:33

身近に在る者たちへの疑問

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本エッセイイスト・クラブ賞受賞作

動物行動学者
日高敏隆のエッセイ

自然に潜む素朴な疑問を
突き詰めていった作品

三寒四温を積算し
季節を計る、鳥や昆虫や植物のなぞ

外灯に集まる蟲のなぞ

人のロジックと
他の生物のロジックを戦わせながら
共存していくという人里論

人の行動も不可解な面があるが
それは他の生物だってそうなのである

そういう無意識にでるパターン化された
行動というものは、その種全体を守るために
遺伝子が操作しているもであるだろう言う、
リチャード・ドーキンスのアイディアの引用もあった

ということは環境問題ブームも
人間が人間という種を絶やさないための
遺伝子からの操作によるものという考えになるのだろう

以前どこかで、聞いた話なのだが

人間の及ぼす自然破壊規模というものは
たかがしれているらしく、自然自身が及ぼす
例えば地震や土砂災害なんかの比ではないらしい

そして、人間が及ぼす自然破壊は長期的に見て
人間にしか被害を及ぼさないような考えも出来るのである

その長期的という意味は
人間規模の破壊程度だと、自然は時が経てさえすれば
回復可能な程度なのだと言う

ということは

自分だけが助かりたいが為に
いまのエコブームがあると思うと

一見滑稽だが、
とても大事な必要なことなのだと思う


helmet-books

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紙の本孤独のグルメ 新装版 1

2010/06/27 23:15

20%OFFシール

16人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

仕事終わりに
スーパーに寄って

今夜は何を食べようかと
食材を吟味していると

60代後半の女性が
なにやら、バックから取り出した20%OFFシールを

これから買うのであろう
彼女の持つレジかごの中にある

あらゆる食材にはっつけていた

うむむ
小売業を営む僕としては

かなり頭に血が上ってしまう
シチュエーションではあったが

結局のところ
素通りして、その後を観察していた

大胆にその女性を観察していたので
彼女は視線に気づいているはずなんだが

なんだか人に見られているというのに
しれっとレジに向かう、後姿を見ていたら

彼女の
孤独を感じた

勝手に想像して哀れんでいるなんで
趣味の悪いことほかないのだが

なんだかなと

本書は、

食通漫画のトップを走るであろう
名作「孤独のグルメ」

谷口ジローさんが作画担当というだけで
よだれがでるシチュエーション

うまい店もあれば、まずい店もある
サービスが最高の店もあれば、最低もある

うまい店だけ紹介するようなスタイルでは決してなく、
主人公自身の、等身大の一期一会を、描いていた

東京に住むようになってからは
外食する機会がとても増えた

その機会の半分は
ひとりで食べているのだが

この主人公同様
ただ口に食物を入れている行為を

越えた何かを

食場には求めてついつい
立ち寄ってしまうのだ

僕は食通でもなんでもないので
うまいとかうまくないとかは

外食する上で
まったく無関心なのだが

人と食事しながら会話が
思わぬ方向に行って新しい発見が出来たり

行き当たりばったりで入った
食堂の雰囲気に

ぼんやりとした異世界観を
感じることができたのならば

サービスが最低だろうが
なんだろうが構わないのである

ざっくり言えば
先ほどの不正をした女性と求めるものは

似たり寄ったりなのだから

善悪というものに
線引きをすることなど

僕は決して
できないのである

helmet-books

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紙の本本棚 1

2009/09/03 00:55

本と人

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分の本棚を
見せると言うことは

自分の頭の中を
見せることと、さほど変わらないと思う

お店の本棚を目の前にし

その時その時で
発生した知識欲を満たすために
選んだ一品一品の集合体が本棚だ

僕はほとんどの場合
本を読み返すことがないので

本に対しての執着が希薄だ

だから、売れる本なら
古本屋に持っていくし

売れないくらいボロボロに
なってしまった本は

心苦しいが捨ててしまう

本も人も
縁だと思っているので

一期一会を大事にすると共に
別れ際も大事にすることが

重要なのでは
ないかと思っている

本書の内容は

人それぞれ持つ人生観が
本に対する思想に反映して

書店のブックカバーは
取ってはがさない派だとか

江戸川乱歩は神だとか

そういった
本に纏わるエピソードや
本に対する思想を本棚と共に語り合うと言うもの


【登場する人】

石田衣良/宇野亜喜良/大森望/角田光代/金原瑞人/川上未映子/喜国雅彦/桜庭一樹/
長崎訓子/中島らも/穂村弘/みうらじゅん/山崎まどか/山本幸久/吉野朔実

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紙の本失踪日記 1

2009/09/03 00:49

搾り汁

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

文化庁メディア芸術祭大賞
日本漫画協会賞大賞


25年も生きてきて
はじめて

「嗚呼、人生は一回きりなんだ」
と感じ始めた

同時に
「でも一回で十分だ」
とも感じた

二回ある人生だったら
なんでも後回しにしてしまうだろうから

こう、やる気とか情熱とかも
後回しになって息苦しくなってしまう

結局、人間もマグロと一緒で
泳ぐ続けているときが一番楽で

止まって色々考えていくうちに
鬱々としてきて息苦しくなってしまう

と考えることは
自分は休みベタで
今に息苦しさを感じているのだろう

例えば、
やりたいことをやるという選択は
何か他の選択肢からの逃避だとすると

今までたくさん
逃げてきた人生な気がする

著者の吾妻ひでおも
逃げて逃げてきた人だ
本のタイトルどおり失踪だ

漫画書いていたが逃げ出して
ホームレスになり、残飯を漁り、畑を漁り、

捜索願を出され捕まえられ
また漫画を描き始めるが、アル中になってしまい
また、元の木阿弥

精神的な波が強い人で
ザブンザブンと音を立てて流れてきた人だった

そういった人が
搾り出す搾り汁を読むことができたのは
今回幸運だと思ったし、何かの縁を感じた

一回でいいなら
ちょっとした幸せに飽きたりしないし

一回でいいなら
ちょっとした不幸に耐えられる

そんな風に
思わせてくれた本書に

なんだか
感謝したい気分だ

helmet-books

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脱出

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私の詩のなかには

いつも汽車が走っている

だが私はその汽車に乗ったことがない


寺山修司 幸福論より


彼の言うように

彼の言葉にはいつも
汽車が走っているような印象が伺えた

それも、走っている汽車に乗りながら
ワイワイと駅弁でも食べながらという感じ
とは間逆にあたるであろう位置

それは

乗ろうともしなかった汽車が
自分の前から去ってしまったのをみて
何かボヤボヤと「脱出」という言葉の意味をなぞる

ような感じだった

「家でのすすめ」や「書を捨てよ、町へでよう」
という彼の作品のタイトルからも伺えるように

環境から
人間から
生死から
言葉から

周りにあるありとあらゆるものから
彼は脱出したかったんじゃないかと

僕は感じました


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モンスターなる自分

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「全部許してあげようと思います」

ここに深い意味があるわけでもなく
巨大な慈悲の心が芽生えたわけでもありません

ただ、自分の身の回りに起こる出来事は
起こった時点で、もしくは起ころうとする時点で

それはもう
自分の一部であるからなのです

あまり自分と他人の
境目を作るのは止めようと思いました

他人は自分の一部でもあるし
自分は他人の一部でもあるから

そして、自分と他人に境目をなくそうとすると
人はきっと裏切られたと思うのです

そこで信じられるかが
なんだか分かれ道なんじゃないかと
本書を読んで思いました

更に、
昨日の社長のスピーチを聞いて
まったく同じことを思いました

出来すぎた偶然ではありますが
これも自分の一部なのですから

こちら

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丁寧に登るということ

7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

12月に入ってから
続けて2度、山に行く機会があった

11月は流れに流れて
一度も行けなかったので

やっと
行けないというストレスから
やっと開放されて一安心

今は

行きたい時に行ける様な
季節でもないし

行きたい時に行ける様な
仕事に就いてるわけではないので

どちらも丁寧に
登ろうと思って登った

無限に見えた残りの人生も
ある一定の仕事をはじめるに当たって

無限でないことを感じ
ひとつひとつを一日一日を
大事にしてこうとはじめた

なので最近では
結婚だの家族だの考えるようになった

そういう意味では
就職という二文字がここまでも

人生観というか価値観に
影響を与えるとは思ってなかった

しかし

更に自分を揺るがす存在となったのは
実家に居るじーちゃんとばーちゃんである

無限と思えた青春を
はるか大昔に終え

仕事をやりとげ
定年を迎え人生の有限を感じ

その前にいざ自分が立ったとき
何を考えているのか?

ふと
そんなことを考えてしまう

昔は、一緒に住むのが
嫌で仕方ないような時代があったが

今では
本当に感謝感謝である

本書は

耳が聞こえないだとか
話ができないといった障害者が

老後、どのような経緯で
社会からの孤立を招いているのかという
現状が前半

そして後半

06年に施行された
美しい法律・障害者自立支援法

その法がきっかけで
障害者の生活は逼迫し

生活は崩れ
尊厳が失われ堕落し

諦めた者まで続出した

そんな絶望的な状況下でも
社会に対して屈することなく

権利を主張し続け
勝利を生活を勝ち取っていくと言うもの


この本を読んで

山に登れるほどの体を持ち
祖父母は今でも健在

毎日仕事があって
今日は友達と外食した

本書の登場人物と比べると
とても満たされた境遇を感じるが

正直
正確に実感することができない

なぜなら

毎日毎日
仕事だって緊張したり体力的に大変だし

大きな失敗して悩んだり
自己嫌悪に陥ったりするし

人間関係に悩んだり
これからの人生に不安を感じたりするから

人は誰だって
大変な思いをしていると思ってしまう

だから
正確に実感ができない

ならば

彼らに負けないくらい
努力して頑張って頑張って

生きていけば
少しは彼らにだって胸をはれるに違いない

だから
もっと丁寧に登ろうと思ったのだ


helmet-books

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日野日出志

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

物語の主人公は

幼い頃から
地獄絵を書き続けている絵師だ

その主人公が

ナレーターとして
彼自身の半生を語っていくと言うも

それは同時に
作者・日野日出志の
送ってきた人生から抽出されたものなのだ

彼の描く地獄絵は

ギロチンで囚人の首が吹っ飛んだり
その首なし死体が動いたり、焼かれたり

両親からの虐待であったり
破滅した家族が生きる行く末であったり

核兵器であったり、自分自身であったり

ホラー漫画の第一人者といわれている
日野日出志の集大成の作品
(実際に、これを描いて漫画家を辞めるつもりだったそうだ)

人体切断をはじめとする
残酷な描写でホラー漫画とする日野作品は

読んでいて痛々しい描写に
辛くはなったが、確かに恐怖した

こういうアングラな描き方で
作者自身の世界観を表現している作品は

僕の場合
無条件に好きだといえる

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男・道元

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

永平寺・宮崎禅師の
108歳の生涯

道元禅師を開祖として成る
曹洞宗の教えを忠実に守ってきた職人

出家をして自分の生涯を
宗教世界に捧げることは
どんな心境なのかと考えていた

一日一日をまったく同じスケジュールで
淡々と淡々とこなすこと

坐禅という
なんの変哲もない座ると言う行為を
無限に続け、悟ることさえも求めず
ただひたすらひたすら

禅ZEN
(映画のトレイラーを見るだけでも参考になります)

曹洞宗は
シンプルで男っ臭くて硬派

男なら一度は
憧れます

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紙の本いま生きているという冒険

2009/02/05 01:03

日常の冒険

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日常生活も冒険の延長線上にいるわけなので、
日常生活を冒険と呼んでみてもなんら差し支えないと思う

日常の飲み会でよく会う友達を
今回登山に誘った

彼らと苦しみを分かち合い
丹沢山系・大山の山頂で拝めた地球

山頂へたどり着く少し前に望んだ
母なる富士山の感動 そこで浮世絵が描かれた歴史

日常に戻り
彼らと飲んだ美酒 終わらない山話

いつも車で40分ほどかかる道のりを
日常の冒険と称して、自転車こいで行き、雪山用の寝袋を買った

その寝袋をもって富士山へ行くことにした

そうやって
登頂の果てに見る富士山は、

地元から見える光景としてではなく
大山から見えた風景としてでもなく
浮世絵に描かれた景色でもなく

何か違った視点になるに違いない


その視点が冒険であるし
そう思えることが日常の冒険であると思う

こちら

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紙の本蟲たちの家

2008/10/01 12:18

男と女と蟲との憎悪劇

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今回の内容は「男と女の憎悪劇」
全七作

男と女が愛し合い
その反動でなのか結果憎しみ合うと言う

悲しい憎悪劇をウメズ先生は
ホラーとして描いていた

やはり世界で一番怖いものは
人間であると再認識したと同時に

男と女の憎悪と言うのは
一生かかっても消えないことだってあるのだと
「蟲たちの家」を読んで知った

装丁もばつぐん
やはり祖父江慎さんという
とてもファンキーな装丁家の仕業でした

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