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    3月のライオン(1)

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    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

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    はらぺこあおむし 改訂

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    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

佐々木雄一さんのレビュー一覧

投稿者:佐々木雄一

5 件中 1 件~ 5 件を表示

自分のアニムに恋する人へ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 某週刊紙で「いま旬の官能小説作家」が特集されていて、その1位に館淳一が揚げられていたので、どんな作品を書いているのだろうかと、読んでみた。
 
 いわゆるアブノーマルな性癖をもつ(「アブノーマルな」という言葉を遣うと差別だと言われるかもしれないが)人達の話が収められていた。著者も後書きに書いているように、いわゆるエロティシズムに溢れた作品ではなく、好きな人にはたまらないが、一般の人に受け入れられるかというと疑問な作品が多い。
 
 この手の作品は当然、著者の性向が剥き出しになるもので、それを批評しようとすると私の嗜好もまた露になるので恥ずかしいが、この著者にはユング心理学でいう内なるアニムをこよなく愛する傾向があると感じた。それが、著者の姉・妹に対する憧れへと発展し、さらに、濃縮されて近親相姦的な作品となっている。『姉・縛られたい』、『姉弟・肉欲試験』、『見えざる手』、『詰めこまれる欲望』から、それがうかがえる。
 
 また、ランジェリーに対する思い入れも同じ心根からでているのではないだろうか。『僕が女性の下着をつける理由』、『透きとおる愛』、『兄貴の恋人』などがランジェリー、それも女装趣味的題材の作品である。
 
 私に男色の趣味がないため、この本の作品群の中では、書き下ろしの中編で一番ボリュームのある『姉・縛られたい』がよいと思った。ただ、それでも私には女性に痛い思いをさせることで得られる快感が理解できないので、緊縛や視姦、羞恥プレイくらいまではついていけるが、スパンキングや蝋燭責めになるとひいてしまう。近親相姦もまったく興味を持てないが、著者には姉妹がいないのだろう、語り口に現実感がないのでなんとかその件には目をつぶって読むことができた。

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紙の本禁忌

2008/01/12 15:59

越える前に戻っておいで

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人間、40歳を越すとどこか体の不調なところが出始める。病気等で入院しそれまで意識しなかった死をなんとなく身近に感じた40代・50代の男性には、主人公の気持ちがよく分かるのではないかと思う。
 
 禁忌(タブー)といっても、荒唐無稽な話でなくありそうなところがこの本のいいところだ。禁忌、いわゆる一線を越える興奮、それがうまく表現されている。ただ、実際にはこの一線を越えればどろどろとした人間関係に悩むことになるのだろうが、この話に出てくる女性は男性に都合のよい振る舞いをしてくれる。すべてがうまくいきすぎの感はあるが、この本では最後にはどんでん返しがある。
 
 神崎の作品はメジャーな週刊誌や新聞に連載されたものが多く、過激さという点ではいま一つであるが、私は好きだ。最後には妻もところへ(あるいは最愛の人へ)帰っていくパタンが多く角川等のメジャーな文庫に収録されているのもうなずける。通勤読書で読んでいてもさほど恥ずかしくないのがいい。読後の夜は妻とゆっくり。

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若い女性の描写がもう一つ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 熟年の男性と若い女性、若い男性と熟年の女性の組み合わせが、セックスの相性はいいのだろう。若い男性の激しさでは、若い女性に本当のよさを感じさせてあげることができないし、感覚がうまく開発されないこともある。それに対して、悦びが深まりし頃させ頃となった女性は、若い男性の激情をうまくいなして自らを満足させることができるだろう。
 
 この作品についていうと、夫以外の男性と関係を持てしまう逡巡の描写が、熟年女性に関してはまあ理解の範囲内だが、若い女性に関してはうまくいっていない。浅くそしてくどいのである。これほどに逡巡していれば、ことはこのように至ることはないだろう。原因はこの熟年男性のテクニックのなさだ。若い女性にはもっと時間をかけ、蕩けるような快感をもたらしてあげなければ、2度目、3度目はないだろう。
 
 熟年妻の方は、まあ官能小説なのでこれくらい淫乱になっても納得である。エンディングはなかなかスリリングでいいと思った。

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紙の本私の奴隷になりなさい

2008/06/08 13:31

作者が男性ならば、匿名は単なる話題作り

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書『スモールワールド(私の奴隷になりなさい)』の作者、サタミシュウは、重松ではないかとする情報がインターネットで流れているが、私は違うような気がする。重松名の『愛妻日記』よりも、『スモールワールド』のほうがずっと抑制がきいていて、重松ならばわざわざ匿名にする必要がないように思われるからだ。もし、重松ならばサタミシュウでは、もっとはじけけなくては匿名の意味がない。セックスシーンも猥褻度が少なく、さらに問題なのは心理描写が浅薄であることだ。また、もし本当に重松だとしたら、言い出しのが出版社か本人かは知らないが、話題作りで部数を稼ごうという恥ずかしい行為で、作家の汚点にしかならないだろう。
 
 個人的には、サタミシュウの正体が女性であることを期待している。であれば、匿名も納得できるし、次作には女性心理をもっと深く描いた作品を期待できるからだ。この分野における男性の視点はもうすでに多く存在し、あえて男性が匿名で出す必要などない。はっきり言って、男性が書いたものとしては迫力も新しい哲学も感じられなかった。

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この中に好みの作家はいますか

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

複数の作家によるアンソロジーである。
 
 収められている作品は、

 『艶紅』     藍川 京
 『不倫の行方』  櫻木 充
 『臀肉の記憶』  館 淳一
 『喪服の誓い』  牧村 僚
 『淫心ダイバー』 睦月影郎

の5作品。

 いずれも官能小説家としては実績のある作家たちで、書き下ろしだそうだ。同じラインナップでのアンソロジーの5集目となる。

 藍川は女流作家らしく、書道家たちを登場人物に日本的な女性の艶姿を描写している。着物好き、スパンキング好きにお薦めの作品である。

 櫻木の作品は、憧れの若い人妻ととんとん拍子でよい仲になるのだが、その裏には、…。最後にもう一つどんでん返しの予感が。

 館の作品は、スパンキングの嗜好を持つ親・娘の話。彼の作品にしてはソフトなSM仕立てであるが、どうも私は、スパンキングには興味が持てない。好きな人にはたまらないのだろう。

 牧村のこの作品はある意味純粋な恋愛短編といっていい。好きな女性をリレーで愛する物語。前夫の愛と待ち続けた若者の愛、性描写を抑えればけっこう純文学になったかも。

 最後の睦月の小編はSF&少々ホラー。女性の心が読める男の話。女性の心がこんなふうに読めたらと羨ましくなる面とそれはそれで怖いなと思わせるところがうまい。あえて言えば、題名に一工夫ほしかった。

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