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新川さんのレビュー一覧

投稿者:新川

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まったく素朴な疑問だと思います。

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

テレビや新聞等で毎日報道されている犯罪で、何の罪もない犯罪被害者や、その被害者の身内がどういう理不尽な目に遭っているのかということにどれだけの人が気づいているでしょうか。
例えば身体を傷つけられた犯罪被害者は、その傷の治療費を自分で負担しなければならない、他方、加害者のほうは、警察が病院に連れて行ってくれて、その治療費は税金で賄われるので無償である、これだけでもひどく理不尽なことです。
まったく落ち度がないのに警察や、裁判や、マスコミにその名誉もプライバシーも奪われ、精神的にも傷つけられ、身体の障害から働けなくなり、貧困にあえぐ多くの犯罪被害者がいる、その一方でさまざまな場で精神的にも経済的にも守られ、しかも人を殺した場合であってもほんの数年で社会に戻ってきて、また前と同じ犯罪を繰り返す加害者がいる、ということが数多くの事例とともに述べられています。

普通の人間の感覚なら、この本の題名にあるとおり、なぜ被害者より加害者を助けるのか、と素直に感じると思います。この本の題名はまったく素朴な疑問だと思います。

被害者を踏みつけにしてでも加害者の人権を守る社会のままなら、日本はまさに犯罪天国で犯罪者にならなければ損な社会になってしまいます。加害者ではなく被害者を守れる社会にしよう、という著者のメッセージは本当に当たり前のメッセージだと感じますが、現在は被害者をまったく守れない社会なのです。

この本を読んで、そのことに気づかないでいること自体、この社会を構成する一員として恥ずかしいことだと思いました。

本の最後のほうは、著者がいまの制度をどのように変えていくべきだと考えているかを述べています。
個人的には、賛成できるもののやや過激かと思われる主張もあります。
ですが、著者の主張への賛否は様々だとしても、この本には多くの人が知るべき真実が書かれています。
とても読みやすい本で、高校生でも難なく読みこなせます。
ですから、できるだけ多くの人に読んで欲しいと思います。


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