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先月(2017年8月)

木村カナさんのレビュー一覧

投稿者:木村カナ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

徹底的に、ありえないほど徹底的に!

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

華麗なブックデザインはもちろんのこと、人選から構成まで、すべてがとんでもなくオシャレな一冊。激動の20世紀を駆け抜けた20人の女性たち、すなわち「破天荒セレブ」の生涯を、「ニンフ」「ミューズ」「カリスマ」の3タイプに分類して紹介。

日本の内外、有名無名を問わず、列挙された女たちのセレクトの基準は、あとがきによれば「やはり好きと思える人でないとなかなか書けないものです」、その潔さがこれまた素敵。と言っても、女性評伝(集)にありがちな、書き手が書いている対象に抱いている共感や思い入れが強すぎるがゆえに、思わず表出されてしまう個人崇拝やら過度の自己同一化やら私物化やらの、ウェットな感触なんぞは微塵もなし。むしろ筆者の視点はドライでクール、さらには、破天荒だからこその悲劇すらも飛ばしてしまう軽やかさ・豪胆さが実に心地よい。

自分自身に徹底的に忠実であるがゆえに、現代よりもはるかに狭くて息苦しかった「女」という枠組みを結果的に踏み外して・踏み越えていった先人たち、彼女たちの壮絶な生きざまに比べれば、負け犬だの勝ち犬だの、モテだのゆるふわ愛されだの独女だの、小せえ小せえ! ホント、小さすぎる!

奔放だったり不器用だったりクィアだったりで、ハイリスク&ハイリターン、最初から最後まで幸せいっぱいだったのではなかったのだとしても、こういう、とにかく自由で極端、「破天荒」で「規格外」な「女」の生き方だってあったんだよ、じゅうぶんアリなんだよって、勇気と希望と笑いを与えてくれる実に楽しい読みもの、それがこの『20世紀破天荒セレブ』なのだ!!!


本書に登場する「破天荒セレブ」たち
ニンフ編:
リアーヌ・ド・プージィ、ナタリー・クリフォード・バーネイ、ルイズ・ブルックス、パメラ・デ・バレス、原阿佐緒、田村俊子、宮田文子、宇野千代
ミューズ編:
ナンシー・キュナード、ゼルダ・フィッツェラルド、キキ、イーディ・セジウィック、ディアーヌ・ドゥリアーズ、佐々木カ子ヨ(お葉)
カリスマ編:
ココ・シャネル、イザドラ・ダンカン、リー・ミラー、川島芳子、岡田嘉子、大屋政子

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