サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. streetkidsさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年8月)

streetkidsさんのレビュー一覧

投稿者:streetkids

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本ラナーク 四巻からなる伝記

2008/10/14 12:41

これまあけったいな小説である。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 現代スコットランドを代表する作家、アレスター・グレイ。デビュー作にして問題作、そしてこの分厚さ、というと日本でも邦訳の出ているマーク・Z・ダニエレブスキー『紙葉の家』(ソニー・マガジンズ)を思い出させるけれど、こちらはあちらほど奇を衒ったこともなく、ひとりの男の人生を淡々と綴った「伝記」である。
 といっても、一巻、つまり主人公の誕生から物語がはじまる通常の伝記とは違って、「三巻」から物語がはじまっていたり、本当なら物語の終わりにあるはずの「エピローグ」がラスト50ページにあったりとなにかがおかしい。もっとも、手法的には錯綜している物語も、ラナークの人生における悲哀を扱っていることから決して逸れない。自分は特別だと思い続け、また周囲からもそう扱われていた故の「かなしみ」、自分はこうなるはずじゃなかったんだという「あやまち」。人生は滑稽である、だからこそドラマになると、そういうことを言いたかったんじゃないかなあと思うわけだが、それは邪推かもしれない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示