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先月(2017年1月)

St Pubさんのレビュー一覧

投稿者:St Pub

1 件中 1 件~ 1 件を表示

聖公会出版より本書のご紹介

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一般にわが国でのヘンデル≪メサイア≫の内容理解は、音楽の素晴らしさの陰にかくれて残念ながら充分ではないと言う状態である。

本書は≪メサイア≫の歌詞台本の主題構成と楽曲編成に目を向けながら、その各部と全体の「歌われる内容」について、聖書的理解と音楽的理解の両面から解明することを主眼としている。

≪メサイア≫の各部はこれまでほぼ特定の主題が付けられているが、決して正しい理解の導きとはなっていない。本書はその歌詞の一つ一つを丁寧に解説し、歌詞全体の意味を明らかにして、各部の主題を新たに確定し、歌われる内容の全体像を明らかにした。これが本書の第一の主眼である。

第二の主眼は、≪メサイア≫の音楽の素晴らしさの源泉である、楽曲編成の優れている諸点を明らかにし、≪メサイア≫の魅力と醍醐味を提示したことである。

本書がどのような内容のものであるかを目次によって紹介したい。

目次
はじめに ≪メサイア≫は何を歌っているのか

1≪メサイア≫の文化的背景
 知っておきたいこと
  1GFヘンデルという音楽家
  2オラトリオについて
  3≪メサイア≫という言葉の意味
  4イエス・キリストという人
  5『旧約聖書』と『新約聖書』の関係
  6≪メサイア≫とミサ曲
  7≪メサイア≫と教会暦
  8≪メサイア≫とキリスト教のヴィジョン
  9≪メサイア≫の各部の主題と全体像
  10≪メサイア≫の演奏とヘンデル

2≪メサイア≫の歌詞とその意味
 各部の主題と楽曲の意味
第一部 旧約の預言とメシアの降誕・良き羊飼いイエス
第二部 メシアの受難・復活から終末における救いの完成
第三部 死者の復活と永遠の生命-愛の完成

3≪メサイア≫の音楽とその構成
 その魅力と醍醐味
1聖書のテキストから音楽へ
2テキストに基づく楽曲編成
3第一部「旧約の預言とメシアの降誕・良き羊飼いイエス」の楽曲編成
4第二部「メシアの受難・復活から終末における救いの完成」の楽曲編成
5第三部「死者の復活と永遠生命ー愛の完成」の楽曲編成


4≪メサイア≫の楽しみ方
 さまざまな≪メサイア≫を聴く歓び
 音楽語法一覧表 5つの版の≪メサイア≫の比較

おわりに ≪メサイア≫の現代的意味

資料編
 ≪メサイア≫の主題構成と歌詞の出典
 ≪メサイア≫の主題と歌詞対訳の注補足
 参考文献・音楽史料
 
≪メサイア≫の主題と歌詞対訳(注目! 巻末のこれは本書の目玉の一つです!)  

あとがき


これは≪メサイア≫という素晴らしいオラトリオを指揮する指揮者、音楽の演奏者とそれを歌う合唱団の方がた、そして≪メサイア≫を愛好し、これを聴いて歓びとしている人々への呼びかけです。

ヨーロッパやアメリカでは、≪メサイア≫の各部はPart1 Part2 Part3と書かれていますが、わが国では、第一部 預言と降誕、第二部 受難、第三部 復活・永世 となっているのが普通です。

第一部 旧約の預言とメシアの降誕・良き羊飼いイエス
第二部 メシアの受難・復活から終末における救いの完成
第三部 死者の復活と永遠生命ー愛の完成

このような主題とキリスト教の全体像を歌う≪メサイア≫の本当の意味の大きさ、および、意味内容を豊かに芸術表現している音楽としての≪メサイア≫を、歌詞台本の主題構成と楽曲編成に目を向けながら、その各部と全体の「歌われる内容」について、聖書的理解と音楽的理解の両面から明らかにしたものが、本書『≪メサイア』は何を歌うのか その魅力と醍醐味』です。

また、本書はキリスト教を信じている方たち、キリスト教に関心をお持ちの人びとにとっては、自身の信仰の内容の豊かさを優れた音楽≪メサイア≫をとおして確認し喜びにひたることが出来るでしょう。また、キリスト教を改めて深くしることに繋がるでしょう。

さらに、≪メサイア≫の素晴らしさや圧倒するその力と魅力に感動する人たちにとっては、キリスト教という宗教の枠を超えて、ヘンデルの≪メサイア≫が全人類的音楽であり、かつ普遍的な音楽であると感ずることができるでしょう。このことがヘンデルの最高傑作≪メサイア≫の魅力であり、醍醐味でもあるのです。

本書は、このようなことへのよき案内になることでしょう。

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