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    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

篤姫・西郷・大久保さんのレビュー一覧

投稿者:篤姫・西郷・大久保

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評論として読むべき

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 和泉書院という国文学関係の老舗出版から出た本であるが、研究書というよりも評論として読むべき本という感じがする。なぜかというと、研究書という専門性を超えて、もっと多くの読者向けに書かれているからである。サブタイトルの「太宰を誤解している全ての人に」もその訴えの一環である。
特に1章の太宰の強さの二方向からの解釈は、一般読者にも身近に感じられる内容となっている(実際、そういう語りかけが文中に見られる)。2章と3章の転向期、戦争期のアプローチは、歴史的背景を意識した厚みのある叙述となっている。このあたりは著者の史学科卒と言う経歴から来るものであろうが、歴史好きのファンにも読み応えのある部分である。4章以降は雑誌に既発表の作品論であるが、このあたりにも既存の研究史に対する挑戦意識、読みの甘い研究者への痛烈な批判も現れており、単なる研究書以上の人間味溢れる叙述となっている。
 この書全体から言えることであるが、太宰治という一筋縄では解釈しきれない難物作家を、その著作から見られる強靭な作家的精神の連続性並びに、周辺の作家たちの動向(特に、制限の多かった戦争期の活動を比較対照している)をも視野に入れることによって、単なる太宰論と言う以上に、転向期から戦争期の文学論と言ってよいような、大作に仕上がっている。別の書評子が言うような、欠点を欠点と認めてもなお、期待して読まれて然るべき、問題作と言ってよかろう。

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