サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. くるまるさんのレビュー一覧

くるまるさんのレビュー一覧

投稿者:くるまる

20 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本純情娘ガテン系 1

2010/10/03 00:02

吉瀬美智子さんみたい

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あれー、面白いじゃん。絵を見て、てっきり少女漫画かと思ったけど、内容はきっちりガテン系。小さな工務店のお話。リアリティあるし、建築業界の話も興味深い。ジャンルとしてはラブコメディになるだろう。恋愛話が中心だから。
主人公は、タイトル通り、ガテン系で純情派の女の子。女の子といっても28才。女性というべきだろうが純情だから女の子。定時制の高校を通いながらの3年間を含めて、13年のキャリアをもつ職人さん。ちょっと乱暴者だけど、けっこうかわいい。ショートカットで、吉瀬美智子さんみたい。吉瀬さん主演でドラマを作ってほしいくらい、この漫画は面白い。何がどう面白いのかな?一番面白いのは会話かな?モノ作りは傍から見ると味気ない。しかし、作ってる本人からすれば、とことん人間臭い。その人間臭さを純粋な乙女心でスカッと吹き飛ばしてくれる。その爽快感。

「どっかにおいしい仕事転がってないかなぁ」主人公の兄がつぶやく。どこの工務店さんでもこんな会話をしているんだろう。私も口に出して言ったことはないが、考えたことはある。
工務店と聞いて何を連想するだろう?縁のない人には一生、縁のない世界である。公共工事を受注する工務店さんもあるが、ここは民間のお客さんだけを相手にしている。工務店というか建設会社とも言えるだろう。
工務店と建設会社の違いって何だろう?気になって調べてみた。工務店は主に住宅を作る会社で、社長さんは大工出身の人が多い。建設会社は土木工事など全てを請け負う会社で、社長さんは宅建の資格を持ってたり、元不動産屋さんだったりする。ちなみに、建築会社は、工務店・建設会社・不動産屋の下請けと考えていい。

そうそう、建築会社といえば暴力的な怖いイメージがあるが、先日、建材店という所から仕事を頼まれた。木や土や石などを売る資材屋さんだから、建築会社と同じである。昼休み時間に電話がかかってきて、見積もりを出してほしいとの事。なんかいやな客だなぁ、と思いながらもさっさと終わらせようと、現場に直行。状況を見てから自宅に戻り、見積書を書いてFAXした。すぐに電話がかかってきて「高い。まけてくれ。」面倒くさいと思いながらも丁重にお断りした。ところが、「こっちは100%客なんだぞ。お前がウチに仕事を頼んだことがあるのか。なんでおれがお前に商売のイロハを教えてやらねばならんのだ。社長を出せ!」と言ってきたから驚いた。これはヤクザかチンピラやな。ここはそういう街だし。変な嫌がらせとかされると困るので、ひたすら謝るしかなかった。そのあとは着信拒否。
福岡県大牟田市という所は旧炭鉱都市で、生活保護を受けている人が多い。いまだに共産党が幅を利かせている。日本が中国みたいな共産主義国になったら大変なことになるという事がまだ分かっていない。

おっと、話がそれたが、もちろん主人公が働く工務店は良心的。この本のタイトルが「純情娘ガテン系」ではなくて「純情娘建材店」とかだったらこの本を買わなかったかもしれない。
買ってよかった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

平丸さん登場

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

バクマンは高校生二人がプロの漫画家になってアニメ化を目指す物語である。

平丸さん、いいなあ。面白い。新しい登場人物が出てきます。
「なぜ人は働かなくてならないんだ」
「吉田氏、生きてることは楽しいか!」
28才。確かにこんな人いそう。
いきなりそんなこと言われても、何と答えていいやら。哲学的というか、なんというか。

第5巻も、内容が濃い。連載が決まり、プロのアシスタントがテキパキ段取りをこなし、チョコチョコ恋愛話も入ってきて、さらに、漫画についてはセリフの重要性に焦点を当てよう、ということになる。また、お笑いの要素も取り入れていこう、という事になる。
確かに、そう言われてみると、ビシッとした一言は不思議と心に残っている。絵も付いてから印象的なのかもしれない。
「この世に100%なんてない。」
「人として許せてもラッコとして許せん。」
「涙とともにパンを食べたものでなければ人生の味は分からない。」
今まで漠然としか漫画を読んでなかったのか、俺は。作り手側の視点に立って、初めてその苦労が分かった。言われてみると納得。

第4巻で、主人公があまりにアンケート結果にこだわりすぎてるなぁ、と思ったら、やはり、担当者にその事をしかられた。俺の考え方は当たってたんだ。
読者アンケート1位ってそんなに輝かしいことなのかな?ごく一時的なものだと思ってた。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

原稿料って1ページ9000円なのね

9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中3の男子二人が漫画家を目指して奮闘する物語。
プロの漫画家になる、それだけなら平凡だが、18歳までに自分達の漫画をアニメ化するという目標設定が、時代が違うんだねぇ、と思ってしまう。昭和の時代には無かった、そんな発想。

原作大場つぐみ、漫画小畑健のコンビは「ヒカルの碁」の時と同じ。
第1巻で絵が「ジョジョの奇妙な冒険」に似ていると思ったら、主人公のライバル、新妻エイジ君のモデルがなんと岸辺露伴!どこにそれが書いてあるかは、自分で探してね。岸辺露伴を知らない人はジョジョ35巻を読んでね。
ジョジョとブチャラティがボスを追いかける時の足元の絵と、サイコー君とシュージン君が走り出すシーンがよく似てた。別にパクリと言うわけではなく、かなり影響を受けてるんだなぁ、という程度。もしかして小畑さんは「ジョジョ」のアシスタントをやっていたりして?いや、プロならこれくらい楽勝か。

とにかく、面白い。笑える。内容が濃い。じっくり読むと疲れるくらい。
担当者に漫画を見てもらうときの顔つき。「どうでしょう?」という顔つき。二人とも双子みたいにそっくりな顔になる。ほほえましい。とはいえ、やはり才能ある二人なので、話はトントン拍子に進むのである。

ところで、モチベーションという点で女の子は不可欠だが、ヒロインの名前は亜豆美保(アズキミホ)。メールアドレスはmihomiho-azuazu1999@。自分の名前をアドレスにする女の子は真面目タイプで、友達の名前をアドレスにする女の子は社交的だが優柔不断だと、お笑い芸人ロザンの菅ちゃんが言ってた。確かにヒロインは真面目だ。当たってる。リアリティがあるね。

ちなみに、私事だが、ちょうど私は学習塾で中3の学生の勉強を見ている。
この漫画には妙に大人びた中3が出てくるが、実際、男子も女子も大人びた子はいる。さすがにシュージン君くらいの秀才で彼女もいて、落ち着いた子は見かけないが。リアリティという点では、シュージン君が高校生になってくれてほっとした。高校生ということなら、30歳くらいに見えるおっさんみたいな学生がいるから。

原稿料って1ページ9000円なのね。とことん勉強になるね、この漫画。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本織田信長 新装版 1

2010/05/08 19:48

信長の歯ブラシ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

横山光輝の名著。全4巻。
今回の原作は山岡壮八さん。横山さんのコマ割りは長方形が多くてシンプルなんだけど、単調さを感じさせない。歴史モノにピッタリだと思う。

やっぱり、信長の「全てか無か、二つに一つだ!」という生き方は痛快だ。
楽市楽座を最初に始めた信長は商売の天才だったんだなぁ。武田信玄は政治の天才、上杉謙信は戦の天才といった所だろうか?

この第1巻の名場面は平手政秀の諫死。人の死を名場面というのは失礼だが、それくらい清々しく切腹する。信長は人生を悟っているように見えても、政秀の死に泣きじゃくる。やはり信長も悩んだ。人生は簡単じゃなかった。

今、私は中学3年の学生の勉強を見ているが、こういう人間臭い歴史を学んでほしいと思う。
「桶狭間の戦いは何年にありましたか?」とかそういう暗記ばかりじゃなくて、信長が「爺、なぜ死んだ!」と叫んだときの気持ちとか、そういう所を漫画を通して勉強してほしい。なぜ漫画かといいますと…、

信長がご飯を食べ終えた後、「眠くなったぞ」と言う。昔の人は歯磨きはどうしてたんだろう?歯ブラシは売ってないだろうし、歯磨き粉もなかっただろう。木の枝に塩でも付けて磨いてたのかな?
人生50年といわれる時代。平均身長は150cmくらい。親知らずは4本生えてたのかな?歯医者さんはいないから、虫歯ができたら糸で引っ張って抜くしかない?何もせず我慢する?痛くて夜眠れないよ。昔はチョコレートみたいな甘いものはなかっただろうから、虫歯も少なかったかな?いや、ハチミツはあった。
歯磨きだけを着目してみても、テレビの歴史ドラマは嘘が多いと思う。美化しすぎている。もっとリアリティを追及してほしい。中学生が歴史に興味をもつくらいに。

というわけで、テレビよりも漫画の方が良い、という結論です。
「人生で必要なものは全て合コンから学んだ」と豪語した女性がいましたが、なるほど、「人生で必要なものは全て漫画から学べる」かもしれない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

商売の天才

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

やはり、信長の「全てか無か、二つに一つだ!」という覚悟が痛快だ。
楽市楽座とかを見ると、信長は商売の天才だったんだなぁ、と思う。
上杉謙信は戦の天才、
武田信玄は政治の天才、
徳川家康は我慢の天才、といった所だろうか。

1巻の「平手政秀の諫死」、
2巻の「斉藤道三と面会」、
3巻の「桶狭間の戦い」、
4巻の「長篠の戦い」、全てに見どころがある。
濃姫との初対面も面白かった。

1巻、2巻が特に素晴らしいだけに、4巻の展開が速すぎて、少し残念だ。明智光秀が主人公みたいな描き方になっている。
坊主丸儲けが許せない商売の天才は、叡山を焼き討ちにして、本願寺の信徒を皆殺しにしてしまう。
武田の家臣をだまし討ちにしたり、家康の妻と子供を死罪にしたり、といった事は書かれていない。主人公を格好よく終わらせたかったのか、血生臭い事が多すぎると思ったのか。

信長さえ悩んだんだ、とか、人生簡単じゃない所を掘り下げてほしかった。
じっくりと5巻まで行ってほしかったと思うのは私だけかな?

フィギュアスケート、織田信成も読んだであろう、処世術マニュアルの名作である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

若いって良いねぇ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

すごく良いです。サイコー君。
やる気をもらえます。
かなり中身が濃い。コマ数が多いのか、字数が多いのか。

わずか15歳にして、金儲けと確率論、進路と夢、恋愛と結婚、全てが同時に動き出す。
ゆったりした日常が突然、激変します。
そのスピード感がドキドキさせてくれる。
うらやましくもあり、応援したくもなり、泣ける所もあり。
俺、中3の夏休み何してたかなぁ?

漫画家志望の人にも参考になるんじゃないかな?
漫画ってこうやって作られてるんだねぇ。1コマ1コマが芸術なんだね。下書きは4コマ漫画みたいで芸術さが全くない。最近はインターネットの画像も使うんだねぇ。
手探り感覚がとても面白い。
そういう意味では、「ドラゴンボール」というのはプロの中では奇跡、伝説、天才の作品ということになる。

主人公のサイコーの叔父さんは漫画家だったので、遺伝子という点の才能は申し分ない。裏技も教えてもらってる。ところが、サイコー君は遺伝子だけでなく、叔父さんの夢も引き継ぐことになる。もし、その夢を実現させることができたら、同じクラスの憧れのマドンナと結婚する、という約束!しかし、決して不純な動機だけというわけではない。「男なら、死ぬときはたとえドブの中でも前のめりに死ね。」という覚悟なのだ。
結末が知りたいが、他人から教えてもらいたくない。

原作と漫画家、抜群のコンビです。話の中のコンビも。バクマン自体も。
「ヒカルの碁」のときに比べて、絵が「ジョジョの奇妙な冒険」に似てる。気のせいかな?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

急病

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

バクマンは、高校生二人(サイコー君・シュージン君)がプロの漫画家になってアニメ化を目指す物語である。
いつも思うが、内容が濃い。1巻読み切るのに時間がかかる。コマ割りが丁寧で、無駄がない。

登場人物が真面目なことを言うとき、時々、変顔になる。ピカソの絵みたいな。
変顔で「税金とられますよ」には驚いた。若干18才の高校生が税金まで計算して行動していたとは。確定申告はだれか他の人に任せればいいのに。過労で入院しちゃうくらいなんだから。
そう、サイコー君は倒れてしまう。手術もしなくてはならない。休載の大ピンチだ。まさに「漫画は寿命を削って描くもの」。ずいぶん、やせたねぇ。
どう乗り切るかは読んでみて下さい。もしかしたら、乗り切れないかもしれませんので。
健康管理は意外と難しい。病気の再発も多いし。なにか一つ生活習慣を変えないといけない。1日1回、青汁を飲むとか。
まあ、でも、叔父さんの死がサイコー君のトラウマにならなくて良かったよ。シュージン君のおかげだ。精神的な病の方が厄介だから。

そういえば、いつの間に高3になったんだろう?高校に入ったばかりだと思ってたら。調べてみると、1巻では中3、2巻で高校入学、3巻は高1の夏休み、4巻で高2、5巻で高3。前巻ですでに高3になってたのね、気づかなかった。主人公が学校をサボってばかりだから、読んでる方も気にしてなかった。1年間を1巻のペースで進めていくと、10巻のときに22才、20巻のときに32才、30巻のときに42才、ということになる。そこまでいくと少年ジャンプじゃなくて中年ジャンプになってしまう。

ライバルの新妻君はどんどん先へ進んでいてアニメも放映された。そういえば、この漫画には意地悪く他人の足を引っ張るような奴は出てこない。悪人が全く出てこないというのもリアリティに欠けている気もするが、周りも見えないくらい主人公二人は、漫画に打ち込んでいる、ということか。夢に向かって突っ走っていく、そのスピード感の中で下らない奴なんて一瞬で消えていく。ウジウジ相手していられない。
そしてまた、下らない漫画も消えていく。新妻君いわく、「実力の世界なんだから。」
さぁ、次の打ち切りは2本。メルヘンものと探偵もの。やばい!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本純情娘ガテン系 2

2011/05/21 23:01

社会との接点

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この物語は、大工職人である主人公のラブコメディーです。かなり笑える。ボケとか突っ込みとかはない。
普通、大工職人は男性を想像するが、この漫画では女性。

仕事は順調に進み、30坪の敷地に5階建ての洋風ビルが建とうとしている。しかも、墓場の隣に。依頼主は少女漫画家。なので、塩森さん自身のことだろう。
主人公がつぶやく。「この仕事が終わったら、どうすんだよ。」もう会えなくなる。
竹中平蔵さんが、「仕事とは何か?」という質問で「仕事とは社会との接点である。」と答えていた。はじめは何のことかよくわからなかったが、この物語の中で、大工職人と建築士が恋愛するところを見て、なるほどと思った。もちろん職場恋愛だけが接点というわけではなく、社会とどう接していくかを考えれば、働き方は変わってくるということ。株を売買して生計を立てているネットトレーダーの「接点」はパソコンという事になる。良くも悪くもデジタル世代だ。
偶然の縁をくっつけてくれるのが仕事。仕事イコールお金儲けなんていう考え方は空しい。働いていると、嫌な客もいるし、赤字が出る事もある。しかし、うまく接していけばお金に代えられないようなものも得られるんだよ、という事を竹中さんは言いたかったんだろう。

ところで、建築士のことを設計士と呼んだり、先生と呼んだりしている。建築士と設計士はどう違うのか?
「建築士」というのは国家資格を持つ人、「設計士」は建築以外の仕事もする人で、資格を持たない人もいる。だから、設計士の人というのは建築士に比べてかなり多い。「設計士」の上司が「建築士」と解釈することもできる。ちなみに、「建築家」というのは独立して事務所を抱えていて、施工はしない人。資格を持たない人もいる。いわゆる芸術家。
登場人物の中の誰が国家資格を持っていて、誰が持っていないのか、見分けながら読むのも面白いかもね。

家作りも恋愛も、その過程で様々な困難にぶつかる。その共通点をストーリー仕立てに重ね合わせている所が素晴らしい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

未来の予測

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

短編が9個。そのほとんどが100年後や1000年後の世界を描いている意欲作だ。シリアスな絵とコミカルな絵がごちゃ混ぜになっている。

私が一番好きだったのは「すべてはマグロのためだった」。タイトルもいいし、主人公の奮闘ぶりが好感を持てる。
いきなり地球上からマグロが絶滅してしまう。さあ、どうする?いきなり絶滅危惧種トキ扱いだ。ジュゴンやパンダのように、一つの生物がいなくなると生態系全体に悪影響を及ぼす。いまや新聞のトップページを飾る大問題である。熱血漢の主人公は、マグロを人工衛星から探したり、生物学を独学で一から勉強して、DNAからマグロを作り出そうとしたり、さらには政治家になって国家予算を動かしたり。
「すべてはこのためだった」と言えるような人生を自分は送っているだろうか、と考えさせられる。

こんなことあるはずないじゃん、と笑い飛ばすのは簡単だ。それじゃあ、あなたはどう想像する?10年後の日本を予想できますか?2000年に今の2010年を予測できましたか?それが分かれば株で大損することもなかったでしょう。まさかJALが倒産するなんて。
2020年にはガソリンはどれだけ値上がりしているだろう?1リットル200円を超えているだろうか?まだ天下りをやっているだろうか?国債は暴落するだろうか?
科学技術は日進月歩。Youtubeには驚いた。電気自動車はどれだけ普及しているだろう?次はどんな新商品が現れるんだろう?10年先が読めないのに1000年先なんて分かるはずがない。しかし、Boichiさんは挑戦する。その心意気に拍手!
また、どんなに科学が進歩しても人間の愛情は永遠に変わらない、という所も描いてあります。そちらの方がメインテーマなのかもしれません。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本野田ともうします。 1

2009/11/03 09:24

女版うすた京介

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

う~ん、何と言ったらいいのか。

主人公は、女っ気のない野田さん。
文学部ロシア文学科1年、女子大生なのに女らしさはない。
行動力はあり、積極的に人とコミュニケーションをとろうとする。そこに必死さはなく、あくまでマイペース。相手が無言だろうとお構いなし。そこには、主人公の生き方に学ぶべきものがある。本書の一番の売りなんだと思う。
ただ、頭が良いのか悪いのか、よくわからない。読み進めてみると、主人公は交通事故で国立大学を受験できずに、三流私立大学に行くしかなかった。そのエピソードを知って、やっと私はほっとした。何かこう、登場人物が皆、庶民臭いので、お笑い芸人のただの悪ふさげみたいなものを延々と見せられるのかと思うと、読む気がしない。

短編ストーリーが多く、4コマ漫画をつなげていった感じ。
爆笑した所は3ヶ所あった。野田家に代々伝わる予言は特に圧巻だった。「風の谷のナウシカ」の「その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」を連想してしまった。ポッと出の若手芸人には真似できない完成度だと思う。

まあ、取るに足らないことを真剣に取り組む野田さんだが、もちろん、はっきりした結論など出ず、そこにあるのはバイタリティ、生命力だけ。周囲の人間もそれに影響されていく。いろんな形の青春謳歌。文学部って皆こうなのかな?こだわりなのか、無駄なのか?そこに意味はあるのか?岡村靖幸風に言えば、「こんなことしてちゃ、絶対、戦争すりゃすぐ負けちゃうよ」状態。

野田さんはどこへ行くのか?大学では真面目に勉強しているから、このままマイペースに行けば、最後はおそらく首席で卒業するんだろうけれど、拓殖文はどんなオチを用意しているのかな?何も用意していなさそうな気もする。女版うすた京介を見る思いだった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本そこをなんとか 1

2009/09/22 22:45

読み応えあります

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

字が多い。
でも、きれいな絵とボケ・突っ込みのセンス。
素晴らしい。

主人公は、女性の新人弁護士。25才。家は貧しいが、キャバ嬢のバイトをしながら司法試験に合格。
弁護士のなりたい人には参考になるんじゃない?
素人には、参考になる。漫画なので、特にわかりやすい。

宮沢賢治なら「喧嘩や訴訟があれば、つまらないからやめろと言」うんだろうけど、
今の世の中、複雑だから、ごめんでは済まない。
しかし、それでも、やっぱり解決できるのは人の気持ち。
土下座とかされたら許すしかないし、号泣されてもかなわない。
弁護士は気持ちをつかむしかない。とことん話し合うしかない。
誤解がとけるかもしれないし。
新米弁護士の悪戦苦闘。「他人の災難が飯の種」と言い放つ先輩(アニ弁)に鍛えられながら、「そこをなんとか、お願いします!」
次が読みたくなる作品です。

漫画家本人が、勉強のため裁判の傍聴席に見学に行ってます。
あらゆる種類の人間を、生で見れるそうです。
女性ってそういう人生経験好きですね。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

王道か、邪道か。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

バクマンは少年二人が漫画家を目指す物語なんだけど、第3巻では一転してエロ傾向になる。女の子の大きな胸が原作担当を誘惑し、漫画担当は「ちゃんとやってんのかよ」と疑い出す。そしてケンカ。おっぱいが二人の間を引き裂く。
というわけで、3巻の主人公はおっぱい、かというと、もちろん、そんな事もなく、漫画作りは生みの苦しみを迎えていた。王道か、邪道か。バトルものか、それ以外か。素人ウケを狙うか、玄人ウケを狙うか。一般ウケって、一体、何だろう?
そのモンモンとした状況に、でかい胸を押し付けられたら、そりゃこうなるよ、仕方ない。

結局、漫画担当の方がアシスタントのアルバイトをしていて、原作のヒントを発見する。その答は、子供の頃、好きで描いていた絵がそのままキャラ表になってるから、それを見ればいい、ということ。
そんなもんなのかな?
天才高校生の漫画家がキャラ作りに困って、引き出しからノートを引っぱり出す所を見て、それに気づく。
技術を盗む。それはどの世界でも同じなんだねぇ。互いにぶっちゃけてしゃべればギブアンドテイク、何か得るものがある。10代の子供達なので、そこはお世辞も建前もない。あるのは、漫画が好きだ!という感情だけ。
おっさんの世界には、秘密主義というやり方もあるだろうけど、今の時代にそれが通用するだろうか?ケチ臭いし、暗い。

さて、「GANTZ」という奥浩哉さんの漫画では、背景にCG、コンピュータグラフィックスを使っているという。初めてその絵を見たときの斬新さはとても印象深かった。温かみはないんだけど、絵がわかりやすい。現実に忠実だからかな?私はすぐにGANTZ全巻を買い揃えた。
第3巻から、中井さんという33才のおっさんが登場する。この人、10年以上アシスタントをやってるだけに背景を描くスピードと上手さは抜群。中井さんいわく、「根性と体力が大切」。
パソコンに風景のデータを打ち込む作業も大変なんだろうけど、CGは邪道なのか?それとも、これからの王道になっていくのか?とても興味深い。スケールがでかい漫画は、人間よりも風景が主役みたいな所があるから。
主人公2人がCGを取り入れたら、どんな事になるだろう?次巻が楽しみである。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本伊達政宗 1

2010/10/10 14:41

伊達男

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

M-1チャンピオンになった漫才師で、伊達政宗の子孫という人がいた。伊達政宗はあんな顔だったのかなあ。あの人を主役に大河ドラマ作ってもいいんじゃない?DNAという点でリアリティがある。

いつも思うのだが、戦国武将の生き方を見て自分の生き方を反省してしまう。時代背景が全然違うんだから、比較しようがないじゃない?それでも空想は止まらない。それが良いのか、悪いのか、横山光輝さんの術中にはまってしまっている。

政宗が言う。「緊張が小さければ、人間は小さくなる。緊張が大きければ、人間も大きくなる。」このときわずか13歳。非凡な才能といえる。こんな事を言う中学1年生は現代にはいない。いや、いるかなぁ?ただ、親の顔が見てみたいとはよくいったもので、父親はとても信仰心が深く、人を疑うことを知らない。母親はめちゃくちゃやんちゃで男勝り。わが子さえ毒殺しようとする。政宗よりむしろ親の方が個性的かもしれない。

ところで、独眼竜政宗。片方の目が無い。原因は諸説あるが、病気であれ事故であれ、身体障害者である戦国武将に対しての家臣の評価は、真っ二つに分かれ、いつも屋敷には怒鳴り声が響いていたという。
片方の目が見えなくなったら、自分だったらどうしよう、また空想が始まった。政宗はどう生きていくんだ?

曇りなき心の月を先立てて浮世の闇を照らしてぞ行く

「目は一個ありゃ充分だ!」奥羽を統一してから秀吉と対決だ。まさに伊達男。着物もやることも派手だ。
派手な服を着る人を伊達者と呼ぶ。その理由となる「事件」の描き方こそ、この本の最大の見所である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ついに連載が決まった!

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

バクマンは少年二人が漫画家を目指す物語。

ついに連載が決まった。しかし、アンケート結果を気にしすぎなようにも思える。芸術家は自分の世界を作り上げることに専念してほしい。もしかしたら、小畑健さん本人が、過去にアンケートにそれほど振り回されたことを暗に言いたかったのかもしれない。

連載は3話分の下書きが面白ければOK。たった3話で決まる。
連載というのは、結構行き当たりばったりなんだねぇ。100話くらいのシナリオを用意しているのかと思った。鳥山明さんは、ドラゴンボールの何巻くらいからフリーザを用意したんだろう?
三国志とか歴史モノは、最初からオチが決まっているから、シナリオに悩むことはないんだろう。楽といえば楽。

漫画がアニメ化されれば、主人公はヒロインと結婚できる。いやでも気合いが入る。でも、連載が打ち切られたら、どうするのかな?もう少し、じっくりやっていった方が良いんじゃない?前のめりになってつまずくんじゃない?いや、そういう風に冷めた目で見てしまう、大人の目の方が汚れてるんだよ、きっと。
ジャンプ編集部の担当者が言う、「その努力は無駄にはならない。」当たり前なんだけど、ズキッとくる。読者に対して言われてるようで。

ついでに、大人の汚れた目で見て言わせてもらうと、この漫画、ハッピーエンドで終わるような気がする。ヒロインと結婚して終わると思う。その後、嫁さんの尻に敷かれるかどうか、そこまではわからないけど。
漫画をアニメ化することは、努力と才能と運が必要だ。しかし、この少年二人はそれ以上のものを持っている。それは何か?二人でやってく安心感。原作担当と漫画担当。一人だと孤独だ。「これを一生、一人でやっていくのか?」と思うと、この長いマラソンを走り切れそうにない。歌手も漫才師も相方がいるだけで精神的にかなり楽だと思う。
二人だと、ケンカもあるだろうけど、最初から儲けは半分ずつなので、仕事がうまくいく。商売とはそんなもの。半分負けてるから、お金に汚くなることがない。
私は脱サラしてやっと、それに気づいた。主人公16才はすでにそれに気づいてる。きっとうまくいく。
おめでとう。たとえ尻に敷かれても、おめでとう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

交渉を仕事にする人

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公は交渉を仕事にする人。世の中、いろんな職業があるものです。

そう、人は皆、毎日誰かと交渉している。
デートの約束、入試の面接、就職の面談、婚約と離婚、仕事の営業、出産の計画。
それらは次の世代に引き継がれる。まったく同じ交渉など一つもない。似ているのはたくさんある。だから、法律ができる。

弁護士資格を持たないチンピラな商売、かどうかは本人次第。チンピラと国会議員は紙一重だ。
主人公が、うず高く積もれた書庫の中で法律の専門書を読む姿。
法律事務所からガックリ肩を落としながら出てくる客に忍び寄る営業力。
どれも微笑ましい。

自動車保険の話なんかは特に役に立つ。
一話一話をすぐ完結させるのがもったいないくらい。
だが、その分、スピード感は気持ちいい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

20 件中 1 件~ 15 件を表示