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  3. 山茶さんのレビュー一覧

山茶さんのレビュー一覧

投稿者:山茶

16 件中 1 件~ 15 件を表示

実際の世界とネットの世界と難しい恋愛の最高の結果を味わえました

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いやぁぁよかった。
メール交換から始まるという文句に、
むむむ、チープな感じがする。
と思っていたのですが、
じぇんじぇんそんなこともなかった。


主人公である伸のメールを通して伝わってくる気持ちに、
共感したり、それは違うやろと思ったり、
それは思ってても言ったらいけないでしょと感じたり。

女性側の主人公であるひとみの行動に、
腹が立ったり、素直でないところにむかついたり、
でもステキだと感じたり。

二人のメールのやり取りのステキさ、
二人の実際に会ったときのステキさ、
その二人のやり取りのうまくかみ合わない所、
かみ合いたいけどかみ合わないところ、
その辺が読んでいて伝わりました。

「忘れられない本」に対して
二人が読んでから10年たっているのに語れるところ
気持ちを共有できるところ、
うらやましいと思った。
確かに、高校時代読んだ本を今読むと
理解できる本ってあると思う。
僕は毎年のように、夏目漱石「こころ」を読んでます。
毎年感じることが少し変わっていきます。
そんな本に対する意見、気持ちのメール交換は
やっぱりうらやましいな。

で、相手に対して勝手な妄想が膨らんで、
実際会ってみると妄想と違っていて、
それが理解できずに伸はイライラする。
僕も読んでいてイライラしてました。
メールの性格と現実の性格は違うとは思うけど、
そこまで違うとなんか裏切られた感が強くなり
イライラするよ。

って読んでいたら。。。。

あぁ騙された。有川浩に騙された。
そういうことなのね。
思い返すと納得できます。
そりゃあ髪の毛ロングだよな。
静かなところがいいわな。
声のトーン聞くわな。
字幕映画しかみたくないわな。
エレベータのブザー聞こえないわな。
そして僕も伸と同じく全てを理解した後に
後悔しました。へこみました。
イライラした事に後悔しました。

僕ならそこで終了してしまうんだろうな。
でも伸はそこから一歩進んでメールする。
そして糸を繋げる。
仲直りのためにケンカする。
なかなか意表ついた発言に、
僕もひとみと同様感心しました。

二人がかみ合わず、
でも意見をぶつけることで、
上手くいくことになる。
ステキな強固なカップルになったので、
嬉しかったです。

まんまと有川浩マジックにはまりました。

---------------------------------
「聞く」と「聴く」の違いって分からないでしょう?
「聞く」っていうのは、耳から入ってきた音や言葉漠然と聞いている状態で、健聴者はみんなこれができるんです。意識しないでも何となく会話が出来るんです。
「聴く」っていうのは、全身全霊傾けて、しっかりと相手の話を聴くことで、私にはこれしかできないんです。
---------------------------------
物凄くココロに響いた内容です。
若手の教育に使おうかなとおもっちゃいました。

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紙の本ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

2009/09/23 12:30

アラサーガールの苦悩を見た

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ものすごく良い作品にめぐり合えました。
私は男ですが、アラサー女性にこそ、読んで欲しい作品です。

女性って色んな事考えているんですね、
母親と娘の関係は正直よくわからないのだけれども、
この本を読んだら、色々と問題があるのを知った。
女性友達同士の関係も男にはよくわからない問題があるのも知った。
妊娠、結婚に対する考え方も教わりました。

そして全体を通してちょっと、悲しかったです。苦しかったです。
そして、ものすごく感動しました。
チエとみずほ、全く違う幼馴染の二人の昔の話と、今の話。
痛いほど伝わってきました。
母親のすごさ、娘に対する愛情を感じました。

辻村深月は、
嫌な軽薄な男を書くのが上手くて、
女性を包み込むような男を書くのが上手くて、
単純ないわゆるバカな女性を書くのが上手くて、
そして主人公はいつも悩んでいる。
その辻村ワールドが好きです。

辻村深月は、
何気ない事でも物凄くココロに残るというか納得する言葉にしてくれます。
------------
私は私の心にきちんと「素直」なのに、お母さんの言う「素直」はあの人にとって都合のいい「素直」なの。思い通りにならないって事を、こっちの責任にして怒るんだよ
------------
あぁ、胸が痛い。素直でありたいから僕は常に素直を心がけている。
そして、それを時には押し付けている。。。
素直にも色々定義があって、本人はほんとは素直かもしれないのにね。

本のタイトルの意味が分かった時、ゾクゾクっとしました。
母親の死ぬ直前のホントのすごさを感じました。

今は、もうホトンド忘れられている、赤ちゃんポストについても
改めて考えさせられました。
早速検索して調べます。

こういう本が好きだと言ってくれる人と知り合いになりたい。
そんな本です。

ほんまに、一度読んで欲しい本でした。

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アシェラッドの生き様を見ろ!

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。


今回の主役はアシェラッドでした。
主人公トルフィンの偉大なる父の仇役です。


アシェラッドかっこよすぎです。
表紙のまましびれます。
あんなにも頭が切れて、賢いアシェラッドの取った行動が
すごすぎて震えました。
意志があり、芯が強い行動に
読んでいてしびれました。

毎回、幸村誠が書く漫画には一つの大きなテーマがあると思う。
例えばプラネテスでは「愛」ですね。
最後のハチマキの名言は忘れることが出来ません。
ヴィンランド・サガは「故郷」なのかなと勝手に思っています。

今回、アシェラッドは自分の命よりも大切な何よりも大切な
「故郷」を守るため、行動を起こした。
結果、強烈なインパクトを残して死んでいった。

アシェラッドは最初はずる賢いだけの人だと思ってました。
話が進むにつれて徐々に頭が切れる、頭になる人だと感じた。
ずる賢いだけじゃなかった。男だった。
最後の最後まで死に方まで男だった。
器のでかさに恐れ入りました。


--------------------------
いいかげん先へ進めよ。
いつまでもこんな・・・クソくだらねぇトコでひっかかってねぇで ずーーーっと先へ・・・・・
トールズの行った世界のその先へ・・・・トールズの子のお前が行け
それがお前の本当の戦いだ
--------------------------
死ぬ間際のアシェラッドがトルフィンに行った言葉。
アシェラッドは全てわかっていたのですね。
分かった上でトルフィンを近くにおいていたのですね。
ホント最後までカッコよいです。


トルフィンは「故郷」を捨ててきた。
「故郷」とは人間の唯一の心の支えとも言える場所だと思う。
みんな裏切られて、仲間を失っても「故郷」だけは見捨てない。
そんな場所だと思う。
それすらも捨てさったトルフィンは何を考えて何を支えにして生きてゆけばいいのだろうか。
唯一の目的だったアシェラッドも死んだ。
今後、トルフィンはどうなるのだろう。

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紙の本植物図鑑

2009/09/23 12:36

イッツ スイートラブストーリー  甘すぎです。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

SFが苦手な僕は有川浩を敬遠していました。
しかし、StorySellerを読んで以来ファンになり、
SFは相変わらず手を出していないのですが、
この本は恋愛小説なので、読んでみました。

いやぁサイコーです。
草食系男子とでもいうんでしょうか、イツキいい味出してます!
ちょースイート・ラブストーリー
読んでるほうが赤くなるぐらい甘いイツキとさやか。
30過ぎのオッサンとしては電車の中では読めず、
寝る前に読みました。

突然の同棲生活で、ありえないだろそれと想いつつ、
二人の植物を交えての生活にほのぼのしつつ、
ラストの展開に泣いたり喜んだり・・・。
恋愛小説を満喫しました。

----------------------------
「 別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。
  花は毎年必ず咲きます。 」
文豪・川端康成
----------------------------
この文句、なるほどねと思った。
この小説では男と女が逆転してますが、
花を通しての想い出というのは毎年思い出すんだろうな。
一言「女々しい」と言えばそれまでだけど、
こういう考えの女性は好きだなぁ。

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紙の本凍りのくじら

2009/09/23 12:43

挫折しなくちゃ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なかなか読み進めなくて、時間が掛かりました。
なんだろう、主人公の心情が伝わるたびにココロ苦しくなって・・・。
ページをめくるたびに辛くなっていったんですよ。

内容は面白かった。SF(少し不思議な)物語でした。
辻村作品はテンポが緩やかで、
その分読み手が色々考えることが出来ます。
場面場面で僕だったらこう考えるなぁとか、
そういう見方も出来るのかとか考えながら読み進めれます。
あと、すごく心に残る言葉がちりばめられてるんですよ。
今回で言えば
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「挫折しなくちゃ。」
「全部を自分の責任だと認めて、その上で自分の実力がないのだと諦めなくちゃならない。精一杯、本当にギリギリのところまでやった人にしか、諦めることなんて出来ない。挫折って、だから本当はすごく難しい。」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
なるほどねと想いました。
僕よりも2歳ほど年下の辻村さんですが、
いつも考えさせられます。

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紙の本ふちなしのかがみ

2009/09/23 12:42

特殊な怪談話でした。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最高です!
夏にピッタリです!
ホラーですが、どすぐろいホラーではないので楽しめました。
昔はやったコックリさんやら、花子さんやらの話。
いいねーいいねー。

辻村深月はこれで4冊目です。
短編集なのですが、どれも良かった。
並び順も良かった。
好きなのは「踊り場の花子」「八月の天変地異」かな。
特に「八月の天変地異」はものすごく切なかった。

小学生とか子供だと大人と違って、
素直だから霊と関わることが多いんだろうなと感じた。

あとがきを読んで、
辻村深月の小学校時代が容易に想像できました。

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紙の本夜にはずっと深い夜を

2009/09/23 12:41

鳥居みゆきの世界を味わいました。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

お笑い芸人鳥居みゆきの初の小説です。
道尾秀介がブログで面白いと書いていたのを見て、
早速、本屋で購入し読んでみました。

ものすごく、面白いです。
鳥居みゆきの世界にはまりました。
鳥居みゆきのイメージどおりの内容でした。

最初の詩から、僕にはない発想で、度肝を抜かれました。
鳥肌立ちました。

表紙からは怖いイメージがあったのですが、
怖いとかは全然なかったです。
むしろギャグとかあって、面白い部分もありました。

女性のコンプレックスや偏った愛情を表現した短編集なのですが、
物凄く表現されていると思います。
他人には理解できないけど、
本人たちが思い描いている気持ちがよく伝わってきました。
一つ一つが独立してるわけではなくて、
どことなく繋がっているところも面白さが増しました。

そして、最後の詩で、最初の鳥肌が再来しました。
最初と最後が見事に調和が取れています。
この始まりにして、この終わりありです。

一番のお気に入りは「いちゃつき心中」です。
最高です。
オチがまた良かった。
ぶっ飛んだ妄想が良かった。
心中する時にその遺書は普通書けないと想うけど、
鳥居みゆきなら書ける気がします。

読んでみて、
続編が読みたくなりました。
でねえかな?
皆さん、どんどん良い評価を広めてくれませんかね?
好評に付き、続編出してくれるように。
そんな心配しなくても、
好評なのは間違いないと思いますが。。。

鳥居みゆき、やはり只者ではありませんでした。

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紙の本風の大地 50 心の怪我

2009/10/04 02:52

沖田の生き方、考え方に学ばされます。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公沖田の生き方、考え方、ものの捉え方が物凄く好きです。

読んでからいつも考えさせられます。
今回は、試合が終わった後の話で、
ケガをした状況でリハビリをする過程での話でした。
ケガに対する沖田の考え方が、度肝を抜かれるほど、感心します。

そして、周りの先輩、キャディー、パートナー、親友、ドクターの沖田への愛が、とてつもなく綺麗です。
登場人物からよく学ばされます。

沖田は自分と向き合うのが上手いです。
常に向き合って、状況を把握して、そして自分の心を決めている。
方向性を決めている。
こうしたい、ああしたい、というのが明確です。

そして、周りを大事にする。心の底から感謝する。
だから、周りの人も成長するし、周りの人から信頼される。

まったく勉強させられますよ。

---------------------------
あんたは苦しい時微笑んだ
ワシはなぜ微笑むことが出来るのか、理解できなかった。
ワシも微笑むことの出来る人間になりたい。苦しい時、悲しい時に・・・・
希望は遠い街の空ではなくワシらの住むこの街の空の下にあったと思う。
今出来る事を最善を求めてやればよかったのだ。
アンタはそれが希望に繋がることを教えてくれた。
---------------------------
キャディー・オールド・ジョーのコトバです

今日、風の大地を読んだ時、
微笑まなきゃと思った。笑わないと希望に繋がらないのだと。
笑わなきゃ。


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紙の本

2009/09/23 12:45

秀逸のヒューマンドラマを見た

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

帯の その番号は犯人からの挑戦状か。 に魅力を感じ購入。

読んでみて、
帯からはミステリー性が強いのかと思っていましたが、
そんなにミステリー性は強くなく、
ヒューマン性がかなり強かった印象です。

この本は好きな部類の本でしたね~。
起きた事件が人の過去と繋がっていて、
色んな人間模様が見えてきて、
親子関係、友人関係、ライバル関係、恋人関係が
なかなか見ごたえがありました。
引き付けられました。

いきなりメインの水口靖男の性格に引き付けられるんですよ。
かなり影がある感じで、
しかもものすごく人が良くて、
その周りのいかにもドス黒い人達との違いがハッキリしているので、
とても感情移入しやすかった。

最後のエピローグは
真実が語られ、
泣いてしまうのではないだろうかと思うぐらいの内容でした。
人を想うという事はステキな事ですね。
でも、
人を想い過ぎて間違った方向にいかないよう、
気をつけないといけませんね。

注文を付けるなら、
もう少し、警察に迫力を感じたかった。
警察の中身の話、人間関係も書かれていたのですが、
それが少し中途半端に感じました。
警察をメインにしていないのは好きだったけど、
警察の息遣いが伝わってこなかったかなぁ。
あとは女性に魅力を感じたい。
なぜ、皆川結子は魅力があるのか
が感じたかった。

西川三郎
かなり読みやすく、すっと入っていけて、
そしてウルッとくるヒューマンで、
気に入りました。

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紙の本リバース

2009/09/23 12:39

はたから見るとたんなるストーカーと思われてしまう。。でもね、愛がね真実に近づくのですよ。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

北國浩二の作品を読むのは初めてです。
いやぁ良かった。
もろ僕の好みの本でした。

本格ミステリってわけでもないのですが、
ミステリとしてもなかなか楽しめました。
しいて言えば青春ミステリとでも言うのでしょうか・・・。
読みやすくてすぐに読めました。
内容が軽いわけでもないのですが、
展開が速いので一機に読めました。

主人公の気持ちと周囲の反応とが物凄く違っていて楽しめた。
主人公側から見たら、そりゃあそういう行動するわな。と思うし、
周囲の人達から見たら、主人公は頭がおかしいと思うし、
誰が正しくて誰が間違っているってわけじゃないんだけど、
なんか悪循環で、負の連鎖で、どんどん悪い方向に行ってしまう。。。
でも、主人公の強い気持ちが結果的に「真実」に到達する。
まあ、後悔することも多々あるのだけど、
僕はアッパレをあげたい。

--------------------------
「 愛ってどういうことなのか、ほんとの意味でわかっていなかった。
でも、あるひとに出会って、少しはわかったような気がする。
うまく言えないけど、すごくつらいこともあったし、
後悔もいっぱいある。だから・・・ 」
「 だからきっと、もっと良い曲を作れると思う。
いや、ぜったい作らなきゃいけないんだ。 」
--------------------------
こういう発言ができるのは、
それまでの自分の想いと行動があってこそです。
こういう発言ができるような、
僕はそういう気持ちになりたいと感じた。

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紙の本宇宙兄弟 7

2009/09/23 22:01

日々人とムッタの兄弟は楽しい兄弟だ!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今回も期待に応えて、いや期待以上の内容でした。
なんっちゅうか、キャラがみんなステキなんですよ。

いい意味で子供の弟と、
こんな器が小さくて宇宙飛行士目指していいのか?と
おもっちゃうものすごく人間くさい兄貴と、
ノー天気な親
クソ真面目な真壁君とその家族
ほんとにカッコよい人だなぁと感じるアズアズ

もう最高なんです。

弟が月に到着した時の兄貴のガッツポーズと笑いと泣きに感動しました。
ひそかにオヤジのガッツポーズのカッコよさにしびれました。

実際に降り立った時の軽い弟にちょっと笑えた。
日本人初の月面着陸の第一声が「いぇーーーー」じゃねぇ。。
歴史的な第一声がこれだとね。笑うしかないよね。
っていうかちゃんとした言葉なんて言わなくてもいいよね。
だから日々人が正解

さぁ次は兄貴の番だ
兄貴の自分をわきまえているところ好きでっせ。
そして能力以上にラッキーで進んでると思っている兄貴好きでっせ。
ラッキーに頼る兄貴好きでっせ。

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紙の本追想五断章

2009/09/23 12:49

リドルストーリーに脱帽です

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いやあ、良かった。
期待通りだった。

米澤穂信はおもいっきりミステリーマニアと思ってます。
なのでミステリーファンの期待を裏切りません。

依頼人の亡くなった父の書いた5つの小説を探して物語が進むのですが、
22年前の事件が絡んできて、
見つかった小説を読むと色々と想像できて、
なんともワクワクです。

しかも、見つかる小説が全てリドルストーリーなんですよ。
リドルストーリーとは最後の結末が書かれていないのです。
最後の結末を書くと蛇足になったりして面白くない場合などに
しばしば使われます。

今回は、別に父が5つの結末を残していて、
小説が見つかるたびに、それを付け足して読んでみて、
なぜ、リドルストーリーにする必要があったのか
なぜ、この結末なのか
などを考えながら、謎解きをやるんですよ。
そこが良かった。
色々想像できた。

最後はなんというか、
悲しい気持ちになったけど、
それをリドルストーリー5つで描いた父の気持ちは
ものすごく大切な宝物でした。

去年の「儚い羊たちの祝宴」の最後の一行の魔術といい。
今回のリドルストーリーといい、
期待を裏切らない手法に満足です

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紙の本9の扉 リレー短編集

2009/09/23 12:51

最高の化学反応

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。


リレー短編集って読んだ記憶があんまりなくて、
ほぼ初体験で読みました。
なかなか面白い化学反応ですね

次の作家さんにお題を伝えて、それを小説にする。
こんなことが出来る作家さんたちはすごいです。

4人目鳥飼否宇「ブラックジョーク」に
2人目法月綸太郎「まよい猫」の登場人物がちらりと出てきたり、
その「ブラックジョーク」と
5人目麻耶雄嵩「バッド・テイスト」は
完全に続きのお話ですし、
しかも続きの話だと最後のほうまで気づかなかった。
脱帽でした。

7人目貫井徳郎「帳尻」と
8人目歌野晶午「母ちゃん、おれだよ、おれおれ」も
完全に続いてます。
こんなんアリなんだぁ!とニコニコしてた。

1人目北村薫「くしゅん」だけちょっと話が違うかなぁと感じつつ読んでると、最後辻村深月「さくら日和」でものの見事に繋がっており、
満足度が増しました。

あとがきは今度は最後の辻村深月から戻るやり方で
それはそれでどういう趣向で書いたかがわかり
さらに満足です。

リレー短編集なので、
どれが良かったとはなかなか言いがたいのですが、
まあ見事にバトンを繋いだ麻耶雄嵩と歌野晶午とが良かったかな。

最後の辻村深月の小学生の気持ちの表現の仕方には
いちいち納得できて脱帽でした。
本当に小学生が書いているのでは?と思うほどです。
そして題名にふさわしく少しお母さんの行動がサクラ日和でした。

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対岸からみたら違って見える。それをあらわすこの本はすごい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本テレコムShortTheater「心をつなぐ言葉たち」などで掲載されたものをまとめた短編集で4年ほど前に発売されています。

江國香織、辻仁成の「冷静と情熱の間」みたく同じ場面を違った視点で綴られたストーリーがセットになっています。

作家はみんな有名な作家さんで豪華ですね~。

ひとつが4,5ページで12×2の24編なので一気に読み終わりました。
通勤時間などに読むのに最適な感じがします。

私は有栖川有栖 小川洋子 唯川恵 の作品が気に入りました。
中でも小川洋子の「電話アーティスト」は心温まる物語で良かった。
「人を好きになる」ってこういう事を言うのだなと思った。
人を好きになっている人の家族も幸せを感じていて、
それが感じられる文章で心がホッとしました。
一番のお気に入りです。

ミステリー好きとしては
有栖川有栖の「震度四の秘密」は楽しませてもらいました。
秘密はいけませんぞ( ̄▽+ ̄*)

唯川恵の「<ユキ><ヒロコ>」は
この2視点から綴る手法を上手く使っているなと感じました。
ぱっとみると幸せだろう人とそうじゃない人でも、
本人はそう思っているとは限らないってところ。
なるほどな~と感じました。

他にもお気に入り作家である
北村薫 伊坂幸太郎 三浦しをん も満足しました。

あえて言うなら、
ひとつぐらいはすごく暗い話やハラハラドキドキする話
が欲しかったかなぁ。
例えば道尾秀介とか入っているともっと気に入るのだけど。
あ、4年前ならまだ道尾秀介は有名じゃなかったか。。

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紙の本花と流れ星

2009/09/23 12:48

道尾ワールド満載の短編集でした

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

真備シリーズの短編集です。

えっと、大ファンなのですが、
真備シリーズ2冊を読んでいない。
なんちゅう不届き者なのでしょうか。
ゴメンナサイ。

常々、道尾秀介は、
「人間の真相心理を書くにはミステリー技法が一番」
と言っています。
それを如実にあらわしたのがこの作品集だと思います。

どれも、打ち明けられない過去があって、
その過去が悲惨な事件を起こしたり、起こそうとしたりする。
辛い物語の連続でした。
まさに道尾ワールドでした。

一つ目の「流れ星の作り方」は夢十夜で読んでいたのですが、
再読してもやはり面白かった。

「モルグ街の奇術」のトリックはニヤリとしました。
いやぁそれぐらい俺でもわかるよ~。
って想って読んでいて、その通りになって、
ほらね。
と得意げに想っていると、
最後にやられました。。。
二歩も三歩も先をいく展開に脱帽です。

「オディ&デコ」の事件日の使い方、さすがですね~。
気づかないっすよ。
普通にああ、そういう季節の話なんだなと想っただけだもん。
それが事件の解くカギになるとか想わないっしょ。

「箱の中の隼」の伏線の回収はさすがです。
コーヒーの伏線とか唸りましたよ。
冒頭で???が頭に浮かび、なんだこれ?と感じていて、
読んでいるうちにそれを忘れていたのですが、
最後におおおおおおおおって感心しました。

最後の「花と氷」はヒューマン性が強く感じられました。
おじいちゃんの気持ちが人間くささが伝わってきました。
トリックも結婚式のブーケプルズとかかっているし、最高でした。
一番好きかも。

豆のにしかわのコーシーのみたくなりました。

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